2007/09/21

南の島での家づくり -引越2ヶ月後での所見(窓の位置)

我が家は東西南北、全てに窓を付けた。
これは正解!

家の中に風が入ると、30度を超えていてもクーラーはいらない。
(風がないとそりゃ、暑い)
東京に居た頃は26度くらいでも冷房していた。
奄美は風があるだけでびっくりするくらい涼しいんです。

で、風はどう吹くかというと、気象状況で思いっきり変わる。

我が家に限って言えば、

熱帯低気圧/台風が接近していない穏やかな日は、
昼間は海から裏山へ、夕方から裏山から海に風が抜ける。
だから、海側の窓と裏山側の窓の2か所を開けると、
すーっと風が抜けていく。

南にいっぱいの窓って、東京にいると思っちゃうけど、
絶対に気を付けた方がいい。
なんてったって、真冬だって風さえ吹かなければ温かいし、
夏の太陽では室内がすごい温度になっちゃう。

穏やかな時は全部の窓を開けているけど、
太陽光線が強すぎるので日差しが入る時間帯(=午前中)は
シャッターを途中まで下ろしているか(風が強い時)、
ブラインドを下ろす(風が弱い時)ことになる。

熱帯低気圧とかが来ると、南東の風(太平洋から東シナ海へ)になって
凄まじいスコール付きになる。
その時は海側(東向き)と南側の窓は絶対に開けれない。
ただし、台風でなければ風の向きは一定なので、西と北は開けていられる。
ちなみに台風の時はどっから吹いてくるかわからないので、窓は開けれません。


東西南北全部に窓があると、だから便利なんです。


で、窓の大きさだけど、これも大事。

我が家は、
海側(東)は下から上までの窓。
南側は和室の1か所に腰高の窓。
道路側になる裏山側(西)は風通しのためだけに作った小窓がいっぱい。
北側は土間付きのほとんど勝手口になっている下から上までの窓。

太陽光をさえぎる方法、虫の侵入を抑えることも視野に入れないとね。
我が家は建てた後までこの2つの重要性を考えていなかった。

太陽光については、
シャッターとロールカーテン/ブラインドで対応しているけど、
何時から何時までが温室状態になるのかを考えていたら、
少しは窓の配置や大きさを変えていたかも。
たとえば和室1か所の南窓。
もっと小さくして、腰高ではなくてもっと高い位置にしてたかな。

でも、幸いなことにそれ以外の大型窓はすべて海側なので、
午前中だけが温室で済んでいる。
裏山側の窓を大きく取っていたら、西日地獄になっていたはず。
おー、こわ!

虫の侵入は、
飛んでくるやつは網戸以外に対処しようがないけど、
這ってくるやつが多い場所(草が周りにある、たとえば庭)は
下からの窓にしない方がいいかも。
ちなみに20~30cmくらいの高さなら、物ともせずに上ってくるよ。

我が家の場合、土間が最大の侵入経路(日中あけっぱなしだからね)。
まぁ、防虫剤散布で今は侵入を食い止めてるけど、玉に撒くのを忘れると
「忘れたでしょ?」って虫が教えてくれる。
この間は夜テレビを見ていたら、ソファをコオロギが横切って行ったよ。



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