2007/08/31

月明かり

昨晩、晩御飯を家で食べていたら、外が妙に明るいのに気がついた。

犯人は「月」。

海に月光が移るんだよね。
都会だと周りの照明で消されちゃうけど、田舎ではお月さまはこんなに明るいんです。




2007/08/30

家づくり反省点 -ワイドな窓

我が家は海側は窓だらけ、全室オーシャンビューにした。
我が家ばかりではなく、Iターン者の傾向らしい。
「都会者がよくやるけど・・・。台風の時は大変だぞぉ。」が島の人々のコメント。

だから、我が家の窓は全部、台風等の暴風雨に備えて全部シャッターがついている。



で、特に問題となるのが、
この手の横幅がかなり広い窓。

見た目は相当格好よくなる。
何といっても、遮るものはないからね。


で、ワイド窓の何が問題かと言うと、

1)通常のシャッターでは暴風を支えきれないから、窓の中央に支柱を入れるなどの準備が結構大変。

2)窓自体が重いので、開閉が大変。

3)窓の開閉に時間がちょっとかかるから、夜なんかではその間に虫が滑り込んでくることがある。

小さい窓を複数つけた方が、生活は楽だったかな。
これから南の海辺に住もうと思う人は参考にしてね。


2007/08/29

群倉

これ、昔使われていた穀物倉庫です。

1個だと「高倉」、複数あると「群倉」。
で、何と、この漢字、「ぼれぐら」って読むんですよ。

何でも釘を1っぽんも使わない、虫が嫌う木で作ってあるそうな。

貴重な建造物だけど、今では南の大和村(やまとそん)に残っているだけ。

http://machi.goo.ne.jp/snd/spotID_TO46010423/leisure/details.asp

マテリアの滝に行く途中で撮りました。
数年前に見た時は、草も刈ってあったような・・・。
文化財を過疎の村でどう残すか、課題です。



皆既月食を見ていたら

昨日は皆既月食。


奄美ではとてもよく見てた。
陰になった部分はうすい影ができたようだった。

この写真は、一昨日の送り盆の満月を庭から撮ったもの。
残念ながら、我が家の低解像度カメラでは、皆既現象を捉える事はできませんでした。


でも、月明かりがとっても明るいのはわかるでしょ?










で、珍事件が皆既月食中に。





何やらこそこそっと横に動いていくものを玄関土間に発見。





また、巨大なクモかバッタか???と思いきや、
犯人は「蟹」でした。

ま、目の前が海だから、蟹がいても驚くことではないんでしょうが・・・。














2007/08/28

ハローワーク 認定日

今日はハローワークの失業認定日。
あれだけ根掘り葉掘り旦那の会社移転の話を聞かれただけあって、3か月の待機期間はなく今月から支給開始になった。受付に深謝。

でも、失業認定の後に就職活動状況を根掘り葉掘り聞かれる(きっと奄美じゃなくても、全国共通)。
すっごくいやな感じのオジサンたちが並んでて、

オジサン「今日は失業認定となりましたが、どんな活動をこれからするんですか?」

私「もともとは経営コンサルタントだったんですけど、この島にはそんな仕事はないのは知っているので現在どんな仕事がいいのか検討中です。」

オジサン「そうですね、ここではコンサルタントの求人はありません。求職案内で興味のあるものはありましたか?」

主な求人は、看護師、介護士、建設現場関連、タクシー乗務員、調理スタッフ、ホールスタッフ、受付/一般事務(当然年齢制限あり)、損保代理店といったところか。

私「経理とか、翻訳/通訳とかならなんとかなるんですけど。でも、経理も実務端じゃないし。」

オジサン「即戦力でないなら、経理はあきらめた方がいいでしょう。英語を使う仕事もほとんどないですよ。ここに来る外人さんたちは片言の日本語を話せるし。もう少し現実的に考えて、来月の失業認定までに活動してきてください。」

・・・

ということで、今月から職探し。
しっかし、今までの奄美の役人さんたちはみんな親切丁寧だったけど、こういう問診系の役人さんたちは全国共通同じキャラクターだとしみじみと思った日だった。


2007/08/27

家づくり反省点 -玄関アプローチ

我が家の玄関前は、ご覧のとおり、車回しがある。
入口が2か所、手前と奥。
門は作らなかった。



道路からの距離をどうするかで旦那と大もめしたが、結論は車1台が玄関前を通過できる私の案採用となった。



で、この車が通れる道路?を何で舗装するかが次の論点。



議論されたのは、

1.コンクリートで固める。
2.玉砂利を敷き詰める。
3.何もしない=土のまま


予算から2.案の変形の「砂利」となった。


ところがである。
ご近所から、「台風の時砂利が飛んじゃうんじゃないの?」との指摘あり。

現に、このMさん宅。

海へのスロープを自宅敷地に作った。

白い扉の車庫の中にはプレジャーボートがあり、それを家から乗れるようにするのが夢だったとか。


で、スロープ手前を最初は砂利にしていた。

そこへ台風が。


スロープ部分から波が侵入し、砂利の大半が道路に押し流されてしまったとか。



ご近所さんの家はみんな、芝生かコンクリート。


で、我が家も砂利部分を固めることになったのである。

2007/08/26

我が家の対岸

カヤックの先生の長谷川さんが写真を撮っていてくれた。

道路もないので、船でしか上陸できない初めての対岸で、夫婦してしばらく浮いてました。

日本に見えないよね、ホント。






2007/08/25

奄美のお盆

奄美は旧暦で動いている島だ。



今年のお盆は8/25-27。

島民の皆さんは入り盆の今日は外出しないで、家で一晩中ご先祖様をお迎えするんだとか。

いろんな家で七夕の笹がはためいている。

あらゆるスーパーで美味しくなさそうな砂糖菓子や切り花を売っていて、みんなすごい勢いで買っていく。


お中元コーナーさながらの贈答品(どうやら親族集合時に持っていくらしい)コーナーでも、びっくりするような人ごみが出来ている。

東京にいた時は「お盆=夏休み」でしかなかったけど、ここでは本当にお盆をしています。



2007/08/24

庭木紹介 -ブーゲンビリア

我が家の庭は2つに分かれている。


1)道路に面した玄関回り
2)海に面した芝生庭


海に面した芝生庭は、別に植物が嫌いで芝生だけにしたわけではない。
あまりに海が近いので、もろに塩を被る。
だから、芝生以外はほとんど枯れるらしい。


外人村の他の家も、何とかがんばってるソテツ http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/sotetu.html 以外は全滅したとか。

ソテツはも毒蛇のハブ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%96_%28%E5%8B%95%E7%89%A9%29 を呼ぶとも言われているので、我が家はパス。

結果は芝生だらけの庭になった。
それでも、花が咲く木が欲しかったので(何といっても奄美は一年中なんかの花が咲いている)、造園屋さんと相談。
ただし、造園屋さんとの会話は写真なしの植物名称で行われたので、かなりの難儀だったのも事実。
奄美の人にとっては何でもない植物の名前も、東京育ちの私にとっては宇宙語に匹敵する。
でも、都会で目にする植物は亜熱帯では育たないし、我が家の厳しい塩だらけの立地で何が育つのもわからない。
だから、簡単なリクエストだけして後はお任せになった。

<私のリクエスト>===>結果

すらっとした背の高いヤシの木===>ワシントンヤシに


ディゴかディゴもどき===>ディゴ


注)ディゴもどき (写真)
学術名:聞いたけど忘れた。
ディゴよりもドギツイ真っ赤な花が盛り沢山に咲く。




















ハイビスカスか、ブーゲンビリア(要は年中奄美で咲いている花)===>両方植えられた

その時々で咲く花===>つつじ、シャリンバイ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4 、クロトン http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kuroton.html



で、今日はブーゲンビリアについて。

イメージはこんな感じだった。





















現在のお姿。
庭の左右に植わってます。

いつぐらいになったら、イメージに近づくのかなぁ・・・。


でも、ちなみにまだ背丈が30cmくらしかないハイビスカスはがんばって花を咲かせてます。
偉い!













家づくり反省点 -土間の勾配

我が家には3か所、土間がある。


*玄関


玄関の扉を開けると、
横に棚と折戸しかない下駄箱が脇にあって、
左に日本間、
右にリビング/階段につながる踊り場に、
正面は海につながる。



結構広いスペースで、我が家の自慢の一つ。











*ダイニング横

上は自慢のバスルームなので、強度的に部屋にすることは決まっていた。

だから独立型のピアノ室にしようとしたけど、
旦那が「狭い!」(ピアノを弾くのは旦那)の一言で、
土間にした。

















*洗濯部屋横 (勝手口)


上部は洗濯ものが干せるように、竿がかかっている。

奄美は結構スコール級にわか雨が降るので、雲行きがおかしい時の必須場所。

もう少し広くてもよかったかなぁ・・・。



駐車場は日本間側(西側)と勝手口側(東側)の2か所あるが、買い物帰りに大量の荷物を下ろすことが多い。

それに海から帰った時はこの脇にあるシャワーを使うので、とにかくこの勝手口はすごくよく使う。





で、本題。



ミサワホームから、「勾配はどうしますかぁ?」と何度か聞かれた。


最初に聞かれたときは、
私「こうばい????」
ミサワホーム「傾斜をどうするかなんですけど」
私「・・・」


マンション暮らしだった私は、勾配の重要性を全く認識していなかった。
だけど、ミサワホームの福丸さんが気を利かせて、勾配を取ってくれていた。


なんと言っても、ここは奄美。

庭に水捲きすれば芝生の枯草もサンダルにたくさん付くし
(今は養生中なので砂もいっぱい捲かれている)、
泳ぎに行けば砂の付いたサンダルで土間に入るし、
虫はわんさか遊びに来ては他界するし、
通販の梱包段ボールは土間で解体するし
(細かく切って30cm角以内にするか、ひもで縛ってさらに指定ごみ袋に入れる)、

なんて状況なんで、結構土間は汚れる。


さらに、土間は急な雨が降って来たときの洗濯物干し場になるし、
暴風雨の時は外に置いてあるものの緊急避難場所になる。

カンカン照りの時は日陰で風が抜けるので、アイスコーヒーやビールが美味しくいただけるし。

だから、気持ち的にはいつもきれいにしておきたいじゃない。


そこで、「勾配」が重要になるんです!



汚れをいちいち箒とチリトリで取るなんて、都会者の思考回路。
(実は東京でかわいい箒/チリトリセットを買って持ってきたが、サイズが小さすぎた。
ここではホテルとか駅とかで使う横幅30cm以上のもんじゃないと役に立たない。)


だ~っと水を流して、ブラシで擦る!
これに限ります。


虫も砂も全部水に乗って外に出ていく。
特に、網戸やシャッターの外溝には、砂、葉っぱ、虫が挟まっているので、
高圧洗浄とは言わないまでも、ホース&ノズルで水鉄砲のごとく豪快に噴射させないといけない。


こんな生活シーンは設計のときには全く考えていなかった。
(だから役立たずの箒/チリトリセットを買っちゃったんだけどね)


<感謝>
考えたらずのオーナーをよくぞサポートしてくださいました。
勾配がなかったら・・・なんて考えたら、ぞっとします。
ミサワホーム福丸さんに深謝です。


2007/08/23

幼友達

う、またタイトルだけであっぷしてしまった。
すいません。

実は昨晩も深夜までの近所宴会であった。
夕方6時前くらいに、Kさんの奥さんのお父さん(番屋のご主人、漁師)から突然のお誘いが。

おとうさん「今、幼馴染がお盆(こっちは旧暦で、今週末がクライマックス)で帰郷しているから、娘の家で宴会するからどーぞ」
御嬢さん二人はいるもの、Kさんは知り合いの不幸でお通やに、奥さんは仲間と宴会で、不在。
にもかかわらず、誘われるままKさんの家に。
Nさんも登場、近所大集合の宴会になってしまいました。
おとうさんは本当に外様村の住人を気遣ってくれます。

おとうさんが庭に宴席+番屋のお刺身、伊勢海老焼きなどの宴会料理を並べて、友達が来るのを待っていた。

お友達は3人で、お父さんと小学校から高校まで同級生だったとか。
一人は東京のテレビ局に勤めていたが定年したので、今年は長めに滞在しているんだそうだ。

思い出話や奄美の話をしながら、お月さまを見て、なんだかすっごく心温まる晩でした。

幼友達

カヤックデビュー

引っ越す前にゆりむんや http://yurimunya.chu.jp/ のご主人に紹介してもらった、
Gulfblueの長谷川さん http://www.k4.dion.ne.jp/~gulfblue/ に今日からレッスンをお願いした。

長谷川さんもIターン者。
沖縄から奄美にカヤックで来て、奄美にほれ込んでしまったとか。
薬剤師の奥さんのお子さん二人を連れて、今年2月に移住してきた。

シーカヤックの全くの初心者なんで、
船の装備の説明を受け、
出航前準備を教えてもらい、
いざ海へ。

我が家の目の前から出航して、念願の対岸へ行った。
何といっても対岸は道路がないから、船でないと上陸できない。

パイナップルと見間違う「アダン」の木 http://blog.noevir.jp/blog/a/10000808.html がたくさんあって、実が落ちているところに発狂しそうなくらいの数の3cm級のヤドカリが群がっていた。
不遇の画家、田中一村が書いた絵の素材もきっとこんなんだったんだろうな。

ボートとでは味わえない静寂さを満喫して、今日のレッスンはおしまい。


我が家の近所には、まだ船でないと上陸できないビーチが山ほどある。
がんばんないとね。




釣果

近くの番屋のご主人は隣人Kさんの奥さんのお父さんで、漁師もしている。

先日のバーベキューであまりに釣れない我が家に同乗してか、お店に出す魚取りに一緒に連れてってもらった。



釣れたのは「アオダイ」10匹。

http://www.zukan-bouz.com/fuedai/aodai/aodai.html です。



島言葉で「うんぎゃるまつ」。

最初はなんて言っているのか、わからなかった・・・。



お店の女将(=奥さん)が7分で3匹おろして、1匹を刺身にして持たせてくれた。





我が家の晩ごはんになりました。

*刺身
*煮付け
*塩焼き
*あら汁







近所ってすごい!


と思っていたところに、お隣のNさんの奥さんが。

作りすぎた豚の角煮をおすそ分けしたところ、そのお返しといって、マンゴと釣った魚2匹を持ってきてくれた。

今夜も買い物に行かない済む+新鮮な魚の塩焼きだぁ!

ハローワーク

昨日はハローワークの「初回説明会」だった。
月1回のペースらしい。
30人くらいいた。
どうも奄美大島以外からも来ているようだ。

30分くらいだろうとタカをくくっていたら、2時間コース。
最初に鹿児島県内の有効求人倍率とかの募集状況の説明。
何と0.32、沖縄に匹敵する低さだ。
仕事はないとは聞いていたけど、数自体が少ない上に募集の大半が月7~12万円くらい。
地域格差を感じた時間だった。



2007/08/21

うちのヤシの木

造園屋さんに「背の高い、すらっとしたヤシの木がいい」とお願いして植えられたのがこれ。



台風4号に備えて、葉っぱの部分がしばられたままになっている。

いったいどんなヤシの木になるんだろう???

奄美にはヤシの木の種類もたくさんあって、どれがワシントンヤシなのかさっぱりわからなかった。
ネットで検索しても、観葉植物ショップのカタログばかり。
成長したら、どうなるんだぁ?

で、やっと見つけた。
shu(^^) Homepage, ワシントンヤシ (Washingtonia filifera)

来年にはこうなってるはずって造園屋さんは言っているけど・・・。

スコール

さっき、すごい雨が30分くらい降っていた。
今はスカ天だけど・・・。

海にまで雨の滴跡がくっきり。
こんな雨の王冠も見る気になるのは、この島のスローライフな雰囲気ならではなのかも。




2007/08/20

家づくり反省点 -プリーツ網戸

我が家は窓だらけの家で、かつ開口部の大きな窓がたくさんある。

群を抜いて大きいのが、玄関土間の全開口型の窓。
その隣にも、片側押し出しタイプの窓。
さらに、階段や書斎コーナーの風取り用の下部押し出し窓。

これらの窓には、プリーツ網戸が付いている。

亜熱帯の屈指の昆虫天国である奄美に住む以上、虫はどこからでも侵入してくるのを前提に網戸をつけたんだが・・・。

今日は曇りで風も穏やかだから、網戸をしている。
しかし、この間通過した熱帯低気圧下では、網戸が風でたなびく、たなびく。
壊れるといけないから、網戸は畳んで収納することに。

梅雨が明けると蚊は皆無なくらいいないけど、夜になれば
”かなぶん” http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%B6%E3%82%93が飛んでくるし、

”むかで” http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%80%E3%81%8B%E3%81%A7 は土間から侵入を試みようとする。
気を抜くと、蜂も飛んでくるし。



で、恐ろしいことが・・・。


この窓、階段の踊り場あたりに付いているんだが、引っ越してきた当初、24時間あけっぱなしにしていた。

およそ2週間後に東京のマンション売却で5日ほど家を留守にしていた。
=通算3週間


その間に・・・


東京から帰ってみたら、窓枠部分に見たこともない何かの昆虫の巣ができていた。


旦那が取り除いたんだが、後日、どうやらその巣はスズメバチの初期巣だったらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Kogatasuzumebati-su.JPG とよく似たやつだった。


おー、知らないって怖い!


網戸をしっぱなしにして、窓を開け放っていたから、どうやら軒下と同じ環境になってしまったようだ。

それ以来、夜はプリーツ網戸の窓は全部閉めることにした。


プリーツ網戸+開口窓ってかっこいいんだけど、島にはあんまり向いてないようだ。


<理由>
1)窓を閉めるためには、プリーツ網戸を開けないといけない。
===>網戸に張り付いている虫たちを一度追っ払ってから、プリーツ網戸を収納しないといけない。

2)「風が強い時には網戸は使えない。

3)プリーツ網戸の下の部分、島のど根性虫たちの中には苦もなく潜り抜けるのが結構いる。

2007/08/19

家づくり反省点 -ロフト

我が家の書斎コーナー脇には、納戸&ロフトがある。


下の部分が、ミサワホームオリジナルの「蔵」で、上の部分がロフトになっている。

蔵の収納力はかなりのもので、本、書類、旅行鞄、今は暑くて敷く気にならない絨毯など、盛りだくさんのものが入っている。

自由が丘のオーナー宅見学会に行った時に、子供部屋に蔵があって、そのうえをベッド代わりにしているのを見たのがきっかけ。

収納部分の天井高が高くても、上の空間はあまり活用できないから、グッドアイデアだと思って取り入れることにした。







ご覧のとおり、結構ロフト部分も広い。

キングサイズのベッドくらいの広さはあるから、遊びに来た人が寝泊まりしたり、昼寝スペースにしようと思った。

ただし、難点が・・・。

蔵とロフトの天井をどこで区切るかを間違った。

蔵の天井高が140cmにしたため、ロフトの入り口となる開口部の高さがちょっと不十分になってしまった。
= 入り難い。

ロフトへは梯子を使って登る。
梯子自体は可動するものの、固定杭があるので安心。
手すりもつけたし。
ロフト内の天井も屋根の傾斜部分を取り入れているので、不便はない。

でも、入り難いのである。

<反省>
平面図ばかり見ていて、立体図の頭がなかったのが敗因です。



芝生の水やりに強い味方が


これ、スプリンクラー。
近所のビッグ2で695円でゲットした。
簡単なつくりだが、結構役立つ。
ホースで水やりをしていた頃に比べると、断然楽になった(旦那が)。
こんなものがわんさか売ってるだから、島ならではだよね。

ご近所BBQ

外人村(本土からのIターン居住区)の中で、唯一島育ちのKさんご一家がバーベキューに招待してくれた。

行ってみると、外人村の住人以外にわんさか島民友達も来ていて、夜中まで盛り上がった。
島民の皆さんは魚介類は食べ飽きているらしく肉中心だったが、それでもサザエの坪焼が死ぬほど出てきた。

このシーズン、夜8時くらいにならないと真っ暗にならないし、蚊とかもいないので、屋外でのバーベキューは結構頻繁に行われるようだ。

50キロの炭を使うグリルやガスコンロくらいの七輪、何リットル入りなのかわからないほど巨大なクーラーボックス(その中にはビールが山ほど)、焼酎を飲むためだけに用意された氷しかはいっていないクーラーボックスなど、ケタ外れて装備も大きい。

宴会最後の記憶は当然なく、翌日の午後になっても二日酔いになってしまったが、島ならではの豪快さを堪能した夜だった。

2007/08/18

裏山の展望台

引越して1か月以上たって、やっと裏山の展望台に行った。
裏山と言っても、自然観察の森。
でも、ほとんど人はいなかった。

目の前の湾が一望できる。
生憎の天気が残念かな。
台風の影響で、いまだ晴れ時々曇り、一瞬雨でした。

2007/08/17

家づくり反省点 -ピクチャーレール

問題の絵の話は以前書いた。


5mの吹き抜け天井にピクチャーレールを取り付けたのはいいが、どうやって絵を掛けるかを大いに悩んだ件だ。
引越屋からは「絵を掛けるのは駄目です」ときっぱりと断られた。


この通り、今は絵が掛かっている。

親切な電気屋さんとカーテン屋さんのお陰である。シーリングファンと吹き抜け上部FIX窓のロールカーテンの設置の際に足場を組むので、その時に一緒に掛けてもらった。










設計段階で吹き抜けなのは頭では理解しておきながら、考えなしで「ピクチャーレール取り付けてくださいね」とかなり早い段階からオーダーしてしまった。

これまで3回マンションを変わったが(今度が4回目の引越)、ずっと働いていたので早く片付くようにレールとかは引っ越す前に頼むのが常だった。
この癖が今回も出てしまった。
確か、間取りがほぼ決まって、設備を決める段階だったと思う。



実は居間と同様のピクチャーレールがもう一か所ある。


階段天井である。


居間の吹き抜けと同じ、階段も2階部分まで吹き抜けなのである。


ここは絵を掛けるのは今現在、諦めている。





さらに、寝室にもピクチャーレールを付けてもらうのを同じ時期に頼んだ。
= 照明はこの時点で確定していない。

照明は間取りが決まったころに、潮留の松下ショールームに行ってアドバイザーと間取り図を見ながら下決めをしていた。

「同等品でいいから詳細設計してください」と、その後MISAWAに丸投げして、すっかり照明については忘れていた。

内装確認の時になって、ばたばたと変更を照明についてもやってしまった!
で、寝室はこの細長く見える、上下から光が洩れる照明が片壁に付いた。
「絵がライトアップされてばっちりだよね」と心の中で思いながら・・・

しかしである。ピクチャーレールはこの照明の上に付いていた。
今はしょうがないので照明の間から付けれるこの1か所に絵を掛けている。
さらに誤算が・・・。
我が家のリビングダイニングは窓だらけにした。
海が見えるように。

ご覧のとおり、どこからでも海が見える。
この景色があると、絵を壁に掛ける気がしないのである。
家を建てることが決まってからも何度も来ているし、引き渡し時の後に引越した。
だから、景色も頭に入っていたはずなのに、「どこにどの絵を掛けるかは引っ越した後に考えればいいや」になってしまった。
おかげで、必死の思いで梱包した絵の大半は今は「お蔵入り」している。
<反省>
マンションという平面から2階建の一軒家に移る
===>立体的にイメージを考えないと駄目
海の前に住む
===>景色を考慮してインテリアを考えないと駄目
ピクチャーレールは照明を決めて、家具を決めて、引っ越してから付ければよかった・・・



2007/08/16

間取り紹介 - 2階

さぼっているわけではありません。

2階の紹介です。



2階は1室だけが扉があります。

ここは書斎コーナー。
右手にロフト、左手にベランダ。

















渡り廊下のような、吹き抜け廊下の先に寝室と自慢のバスルーム。


この吹き抜け、気持ちいいのと経済効率のトレードオフになっているかも。


天井高が5mあるから2階、1階から見た開放感は最高だけど、1階にあるエアコンが・・・。


1階にある2台のエアコンの温度を26度に設定しても、がんばって室温は28度が限界かな。

扉のある和室、寝室のエアコンは設定どおりになるんだけど。



細かい仕様の自慢点、反省点は沢山あるけど、今後のお楽しみです。

やっぱ晴れるといいよね -釣船

2軒どなりの板橋在住のM氏ファミリーと一緒に釣りに行った。


馴染みの船があるから、チャーターして行くくところに便乗。

3時から出向して4時間ほど釣りを楽しんでまりました。

船長は大阪から7年前に越してきたイケメンでした。

何でも2週間前にゲットした船とか。


やっぱ海はいいですよ。




釣果は驚くほど大したことなかったけど、久々のお天気の元船で海を疾走すると、ほんと、奄美にいる~ぅって気になります。














釣れたものを「オジサン」なる、鯰のようなひげを持つ魚3匹と
鰺と鯛を足して2で割ったような「・・・」(何度聞いても島魚の名前は覚えられない)と
コチっぽい蒲鉾の材料になる魚でした。




ちなみにこれはオジサン。








日ごろの行いが悪い亭主も最後に1匹、オジサンを釣ることができました。


まるで、巨大な線香花火が沈むような夕日を見て帰る、大変ご満足できた釣りでした。











土盛海岸

今日は熱帯低気圧も去り、久々の快晴。
朝から30度、でも32度くらいまでしか上がらないから、本州に比べると涼しいのかも。

で、久々に泳ぎに遠出した。
といっても、我が家から30分くらいだけど・・・。

場所は土盛(ともり)海岸。
太平洋側で、空港より5分くらい北に行ったところにある。

太平洋側はリーフが発達しているので、干潮時は泳げないところが多い。

でも、土盛海岸は別。
島でも結構海水浴?のメッカらしく、珍しく地元民も大勢くる。
といっても、最ピークの混んでる時でこの状態。
江の島海岸とはえらい違いだ。

ただし、残念ながら今日は潮が結構入っていて、いつもほどの透明度はなかった。
いつもなら、大中小の熱帯魚、ブダイなんかすっごく見えるんだが。

視界が悪いので、早々に切り上げ帰宅。

帰宅後は水着のまま低気圧で塩だらけになった我が家を水洗い。
これをやらないとあっという間に錆だらけになっちゃうんだよね。
殆ど水遊び状態で、外壁、シャッター、窓、ドア、土間に水を掛ける。
島には高圧洗浄機なんかも気軽に売っているし、我が家もゲットした。
やっぱ島暮らしには一家に一台かも。







2007/08/14

間取り紹介 -1階

熱帯低気圧も去ったようだ。
やっと太陽が出て(光線も心なしか穏やか)、暴風ではなくてさわやかな風が吹いてきている。

家の整理も落ち着いたので、間取り紹介と設計反省点を少し書こうかと思う。


我が家は巨大な2LDKだ。

1階で扉が閉まる個室は、来客が泊まる時の日本間だけ。

後は
*リビング(吹き抜け)
*ダイニング
*食器・食料収納庫
*シャワー室(と呼べるほどのものでもないが)&洗濯室 に加えて
*土間がある。

玄関を入ると、まず土間。
これには相当こだわった。

*ドアを開けると庭まで抜けれて、
*全開口の窓にして、
*タイル張りで、
*網戸はプリーツ網戸で視界を妨げないようにして、
*来客のプライバシーも守れるように、日本間をリビングから分離するようにして
*横幅も相当取る  のがリクエスト。

で、出来がりがこれ。

ばっちり、海が見えるでしょう!










我が家は海から7m(要は庭の幅)なので、
この土間が結構くつろぐのに最適です。













で、日本間の反対側に土間をはさんで、



玄関&会談

リビング

食堂

小さい土間(2畳ぐらい)  と一直線につながっている。

要は全室オーシャンビューにしたかっただけ。
だから、やたら長い。
この小さな土間の上はこだわりぬいたお風呂場で、それを支えるためのスペースだ。
最初はピアノ室にするつもりだった(旦那が弾く)が、

「こんな狭いところは嫌だぁ!」ということで取りやめ。
で、結局土間にした。

これが結構便利。

庭から入る入口は多い方がいいだろうと思ったけど、まさにそのとおり。

何といっても、我が家は横に長くて幅がない家だから、この小さな土間から日本間まで20mあるんだ。
この写真は、この小さな土間から撮ったもの。


細かいところでは幾つか反省点はあるものの、間取り的には今のところ大満足です。

2007/08/13

奄美到達までの経緯

最初から絶対奄美と決めていたわけではない。
単なる「いつか島で暮らせるといいなぁ」状態から10年くらいかかったと思う。

結婚当初は「いつかは田舎で」くらいの気持ちだった。

旦那は元ロッククライマーなので、八ヶ岳、信州など、中央アルプス、南アルプスがいいと思っていた。
私は冬寒いと家事をするのが嫌になるので、「南だぁ!」と思っていた。

夏は山、高原、冬は南のリゾートの休暇を何年かしているうちに、インドネシアのバリ島当たりにハマった。
5年くらいは夏も冬も行っていたし、バリ島の隣の島々にも泊まっていた。
現地人(=ヒンズー教徒のバリ人。バリ以外はイスラム教徒です)のツアコン志望の元ナンパなマリンスポーツインストラクターと仲良しになって、毎回いろいろ案内してもらった。
日本人で暮らしている人、休暇だけ過ごしに来る人々の存在も知るようになった。

この間に南のリゾートで楽しむ、
シュノーケリング
ラフティング(ボードで川下り)
プレジャーボート(船舶免許を取ったのはもっと後だけどね)
体験ダイビング(でもボンベを背負うのは苦手。だから今はやらない)
釣り  なんかを体得していった。

しかし、そのうち政情不安になって足が遠のき、次はフィリピンのボラカイ島通いが始まった。
セブと違って、目の前のビーチが何キロも続く、ヨーロッパ旅行客が異常に多い島だ。
去年行ってずいぶん開発されて残念に思ったが、相変わらず別荘を持つドイツ人や2~3か月滞在する北欧人たちは健在だった。

ボラカイ島で過ごすうちに南のサンゴ礁のある島に暮らしたくなった。
実際サマーハウスを所有しても家事をこなしてくれるメイドさんがいても大した金額にならない。

でも、いざ暮すとなると状況はそんな簡単じゃない。
医療の問題である。
診療所はあるけど、ちょっと難しい病気や事故に遭えばセブまでヘリコプター輸送になる。
それに何といっても日本から遠い。
マニラまで成田から4時間で着くが、そこから先が飛行機とバスを乗り継いで最後は隣の島から船で渡る。
休暇で行くならいいけど・・・。

しばらく島探しはやめにして、アジアリゾートに単なる旅行をし、国内は西伊豆中心で遊んでいた。

西伊豆もIターン候補に挙がったが、
7月からクラゲが出る(=泳げない)、
東京から結構遠い(我が家は松崎~雲見の間にある”岩地温泉”http://www.mjnet.ne.jp/iwachi/がベース。東洋のコートダジュールと名乗る怪しげな温泉集落)、
地震が気になる   などで、ギブアップ。


で、その後は沖縄/九州に絞って、島候補選びになった。
優先順位は、交通の便、医療に次いで、私自身はサンゴ礁、旦那は釣り。

石垣島を含めた八重山諸島(ヨナクニも冗談で行ってみた)を回り、夏のあまりの暑さにギブアップ。
温度が高いというより、「焼ける」状態。
現地の人も朝と夕方しか働かないし、泳がない。

奄美はサンゴ礁の北限で、気温も石垣島に比べれば低い。
紫外線は強いけど、石垣ほどではない気がする。
真夏は言いに決まっているので、真冬にデビューした。
風が吹くと体感温度が下がるので結構寒く感じるけど、日がさしてくると東京でいう初夏なみの気分になる。
病院もそろっているし、高価なものを除けば買い物もOK。
大体のものが揃うビック2に加え、ダイエー、ツタヤ、ベスト電器、山田電機なんかがあれば、日常生活には困らないと判断。
地価も安いし、Iターン者もそこそこいる(みんな親切、全くそれまで知らない人でも相談に乗ってくれるし、経験談を語ってくれた)。
その時は悪いことに全く遭遇しなかったので、候補NO1でエントリーとなった。

そのうち、団塊世代を含めたIターンラッシュが始まり、沖縄の地価がみるみる上がっていく気配。
一度もちゃんと見ないで後で悔しい思いをするのも嫌だったので、沖縄本島も見てみることにした。

那覇の周りは東京と変わらない、暑い事を考えると全く我が家としては関心が持てず。
名護から30分くらいのところに結構気に入った場所があったが、
沖縄は開発ラッシュ、隣にある日突然ホテルがたっても不思議じゃない。
それに買い物も病院も名護までいかないといけない。
地価も奄美に比べるとだいぶ高いときている。

その他に見たところは対馬。
友人が対馬で塩を作っているのがきっかけ。
釣りには最高!の場所。
景色も島民も交通の便もOKだが、島民以外は韓国からの観光客ばかり。
いたる所にハングルが溢れ、北朝鮮とかを考えるとちょっと不安。
後、冬が寒い、サンゴ礁がない ということで、
奄美に決定した。

島を奄美に決定した後が大変。
周囲600キロのどこに住むかで、本当に最適かどうかが決まると思う。

でも、場所選びはまた今度ね!


2007/08/12

奄美パーク

強風は収まったものの、今日も朝から土砂降り。
特に午前中はくっきり見えるはずの龍郷湾の対岸も見えない有様。
これだけ降ると、衛星の受信状態も最悪になる。
=TVも見れない。

なので、奄美パークhttp://www.amamipark.com/に奄美の不遇の画家、田中一村の絵を見に行くことにした。
田中一村についてはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E4%B8%80%E6%9D%91

奄美パークはこれまで何度も奄美に来ていながら、
- どうせ箱もの行政のたまものでできたものと思っている
- 行ったのは2階のレストランだけ(奄美名物の鶏飯http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B6%8F%E9%A3%AFはここが一番との噂あり)
- 他に行くところがいっぱいあった

ということで、中をじっくり見ることはなかった。

なぜか、奄美に縁があるとは聞かない宮崎緑が館長をしている。

他の美術館と違って来場者が少ないのでゆっくり見れてよかった。
雨の日に200円で美術鑑賞できるのは結構いいかもしれない。

パークでは、美術鑑賞以外に
土産物
奄美諸島の観光案内
行政公開
広報公開   があるが、

今回はすごいじっくりわが町の広報を読んでしまった。

世田谷に住んでいた頃は区報も都報も目にしたことはないが、
なぜか
行政が何をやっていて、
議員がどんな発言をしていて、
どんな島民がいるのかが 気になるようになった。

たぶん、「島」という閉塞空間(その実感はないけど)にいると
相手が誰だか特定できちゃうところかもしれないと思った。

2007/08/11

島の温泉施設

温泉はないはずだが、温泉もどき(スーパー銭湯とも違う)施設があるらしい。
一番立派なのは「タラソ奄美の竜宮」
http://www.wellnessdevelopment.co.jp/amami/

でも、これ以外にあるのを奄美情報誌「ホライズン」の記事で見た。
(この雑誌、奄美内のいたるところで売っているが、ネットでは買えないらしい。
雑誌社のWEBサイトも見つからない。
う~、奄美らしいと言えばそうなんだが・・・。
バックナンバーを含めそろえようとしているが、どうやら名瀬のツタヤまで行かないと駄目かも)

低気圧の影響で、気温は我が家の室内で28度と至って快適だが、強風&豪雨で外にはいられない。
暇つぶし&近所探索で、記事に出ていた「保健福祉センター」内の温泉?に行ってみることにした。

で、場所を探そうと・・・

NTTのイエローページには住所記載なし。
電話をしてみる。
誰も出ない。

龍郷町の瀬留にあるのはホライズンの記事で覚えていたが、番地まではわからない。

Yahoo、Mapionで地図検索。


で、サトウキビ畑に囲まれた細い道路に入ってその場所に行ってみると、あったのは「和風喫茶」!


ちょうどお昼時だったので、取りあえず入ってみる。
雰囲気はインドネシアのバリ島ウブドってところか。
(メジャーな通りには全く看板を出していないこの店も非常に不思議であった。
誰を相手に商売をしているのか、よくわからなかった。
旅行客はここまで奥地に入ってこないから地元民?)

カレーを頼んで、保健福祉センターの場所も聞いてみる。

全く違うところにあることがわかった。


で、現地着。

施設自体は決して新しいとは口が裂けても言えないが、
手入れはそれなりにされていた。
サウナもあって¥500.-なり。

ボランティアと思われる親切な窓口おばさんがいて、
奄美に引っ越してきたと言ったらいろいろ話してくれた。

植物、
スポット、
自然知識の蓄え方(ボランティアや自然観察会みたいなのに入るのがいいそうな)
我が家に土地を売った悪徳不動産屋(旦那はともかく、私はそう思っている)の評判
などなど

お風呂に入っていたのが、40分。
おばさんとの会話が1時間半でした。



2007/08/10

カビより怖い「サビ」

ブログを書くに当たっては一般的にはネタ切れが怖いって言われるけど、島暮らし初心者にはびっくりすることが多すぎる(=ネタ過剰)。
すぐに次のネタに遭遇してしまうので、つい書きとめることを忘れる。

このブログは家づくりも兼ねていたので、忘れないうちに「島仕様」について書いておこう。


島で怖いのは、「台風」(まだ見てないけど)と「塩害」。
塩害だけはすでに経験済みだ。


■引っ越す前から知っていたこと

エアコンの室外機の寿命は塩害対応であっても3~5年。
台風が来たら、その直後に家中の外壁、窓、シャッター(これも内地とは違う仕様)を水で丸洗いする。
鉄は錆びるから、家の備品は非金属かステンレスにする。

■引き渡し時に気がついたこと

2階のベランダにステンレス製の「流し」があるが(陶器だと台風で壊れる)、すでに腐食開始
自慢のお風呂場も錆が多少出ていた。

■今現在でわかったこと

「お風呂も水洗いし、そのあとは窓を閉める」

お風呂はよくある浴室乾燥機付き。
カビシャットアウト機能なんかもあるけど、家同様水で洗ってその後さっと拭いておかないとステンレス、プラスチックどちらにも錆が出始める。
カビなんか怖くないぞ、だって錆の方が早いんだもん。
おかげで昔よりも念いりに風呂掃除をするようになった。


「ステンレスと言えども錆びる」
「スチール粉体塗装なんて子供だましにしかならない」

家の備品は殆どステンレスにしているが、よーく見ると錆が・・・。
う~、世田谷で引越間際に買った金属磨きをまた活用せねば。
異様にお金をかけたオールステンレスの台所が海に面していなくて本当によかった。
でも、接続部分とかをよく見てないとね。


「窓を閉めてたって、潮は家に入り込む」

空気自体が塩を含んでいるかのごとく、玄関/窓の開け閉めで入ってくると思っていた方がいい。
エアコンつけて閉め切っていれば大丈夫と思うのは、都会育ちの島未熟者。




島で生きていく以上塩とどうお友達になっていくかが大事だと、さっきお風呂掃除をしていて思った。

庭の花が咲いた!

我が家の庭には

1)海の前は芝生だけ

2)でも、2本だけブーゲンビリアが植わっている

3)駐車場が家の両サイドにあって、片側には眼隠しのためハイビスカスを植えた

4)家の玄関前には、ワシントンヤシ、ディゴ、名前を何度聞いても覚えられない木々、椿が植わった


ワシントンヤシとディゴだけはやたらに大きいが、その他の木々はすっごく小さい。

当分の間、花なんか咲かないだろうなと思っていたら、駐車場わきのハイビスカスの1本が花をつけた。
高さ30cmくらいなのに、何とサービス精神豊富なことかと驚いている。











2007/08/09

風が強すぎるぅ!

洗剤のCMみたいに、芝生の上にパぁーっと洗濯ものを干す予定。

でも、現在、芝生は育成中なので、当分お預け。

そこで、すでに出来上がった駐車場に洗濯ものを干している。


奥にある物干しは16キロ~30キロ弱の重石(水/砂を入れて重さを調節する)になっている。


手前のは広げて干すやつ。




でもって、最近の荒れた天候のせいで、今日も強風。


扇風機なしで家の中を風が吹きまくって、風の音が我が家近辺の世間では一番うるさい。


さらに、この強風、どちらの物干しも押し倒すのである。


今日はすでに3回、ノックダウンされた。
しかし、2時間でタオルケットすら乾いてしまうので、しつこく風と闘いながら今日も外干ししている。


2007/08/08

郵便局の存在はありがたい

うちの近所に郵便局があって、本当に助かっている。
一番近いATMがあるし、親切だし。
といっても車で5分くらい。

でも、都市銀行は島には1行もないし、鹿児島銀行とかも名瀬とか瀬戸内(島の一番南の2番目に大きな町)にしかない。
コンビニもローカルコンビニだからセブンイレブンやローソンとは違う。
東京にいる間は小泉改革信奉者だったけど、田舎に来ると本当に郵便局のありがたみがわかる。


今日は退職した会社の生命保険の継続手続き(=保険料支払い。辞めても保険料さえ払えばOKだす)、郵便物投函、ATMで郵便局へ。

ATMで入金しようと思ったけど、機会の調子が悪いらしく修理中。
保険料を払った同じ窓口で(と言っても全部で5つくらいの窓口数)、
「こちらで入金しましょう。カードはお持ちですか?」と窓口嬢。

現金とカードを渡して、入金終了。


すっかり忘れて夕ごはんを食べているところに窓口嬢から電話がかかってきた。

窓口嬢「すみません、私カードをお返しするのを忘れてて。」

私「あ、そうでしたか。」(この時まで全く気が付いていなかった)

私「じゃ、明日取りに行きますよ。」

窓口嬢「いえ、これから私が返しに伺います。ご自宅にお邪魔していいですか?」
ちょっと説明すると、すぐ我が家の場所を理解。
何といっても「新築」ですぐわかるらしい。

いろいろグッズを持って、カードを返しに来てくれた。


「田舎は人づきあいが面倒」って言う人もいるけど、
私も旦那も今のところ親切な田舎が大好きだ。



南の荒れた海風景--- うちがここを選ばなかった訳

普段はとても穏やかな龍郷湾(我が家の前の海)でも、今日は結構さざ波が立っていた。

で、太平洋側(我が家は東シナ海の湾内)を見に行った。

場所はばしゃ山村(リゾートホテル)の近く。

http://amamicco.net/ は奄美の地図。用安をクリックしてみて)






普段はリーフがしっかり波をさえぎっているが、今日はリーフの端を飛び越えて波が入ってきていた。


ここいら辺は奄美に移住を考えた時に候補に挙がった地区のひとつ。


白い砂浜、リーフ、広がる太平洋・・・。
穏やかな時は最高の風景なんだが。



選ばなかった理由は

1)台風の時に、波だけでなく砂まで飛んでくる。

2)引き潮になるとリーフが邪魔して泳げない。

3)水の透明度はうちの前の方がいい。
ただ、風が強くて
←だもん。
島を選ぶのはそんなに時間はかからなかったけど、島のどこかを選ぶのは結構大変です。

2007/08/07

奄美の雨

都会にいる知人友人たちに転居のお知らせメールを書いたところ、東京人からは「灼熱地獄」「熱帯本土」などの都会の夏の状態が書かれているものが多かった。


ちなみに、昨日は珍しく全国的(島に住んでいると全国統一天気なんかないことに気がつく)に天気が不安定だったみたい。


当然、奄美も朝から降ったり晴れたりの繰り返しだった。

しかし、その降ったり晴れたりが東京とはあまりに違うのである。

「降ったり」というのは、文字通りバケツをひっくり返したような雨。



写真でわかるかどうかわかないが、目視で雨筋がしっかり見える。

それも風に乗って移動しているのがわかるのである。

その状態が10分から30分くらい続いて、ピタッと止む。

昨日は、家中の窓を開けたり、閉めたりの繰り返しで最後はエアコンつけっぱに。

車は普段窓をあけっぱにしている(だって、すごい温室になって、乗る時に日焼けしたハンドルでやけどしそう!)が、雨が降ってしばらくそのことを忘れていた。
室内はまるで水洗いしたみたいな状態に。

ちなみに、雨が降っていると太陽ビームがないので、かなり涼しい。
東京みたいにムシムシしないのである。
うふふ。


で、「晴れたり」。

そう!雲が切れて、本当に晴れちゃう。


そして、必殺太陽光線!



だから、昨日みたいに(今日もだけど)、晴れたり降ったりしていると、洗濯ものは外に干せないものの、涼しい風が吹いて、結構快適なのである。










おすそわけの黒鯛

先日近所の中学生からもらったチヌ(=黒鯛)のその後をUPするのを忘れていた。

なぜ、UPするのかって?

それは、

1)私の名誉のため(ちゃんと料理したことの証)

2)大きさを皆さんとシェアするため  です。


手前が塩焼き、奥がから揚げ。

塩焼きにしたチヌは無理やり魚グリルに突っ込めたので、1匹マルマルの状態で焼きあがった。

しかし、から揚げは。。。

27cmの中華鍋を使ったのにもかかわらず、しっぽか頭が鍋からはみ出す大きさだった。
だから、頭を上げている最中はしっぽが揚がらず、頭としっぽを交互に油に入れていたため姿が崩れてしまった。

でも、見た目はともかく、やっぱ釣りたては美味しかった。
旦那と二人で二匹とも完食!
普通に食べていれば絶対残しちゃう分量なのにね。

で、大きさ。オリオンビールの缶の大きさから想像してほしい。



その後、図鑑でチヌを調べた。

地元っ子は「チヌ」としか言わないが、奄美諸島沖縄海域だけに住む「ミナミクロダイ」と「クロダイ」があることがわかった。
2つの違いは5列に並んだ鱗か6列に並んだ鱗。
そんなことは全然知らなかったから、食べちゃったよ。

いったいどっちだったんだろう???










2007/08/06

擦れた元都会人と親切な役人

転居手続きは町役場だけでは終わらない。



今日は旦那が法務局で、私が警察署とハローワーク。



免許の住所書換えでまずは警察署へ。

島の大半は駐在所。

だって、事件なんかないもん。

我が家に最も近い交番がどこなのかわからないくらい見当たらない。



島のすべての電話番号が記載されている1cmくらいのイエローページで警察署の所在地を探す。

やっぱ、周囲600キロの島で2か所だった。



いざ、大都市名瀬へ。



警察に着いたのはお昼休み。

でも、親切な婦人警官?がさっさと手続きをしてくれた。



必要書類は、

1)免許

2)住所確認できるもの(私は住民票)

3)写真(県外からの移住者のみ)



おまわりさん「この住民票、コピーとっていいですか?」



私「???」



おまわりさん「原本は他にも使えるからね」と言って、頼みもしないのに原本を返してくれた。





旦那との待ち合わせに時間があったので、ハローワークも行ってしまった。



東京で離職票だけ出そうと思ったが、引越のどさくさから移転後手続を渋谷のハローワークで勧められた。



なので、今日がハローワークデビュー。

(何故ハローワークに行くのかは察してください)



離職票を出して、調査票みたいなのを書いて、審査受付みたいなところに回された。



ハローワーク嬢「旦那さまの転勤で退職されたのですね。」

(旦那は自営なんだけど、詳しいことを説明するのも面倒だったので「転勤」と言ってしまった)



私「そうです。だから一身上の都合が退職理由になってます。」



ハローワーク嬢「旦那様の転勤はいつごろ決まりましたか?」



私「正式には覚えてない(!)ですけど、内示は去年の暮れでしたね。」



ハローワーク嬢「では、そのあと旦那さまが先に奄美に来られて、奥様は5月まで働いていたんですね。」



私「いえ、旦那は一緒に引っ越してきました。」



********* このあと、延々と旦那の転勤命令を追及される *******



彼女自身は最後まで腑に落ちなかったらしいが、次の手続きへ。



ハローワーク青年「それでは今後の予定について説明します。」



(以下説明)



ハローワーク青年「旦那様の転勤命令書みたいなのはありますか?」



私「実は旦那は勤め人ではなく、自分の会社をこっちに移転させたんです。」

(あまりに根掘り葉掘り二人から聞かれるので、思いっきり警戒心を強める)



青年「旦那様の転勤で転居されたのは妻にとっては不可抗力とみなして、通常の3か月の据え置き期間がなくなる場合があるんです。

ですから、何かそれを証明するものがあればと我々は考えたんですよ。

次回こちらに来られる時に旦那様の会社の登記書のコピーとかをお持ちくだされば、据え置き期間がなくてもいいように準備しますよ。」





お~っ!

嫌疑をかけるのではなく、単なる親切心から旦那のことを聞いていたんだとは。



役人と見れば・・・は、つくづくいけない習性だと思った。

そして、やはりここでも
「原本は他でも使えますからね。」と青年は言って住民票のコピーを取ったのであった。





旦那も法務局では大変親切に説明してもらったとか。

東京じゃ人が溢れ返ってパッパと追い払われるのと好対照だったらしい。





う~ん、世の中、忙しさと親切心は反比例の関係にあるのかも。




テレビ放送

ここはNHKをはじめ、アナログ放送は全滅である。
BSデジタルかCSしか見れない。
ちなみにラジオもNHK2局しか入らない。
(奄美一の大都会、名瀬ではFMが入るらしい)

で、親切な電気屋の高田電気藤山さんに引き渡し時からパラボナアンテナをつけてもらった。

その後、チューナーをいじっても何も起こらず、
かつテレビのリモコンでBSが見れることを発見。
(最初に聞いておかないのが私流)

私「チューナーのリモコンをいじっても何も起こらないです。」

藤山さん「そうでしょうね、TVとつないでないから。」

私「!」

藤山さん「このテレビ、チューナー内蔵型ですから(Sharpのアクオス)、外部チューナーは必要ないんですよ。」

私「!」(テレビは世田谷から持ってきたもので、すでに購入から3年たっていたが初めて知った)


で、さっそくスカパーに申込。
旦那が大好きな、おバカな民放バラエティ番組は不足しがちなものの、CSが加わって私としては至って快適なテレビライフに。

だが!

昨日の嵐のような雨が降っていた時、

いきなりテレビ画面に「受信状態が悪化しています・・」な~んで文字が出て、
映像が途絶えた。

これぞ聞いていた、雲の厚さで受信できなくなる状態だ。
梅雨の時期は電波受信が悪くなるからといって隣のN氏は大阪に戻ってしまうのだが、

雨=すっごいどしゃぶり=雲の厚さも半端じゃない  のが 奄美なんだ!と思った一瞬だった。


新聞

我が家は日経新聞を東京では取っていた。

奄美の新聞は、

1面に島のこと(どこどこ小学校の催しも出る)
2面に「経済面」と「世界状況」
3面以降は全部島のこと が書かれた新聞が2紙あるが、

いきなり島一色だと浦島太郎になりそうで
引越する前に世田谷の新聞屋で引越手続きをした。


旦那「今度引っ越すので、配達は7月中旬まででいいです。移転手続きはできますか?」

新聞屋「できます。転居先はどこですか?」

旦那「鹿児島県の奄美大島なんですが。」

新聞屋「了解しました。先方の販売店に連絡しておきます。」


しばらくして、

新聞屋「離島には鹿児島から空輸するので、配達は午後になるんですが・・・。」と連絡が入る。

旦那「そうですか。了解しました。」

新聞屋「あと夕刊はないんです。」

夕刊を島まで空輸しても、配達できないってことか。
何といっても周囲600キロだもんね。


ということで、今は午前11時ごろに新聞屋さんが配達してくる九州版を読んでいる。



2007/08/05

おすそ分け第2段

昨日の近所の子供たちが、「昨晩のご馳走のお礼」と言ってチヌを二匹釣って持ってきた。




シャイなせいか言葉は少ないんだが、きっと自分たちでできることを一生懸命考えた結果なんだろう。




ちゃんとはらわたやうろこの処理もしてあった。




偉い!




今晩は塩焼きとから揚げだ。






外人村(=我が家の周辺。地元民は1件だけ)の一番外れに住んでる、地元民K家の奥さんが、




「この間の東京土産のお礼」と言って、島バナナをくれた。





上の方までびっしりなっていたが、旦那が「うまい、うまい」と言ってあっという間に上半分を食べてしまった。



小粒なので売り物としては価値が低いけど、その辺の民家でなってるそうな。



売り物になるような島バナナは8,000円くらいするらしい。





見かけは普通のバナナっぽいが、本当にすっきりした甘さで美味しい。





その後のKさん奥方との会話。



Kさん奥さん「やっぱ、この前の海がいいですよねぇ。

うちは(Kさんと奥さん)この手前の番屋近くの集落にもともと住んでいたんだけど、海の色がこことは違うんですよ。

何とかこの場所に住めないか、持ち主を探して3年前に今の家を建てたんです。



子供のころはここでよく泳いだけど、グラスボートのメッカになるくらいサンゴがすごかったんですけどね。。。」





私「あら、まだありましたよ。

すごい!ってレベルではないけど、こんな家の前にサンゴ群があるだけで幸せですよね。

特にKさんちの前か、反対側のダイビングショップ(といっても営業している気配はない)の前は結構見応えがありましたよ。」





「えっ、そうなんですか?

最近子供会(小学生のお嬢さんが二人いる)とかで忙しくって。。。

せっかく越してきたのに、私だけ泳いでないんですよぉ。



そういえば、カメも泳いでますよ。

旦那も子供たちも何度も見ているって。

私だけ見てないんだけど。。。」





今朝、すごい大きな魚がいるなと思って、思わず撮ったこの写真。

ひょっとするとカメかも!!