2022/01/25

桜は散らないぞ!

龍郷町大勝集落の桜は、満開に近かったです。

でも、緋寒桜(学術名は寒緋桜)なので、
同時期に一斉に咲いて、
パーっと花吹雪になって
短期間で散ってはいきません。



思い思いに咲き始め、
しぶとく咲き続け、
ある日突然、花単位でぼてっと落ちます。
ショッピングピンクの長寿桜は、
島に相応しいと言えましょう。

突然変異?の白い桜も交じってました。


桜が散る頃には、今度はオレンジの世界が待ってます。







2022/01/19

シャッターがお陀仏になりそう

先日の津波騒ぎ中に、実は困ったことが他にもありました。

問題の箇所は電動シャッター。
津波の警報が鳴った時に、シャッターを閉めてなかった!

場所は普段は海に面したワイド掃き出し窓。
我が家を訪れる人が「わー、いいな!!!」と言ってくれます。


でも、庭を超えて波が入ってきたら、
シャッターを閉めていなければ
簡単に屋内に海水が入ってきます。
(潮位によっては、家もなくなるけど)

そして、警報を聞いて避難する前に電動シャッターを閉めようとしたら
うんともすんとも動かない!
理由はシャッターの留め金とかが腐食して
ローラーがきれいにシャッターを巻き取らなくなって
いい加減に巻いたシャッターが下りて来なくなるから。

過去にも何度も動かなくなって、
その度にいろんな人の力を借りながら
力任せに引っ張って、巻きを正常にして使い続けてました

でも、避難の前にそんなことをしている時間はないので
シャッターは閉めず、
翌日に力任せの引っ張りを試みましたが
ビクともせず


ということで、シャッター屋さんに来てもらいました
私「もう寿命?」
シャッター屋さん「うーーーん、もう厳しいかも」



それは、シャッター自体はアルミで出来てるものの
シャッターを巻き取る部分が
「鉄」で、それが腐食して膨らんでしまって
巻き取りがいい加減になってしまうから


そして、駆動部分のパイプも錆だらけ


塩害仕様って言ってるんだから、「鉄」なんか使わないでよ!
ステンレスっていう金属だってあるじゃないの!
声を荒げてメーカーに抗議したい!!!

ということで、交換となります


そして、さらに問題が

シャッターの支柱は、タイルの中に埋め込まれてた


確かに支柱を埋め込んでいれば
風圧にも耐えられるから強度はアップする

でもね、島の設備に永遠ってのはないんだよ
いつか、必ず交換しなきゃいけないんだよ!!!

家を建てるときは、そんなことを全く想像してませんでした

南の島に家を建てようと考えている方は
くれぐれも「交換」「塩害」にご留意を!






2022/01/17

津波避難を振り返って


いやー、深夜の津波は参りました。
これまでに津波で非難したのはかなり前の昼間1回。
事前に地震があって、その後に津波予測、さらに津波警報が鳴るので、ある程度の心構えはあり。
でも、警報時に外を見たらざーっと潮が引いてる!!!
2時間かけて引く潮が20分くらい。
はげ~!!
引いていくスピードで、今度は押し寄せてくるので、とっとと車で高台に逃げました。

台風は何度も経験しているから、防災グッズも避難グッズもすぐに揃えられる。
そして、台風はかなりの精度で勢力もコースも分かってる。

今回の津波。
まったく心構えなし。
真夜中の轟音ともいえる警報。
もう、これだけでビビりました。
真っ暗なので、海の状態は分からず。
でも、3mと言われると、「我が家はなくなるかも~」
みなさんが憧れる海前は、こーゆー時はひとたまりもありません。
どのくらいの時間避難してないといけないのか分からない中、「まずはすぐに逃げる」を実行。
携帯と財布を持って、車で裏山まで移動。
車には充電ケーブルとか積んでるし、ヒーターもあるし、
満タンにしててよかった。

ご近所のみなさんと合流し、裏山の一番高いポイントまで徒歩で移動。
海抜15~20mくらいかな。
今回は3mと言ってたので、十分な高さと信じて、ひとまず最高ポイントでご近所談話。

ここからが難問。
みなさん、着の身着のまま。
奄美と言えども冬場は12~15℃くらいまでは下がるのです。

更なる難問。
解除は当分ないだろうな・・・と言う中、どーする?
裏山の皆さんは予想の3m程度なら、なんとかなる
我が家は3mだとだめだよなあ
実際は名瀬小湊で1.2m
うちでも大丈夫かも~

集落民LINEで、情報収集。
安木屋場に抜ける高台に移動した人
自然観察の森に移動した人
長雲峠まで移動した人
大多数の皆さんは警報解除まで留まる模様。

そこで、トイレと水問題。
奄美大島のほとんどの集落が海抜0~2mくらい。
だから逃げるとなると、山に向かわないといけない。
そして、山に向かう道は限られる。
さらに、水・トイレを完備している所となると・・・。

津波の到達時間が分からないと、海抜1.5mくらいの県道を水平移動する気にはならない。
でも、町役場の注意喚起カーは県道を走ってる。
うーん、一旦、家に戻って、トイレ、水問題を解決して、自然観察の森まで避難するかぁ?

結局、2:00の気象庁の記者会見を見に、
全員家に戻りました。
そーか、安全とは言えないよねって状態ね。
そして、地震津波と違って、ざーっと先に引くこともないわけね・・・
でも、県道を役場カーとかが走っているし、
とりあえず2階で待機することにしました。

教訓①
無風なのが助かりましたが、着の身着のままだけで逃げちゃーいけない。

教訓②
そして、靴は長靴を履いてくるべきだった。
たまたま草刈り終了後だったので、クロックスもどきでも歩けたけど、真っ暗の中を懐中電灯で山道に入るリスクを考えないと。

教訓③
以前は車に懐中電灯を積んでいたが、電池を入れたまま放置すると、腐食が始まって懐中電灯はお釈迦になる。それが嫌で、「スマホでいいや」と思ってましたが、甘かった…
やっぱり日ごろから積んでおかないといかんですな。

教訓④
水と簡易トイレも積んでおく?
これは悩み中。

台風と津波、全く違う天災は、それぞれ対策を考えないといけないと思った次第であります。 【一刻も早く非難する】 【解除時間が分からない。長時間避難も覚悟しないと】 この2つの課題を同時にクリアする方法を考えます。

2022/01/16

龍郷町の津波警報は解除されました

昨晩の夜、テレビを消してそろそろ寝ようとしていた12時過ぎに
いきなり携帯、TVからすごい音の警報が鳴り
眠気がいっぺんに吹き飛びました

とりあえず高台に行かねば!ということで
家の裏山に向かいました
ご近所さんが全ての住人に声がけして
みんなで高台に上りました


みんな寝てるところをたたき起こされ
キッズは寝ぼけ眼
簡単な防寒具は身に着けてますが
防災グッズを持参した人はゼロ
懐中電灯だけが頼り

高台までの道は草刈りされてますが
やっぱ「ハブ」は気になる~w

ずっと「警戒して~」という防災無線が
夜空に反響するぐらい放送され
「いったいいつまでここにいればいいんだろう?」

でも、ご近所さんと「この際、避難訓練と思って
ご近所防災手順も決めましょう」と
建設的に避難しました

ネットで検索するも
解除の見通しは全く立たず
「2:00から気象庁の会見があるらしいから
それまではここにいよう」ということに

やることもないので
みんなで星空教室をしていると
満月に近い月が


津波さえなければ幻想的

トイレに行きたい人たちがぽろぽろと自宅へ消え始め
2:00になったので一旦解散

家に戻って、会見をTVで見て
「うーん、解除の見通しはないのかぁ・・・」

真っ暗な中で津波が来ても対応できないので
4:00まで起きてて
その後は2階で寝てしまいました

今朝、起きると穏やかな海


集落友のLINEを見ると
みんなまだ避難している

警報は先ほど解除されました

みんな、防災グッズを見直そうと言っていました
私は何も持たずに家を出ちゃったよ~

うーーん、逃げるって難しい・・・


2022/01/01

明けましておめでとうございます

なかなかコロナもいい兆しが見えては後退を繰り返していますが
今年はみなさまにとって、良い年となりますように