2008/12/29

移住支援サイトを始めました

夫が急死して、6か月以上経っても

未だに現実を受け入れ難くなることもありますが・・・、


島でこれまで頂いた多くのご厚情にお返ししながら、
自分で出来ることを始めようと考えました。


私たち夫婦が移住までの間、その後に実際に経験してきたこと、

加えて、

既に島に移住してきた方々、別荘を建てた方々の協力を頂き、
島への移住経験談をベースとした移住支援サイトを立ち上げました。


http://www.neriyakanaya.jp



今後も協力して頂けるメンバーを募り、年齢、家族構成など
幅を広げ、いろいろな移住の形を紹介していきたいと思います。


是非、皆さんも応援くださいませ。
よろしくお願い致します。

Masumi


2008/12/25

いつ終わるんだろう?

ヤスデの時期のことです。

数日前に「そろそろおしまいか?」と思うほど、数が減っていたはずなのに・・・。


その数日前から今日まで、すごい!です。
数が、
態度が、って感じ。

朝、殺虫剤まみれになったヤスデたちの中に、発見する生ヤスデたち。
全部、箒で掃いて集めると、およそバケツ半分。
さらに、芝生とコンクリートの間、地面のちょっとした穴、
植栽のまわりに置いちゃったサンゴの下には
団子のごとく、数匹から十数匹の塊。
それもトングでほじって、ぽいっ。
そして、バケツはほぼ一杯に。


そして、昨日、今日は朝と夜だけに出没するのではなく、
日中も堂々と蠢いているのですよ。

掃いても、「ふー、終わった」と思っているのもつかの間、
新しいのがまた出現。
掃いても掃いても、きりがありません。


で、最近のご近所話題。

海に捨てるか、生ゴミにするかです。

で、結論は絶対に海中に入れないと、せっかく集めたヤスデは
海岸の石の下で次の人生を送ることがわかりました。
おぼれない限り、生きてます。
みなさん、気をつけましょう。


そして、うー、すごい話。

御近所の御婦人が夜の”いざり”(大潮の干潮時間にサザエなんかを取ること)に
行かれたそうな。

海岸へ出るまでの間の岩にはびっしり。
それにもめげず、貝のいるリーフへ。
(大潮の干潮では、リーフの外まで水が引くのです)

でもって、「お、トビンニャ(奄美の貝、すっごい美味)がいる」と
懐中電灯を向けたら・・・。

トビンニャを囲うごとき、びっしりヤスデが居たんだって。


去年見かけた白い砂浜に打ち上げられた大量のヤスデは、リーフの上まで進出し
満潮時に逃げ遅れたやつだったのか・・・。


しかし、



しばらく、トビンニャは食べられないかも・・・。


2008/12/23

新種?

最近、大量発生のヤスデ以外に家の外壁で見かけるやつ。



図鑑で見る限り、「ナナフシ」なる昆虫に似てるんだが、
足が4本しかないように見えるんだよね・・・、こいつ。

ナナフシで正しいとすると、カマキリとかの仲間らしいんだが、
ゴキブリと一緒のページに出てるんだよね・・・。

いいやつなのか、悪いやつなのか、判別不能だぁ・・・。

ということで、ヤスデは生ゴミになってるけど、こいつは
放っておいてます。


2008/12/20

サンセット

太陽がギラギラしなくなって、どの位経つんだろう?
光が本当に優しくなった。
近所の巨大ホームセンター、ビッグ2に夕方買い物に
行った時に、「あ、山影に太陽が沈む・・・」
思わず、写真を撮りました。
東京にいた時は余程きれいな夕焼けでないと
太陽の沈むのに気にも留めなかった。
でも、奄美にいると太陽が一番季節を表してるのかも・・・って
思ったりする。

2008/12/19

昨日の冬景色

昨日は、夫の6ヶ月目の月命日で東京から友人が日帰りで来てくれた。
どこにも行かないのはあまりに申し訳なかったので、
あやまる岬へ



太平洋側は東シナ海と違い、静かでした。

でも、笠利灯台まで行くと、暴風&潮の洗礼でした。
ちなみに、灯台のところにカメの置物があるのですが、
その周りを公園にするらしい・・・。

滅多に人に会わないスポットなのに、公園にして
誰が行くんだろう?と思わず考えてしまった。

ちなみにそのカメは「幸福を呼ぶ」らしいです。



2008/12/17

今日の冬景色




名瀬にて






2008/12/15

冬~網戸に付いた物体

今日、初めて分かったことがある。

それは、網戸についてる白いもの。

決して昆虫ではない。

私は、「我が家は風通しが良すぎるから、埃が付いてる」としか思ってなかった。


でもね、正体は「塩」らしい。


我が家より内陸に住むご婦人がたとの会話。
(と言っても、御婦人たちの家も100mも海から離れてない)


ご婦人A「最近風も強いから、網戸掃除が大変よねぇ。」

ご婦人B「そうようね。すぐ白くなっちゃう。」

私「へ?」

御婦人A「網戸に塩がつくでしょ?」

私「え、あの白いのって、塩なわけ?」


都会の煤煙で真っ黒になる網戸には慣れてたが、
海風が運んでくる「白」は想像外だった。

まして、我が家に白くついている網戸は、海の反対側。

暴風雨の後は海側の窓や野ざらしの車(駐車場に屋根がない)は、
一発で数か月掃除していないように白く汚れる。

だから、海側は雨が去った後に外壁も含めて水洗いしていたけど、
海の反対側は大量のヤスデ殺虫剤も撒いているので滅多に
水洗いしていなかった・・・。

うー、「風は舞い、潮は貼りつく」ことを改めて思い知らされました。



2008/12/13

フルムーン




凄い素敵な満月です。
奄美の田舎にいると人工の光が殆どないので、
お月さまは本当に明るくて大きいです。
旧暦の15日、満月の夜に夫がこの世を去ったので、
冷静に見られるようになるにはだいぶ時間がかかりました。
今でも何かあればすぐ動揺するし、涙が止まらない時もあります。
でも、今夜のようなお月さまを見ていると、
どんなにその瞬間は苦しくても、結果がうまくいくように
偉大な自然や心優しい人々を通じて「夫は見守っててくれる」のだと
心の底から感じます。
死後の世界なんて自分も死んでみないとわからないけれど、
私にとって人生最良のパートナーの夫は自然と一体化し、
いろんな角度から強く生きていく力を私に与えてくれているのだと
思えてなりません。
直ちゃん、ネリヤカナヤでまた会おうね。

2008/12/11

今年のヤスデはすごいぞ

ヤスデのシーズンは春?と秋?だ。
ヤスデが出始めて、1か月経ったが未だ精力は衰えず。

夫が生きているうちは、ヤスデ取りは彼の仕事だった。
彼は1匹づつトングで拾い、「今日の生ヤスデはXX匹、
合計XX匹。」と毎朝報告してくれていた。
しかし、今年は数える気にもならない数。
朝、新聞を取るために玄関ドアを開ければ、
大量の死骸が外に待ち受けている。
とてもトングで拾う量ではない。
箒で生きているのも死んでるのもかき集め、
チリトリで取って、堤防なんかのコンクリートとかに
団子になっているやつや、
芝生の中や砂利の中に隠れている生ヤスデを
トングで取って、全て「燃えるゴミ」にすること、
ざっと1~2時間掛る。
そして、今年、私はとんでもない間違いをしでかした。
集落で配ってくれた、この殺虫剤。

効くのは効くんだが、「呼び寄せて」殺すやつだった。
それを知らずに家の外周に撒いたから、もう大変。
だって、裏は山だし、海岸の砂利にもたくさん隠れてるから、
そこいら中からかき集めちゃった。
我が家は高気密住宅、だから本来は決して家宅侵入は
できないはずなのに、ドアを開ける隙から昼間入って、
夜まで暗がり(カマチの下とか)に隠れてて、
10時頃から土間をはいずりまわる。
ついには、2階に上がる階段の3段目まで登った不届きなやつまで
出始めた。
そこで思いついたのが、「家の外周にステンレスの板を張り巡らす」
ヤスデ返しのこと。
100円ショップに行って、大量のアルミテープを購入。
土間からの立ち上がり部分に貼ってみた。
これは効くね。
その後、土間に侵入しても1匹も入らなくなった。
でもね、先日、自然保護活動家と話してて、
「当然、家の中でも共存してますよ。」と軽く言われた。
そう、ヤスデは「不快害虫」であって、「害虫」じゃない。
ミミズと同じ土壌を活性化する役割もある。
だから、本来、見て「不快」なだけで、ほっとけばいいんだけどさ。
その数がねぇ・・・。
うーん、自然は守らねばと思いつつも
大量の殺虫剤を使っている私にそう思える日は
いつ来るのだろうか…。

2008/12/09

森からの風景

今日、所要があって、夫が亡くなってから初めて
裏山の森に行った。

行きは、この間の土砂降りの影響でがけ崩れのままの
道路を通った。
何と修復されるのは2月頃だとか。

やっぱ、島時間だ。


でもって、帰りは安全な遠回りの道路で。

その帰り。


運転していて、ふと海を山から見たくなった。

これがその風景。






ものすごい静寂の中で、風だけが吹いて・・・。

孤独感にまた襲われるかと思いきや、
体全体を癒しのベールで包まれた気分になった。

自然の力って、やっぱり凄いよ。

今晩のお月さま



相変わらず低解像度で、すみません。




2008/12/08

タコ取りおじさん、久々に見かけました





凄い近い場所にいるのに、我が家の低解像度カメラでは
これが限界でした。
見にくくて、すみません・・・。
風もない、穏やかな”どんより曇り空”、気温20度。
こーゆー日は絶好のタコ取り日和なんでしょうかねぇ・・・。
ボートの場所は散々シュノーケリングしてた所ですが、
残念ながら私がタコを目撃したことはありません。
でも、すごい長い間、タコ取りおじさんはポイントにいるので、
きっとタコはいるのでしょう。
動体視力を鍛えねばなりませんね。

2008/12/07

来年7月は皆既日食

来年の7/22水曜日に皆既日食が見られるんだよ。

残念ながら、本州の皆さんは部分日食で、
ダイヤモンドリングとかの完全皆既日食が
地上観測できる範囲は、パキスタンの南から始まって、
インド、ネパール、ミャンマー、中国の上海から
日本の鹿児島県トカラ列島を通過して、小笠原諸島を
抜けて、太平洋上で終わるんだってさ。

でね、地上で一番よく見えるのがトカラ列島の悪石島なの。
6分25秒だって。

でも、奄美でも3分程度は見れるんだって。


これだけ長く観測できるのは世界的に珍しくて
滅多にないことなんだって。

次の皆既日食は2035年9/2だって。


「ふんじゃぁ、奄美やトカラに見に行くか!」って思っても、
世界の日食マニアから始まり、普段は閑散としている島々に
4万人が押し掛けるって予想されてるし、既にこの手のツアーや
ホテルは満員御礼状態だそう。

[参考資料 か・た・る南九州 Nature]


でも、きっと誰かが実況中継してくれるでしょう。

皆既日食については↓
http://www.amami.net/tse.html

2008/12/06

奄美にだってクリスマスイルミネーションはあるぞ




場所がね、都会と違うんだけどね・・・
だって、大きな商用施設とかじゃないの。
現場は役場と教会です。

奄美らしいでしょ。

2008/12/04

西表島と同じにならないで

今日、地元新聞に西表島の乱開発記事が出ていた。
(参考までに地元紙のURL http://www.nankainn.com/
でも、島時間が支配する奄美ならではなので、
当該記事は当然のことのようにUPされていません)

沖縄県は本当に乱開発が進んでいる。

夫と私はかなりマイナーな自然系の島を好み、
当然、沖縄本島、石垣島、西表島、他八重山諸島にも行っている。
下の写真は日本で最大の西表のマングローブの森。


私たちが西表島に行ったときは問題の大規模ホテル建設の
反対運動の真っ盛りだった。

で、やっぱり大資本の力に勝てない地元有力者?が
反対を押し切り、建設されちゃった。


そして、さらにもう1つ、西表でもかなり奥まった
超静かな場所にまたもや大規模リゾートを建てる予定なんだそうな。



沖縄の自然系の最後の砦だったのに・・・。
経済の活性化は自然を壊さなくたってできるのに・・・。

大規模開発をしなければ人が来ないなんていうのは、
湯布院や黒川温泉、屋久島を知らない人が言うこと。


自然は破壊されたら、そう簡単にはもとに戻らない。

どんどん都市化していって、個性のない場所が
増えていって、だからこそ大自然はかけがえのない
価値を持っているのに・・・。


自然を見慣れて、その価値がわからない人と
一時的な集客しか考えられない人が
開発すると、必ず同じ結果になる。

先例はたくさんあるのに、当事者たちは
人を集める魅力が無くなってからでないと
失ったものの大きさが理解できないのかな・・・。


ブルーになる記事のお話でした。


お月さまをお楽しみください




素敵な三日月が輝いています。


2008/12/03

快晴!




ここ数日は本当にいい天気が続いている。

今日は、まさに「快晴」。

気温22度、湿度50%。
東京で言えば、10月ってところ。



時々、物凄い孤独感と焦燥感、悲しさに襲われるけど、
こんな天気の日が続くと、ほんのちょっぴりだけど
気分も晴れてくる。

まさに自然の恵みです。