2007/10/31

カヤック講座 -節田海岸で泳いだぞ


今日のお稽古も太平洋側の節田海岸。
上陸ポイントは港のちょっと脇にあるちび浜。
カヤックでないと上陸できないわけじゃぁないけど、引き潮の時じゃないと渡るのはちょっと大変かも。
節田海岸自体はこんな感じ。
空港の誘導灯も、奄美パークも見える。
=奄美にしては人工物めいっぱい
だけど、ちょっと離れるだけで、
こんな感じになっちゃうんだよね。
さすが、奄美!
今日は天気もよくて、太陽の陽ざしもそれなりに強かった。
ということで、10月末だというのにシュノーケリング三昧でしたね。
ただし、波がないように見えるんだけど、実は波やうねりは結構あったのよね。
おかげで、今は両腕、両腿とも筋肉痛です。
う~、だるっ。


2007/10/30

島の奥さんは偉い!

この間あった町の運動会に近所の子供たちと一緒に行こうと思ったんだけど、既に一家は留守だった。

後で知ったんだけど、その時は”接待”当番だったとか。

接待???
誰を???


最近接待されるような人は、京セラの稲盛さんくらいだよなぁ???
稲盛さんは町の講演会のゲストスピーカーだった。
そんな人も時にはこの島に来るんだわさ。


でも、接待されてた人は別。

運動会にはPTAだの教育委員会だののオジサンが座っている貴賓席があった。
何と、そのオジサンたちへのお茶とかのサービスだとか。


ずっと東京で外資系企業に勤めてきた私にとっては、「!!! 」。

「オジサンたち、じっと偉そうに座ってないで、お茶ぐらい自分で飲みに行けよ!」
って、思っちゃうんだよね。



さらに、別の日のこと。

夜、我が家でバーベキューをした時に、

私「ねえ、来ない?」 って、近所を当然誘った。

奥さん「それがダメなのよ。
宴会に出ている旦那のことを夜中に名瀬まで迎えに行かなきゃならないから。」

迎え???
自力で帰ってこればいいじゃん、なんて思うのは、ここでは私だけらしい。


名瀬から30分くらい離れている我が家の近辺は、バスの最終が8:30頃。
だから、夜に名瀬で宴席があると、みんな奥さんが旦那のことを迎えに行くんだよね。
(タクシーだと5000円くらい、運転代行で4500円くらいかかる)


さらに、近所で宴会をしていても、奥さん連中はお酒を飲まない。

私は当然、「ふん、旦那だけにいい思いはさせてられないわ。」と男連中と一緒にガンガン飲んでるんだけど。

で、最後は親切なご婦人が亭主と私を家まで送り届けてくれるんです。


男女平等、機会均等なんて思いながら生きてるのは、この島では私だけかも・・・
だったら、どうしよう?

でも、性格はそんなに簡単に変わるわけではないので、偉い奥さんの仲間入りは難しそう。


2007/10/29

奄美市議会議員選挙の結果

即日開票で28人の候補から26人の議員が選出された。
こーゆーのを絞り込んだって言うんだろうか???

で、都会と違う点を幾つか。

まず、投票率。
77%だってさ。

でも、地元新聞には「盛り上がらず、低い選挙率」だって。

東京とかは77%も投票率があったら、バン万歳!なのにね。

皆さん、選挙は行きましょう。


政党もほとんどが無所属。

さすが、地縁血縁選挙と言われるだけある。
名瀬のガソリンスタンドに行ったら、議員になった人がさっそくあいさつ回りをしていた。


今度は「町」の運動会

昨日は南風がそよそよと吹いて、殆ど夏だった。



でもって、最高の好天の下、運動会が開催された。


なんのって、それは「町内」の集落対抗大運動会。


町って言ったって、島の町は結構でかい。
でも、そんなに人は集まらないだろうと高をくくっていたら、


「こんなに人が集まる場所は今まであっただろうか?」と思うくらい。



それも、開会式に間に合うように皆来る。



テントは集落単位*で設営され、テーブルと椅子も用意されていた。



最前列には、じいさま、ばあさまが陣取り、若いお母さん*は芝生にたむろしている。






でも、みんな大人しく座っているわけではなくて、自分の出場競技の練習をマジにやってるんだよね。



ある集落では、「輪投げ」の練習を365日やっているらしい。

皆優勝掛けて、かなりシリアスなんだよね。













これが、「輪投げ」。

結構、奄美じゃメジャーな競技らしい。





テントで日陰になるのはいいんだけど、太陽の位置が変わるともう大変。
日傘持参で行ったのが、本当に正解。
しかし、あまりに暑くて、我が家は午前中で退散してしまいました。










***余談***


集落単位といっても、小学校の校区。
だから、子供の人数の少ない集落は必至で子供のいる家族を誘致しようとするんだよ。




若いお母さんっていうのは、みんな結婚/出産が早いから。
近所の奥さんは、短大卒業後、そのお母さんは高校卒業後で結婚したんだってさ。

コメント投稿をトライした方々へ

いまさらですが・・・。

テストしてみました。

コメントを頂ける場合、各ページの一番下のほうにある「XX(数字)コメント」をクリックしてください。

コメントを書いたら、「その他」を選んで、「公開」ボタンをクリックしてください。


「メール投稿」ボタンだと「知人の紹介」だのを書く必要があるのですが、このやり方だと不要なはずです。

2007/10/27

まだまだ蝉の季節



裏山の森で見つけちゃいました。




最初、「げっ!森にゴキブリか?」と焦りましたが、それはセミの幼虫の抜け殻でした。

まだまだ、セミたちは飛びまくるつもりでいるらしい・・・。






***余談***

ゴキブリはもともと熱帯の自然の中に居た昆虫だとか。
だから、9割ぐらいは未だ自然の中で生息しているらしい。

東京で生まれ育った私は、当然家の中に出没するヤツしか
これまでの人生でお目にかかったことはない。

でも、これからの人生では、野生児のゴキブリに遭遇するんだろうな・・・。
だって、ここは亜熱帯の島だからね。

でも、でも、でも、う~っ、会いたくない!

台風20号も空かしに終わった

現在、紀伊半島南を北上中の台風20号は
昨日の夜中に奄美の遠く彼方の脇を通過していった模様。
とにかく、凄まじく風が吹いていた。
でも、大分こちらの強風にも慣れたので、一応、窓だけは全部閉めて寝た。
全部窓を閉めるなんて、台風と熱帯低気圧のときぐらい。
朝のうちは厚い雲に覆われていたけど、

ほら、今はこんなにスカ天だす。
室内の気温も26度。
相変わらず、風は吹きまくってるけど、湿度は40%なのでいたって快適。
台風の被害に遭われた方にお悔やみを申し上げるとともに、これから台風に遭遇する方はくれぐれもお気をつけくださいませ。

2007/10/26

草むしりのその後 -雑草の花はやっぱり変

夏(今でも半袖だけど)に草むしりした時にかぶれてアレルギーになって以来、草むしりはしていない。



造園屋さんが、「今草むしりをしても、根が残っていたちごっこになるんです。

涼しくなったら除草剤を撒いて枯らさないと駄目です。


それでも1回じゃ無理で、何度かやるんですよ。」 って言ってたから。


で、本日、その除草剤捲きの日だった。

きれいさっぱり、庭から雑草が消えました。

でも、今日まで雑草はすくすく育ってたんだよね。

その中で、稲っぽいのがあって、それが花をつけた。




これがその花。

なんか虫とか食べちゃう、熱帯の花に似てない?




2007/10/25

マングースバスターズ

漫画でも映画でもない、奄美に実在する団体だす。
最近、地元新聞に彼らの成果が載って、初めてその存在を知ったざんす。

その名の通り、マングースを退治する団体だよ。
マングースはかわいいし、かわいそうだって?
ダメ、駄目、だめで~す。


奄美は中国大陸から分断された島なんだよ。

もともと山だったところが沈んで、リアス式海岸になったし、大陸から渡ってきた動物たちがそれ以上北に行けなかったから、奄美固有種になってるんだって。

で、渡ってきた動物のうち、生態系の頂点に立っているのがハブ。

ハブの毒性は沖縄や八重山諸島よりも強いらしくて、昔から山(=森)の中には人もめったに入らなかった。
つまり、そのハブのおかげで自然破壊が沖縄よりも進まなかったんだって。


でも、ハブはみんな嫌いだから、マングースなんかを連れてきちゃった。
それが今はすごい厄介な問題になっている。

ハブとマングースの戦いはショーの中での話。
自然の中でお互いに戦うわけないじゃん。


ハブは夜行性でむやみにそんな動物たちを襲うわけじゃない。
奄美のクロウサギみたいな希少動物も夜行性だし、動きがとろいんだよね。
ハブ以外に恐れる動物がいないから、早く動く必要がなかった。
クロウサギなんて、普通のウサギみたいにピョンピョン跳ねない。
モソっ、ドテって感じなんだよね。

でも、マングースは昼間行動する。
それにイタチ科だから動きがすばやい。

詳しい事は↓
http://www.asahi-net.or.jp/~JF3T-SGWR/inyushu/mangusu.htm



でもって、役場ではハブもマングースも生捕したやつを買い上げてるんだ。

で、マングースの方がハブより捕獲引き取り値段が高いそうだ。

ただし、役場のホームページとか探しても、どこにも書いてないから

聞いた話で言うと、ハブが4000円くらい、マングースが5000円くらいらしい。


で、この専従でマングース獲りをする団体が結成されたんだって。

http://homepage2.nifty.com/kenzoufactory/amamimongoosebusters.htm




***余談***

ハブ箱

地元民で、勇気と根性のある人は果敢にハブ獲りをしているらしい。

でもって、専用の捕獲箱なんかもビッグ2に当たり前に売っている。

7000円ちょっと。

初めて奄美に来た時、地元民の集いに参加したときも

私「ハブ箱って本当にあるんですかぁ?」

地元民のオジサン「今だって、車に乗っけてるよ。」と言って、見せてくれた。

ハブの生息地

奄美諸島と沖縄諸島にいるけど、全部の島にいるわけじゃない。

大陸つながりだった島にはいるけど、いったん沈んでサンゴの隆起でできた島にはいないんだよ。

奄美でハブがいる島は、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島のみだって。

だから、与論や喜界島にはいないんだわさ。




東京に置いてきた植木鉢&植木たち

引越の最中、家中の植木を友人たちに押しつけまくった。

理由は簡単。

1)亜熱帯植物じゃないと、奄美じゃ育たない
 = 枯れるのがわかって持っていくのは可哀そうじゃん。

2)運送費がべらぼうに高くなる
 = 一般家財は空調とかなしで運べるけど、植木はそうはいかない。
1週間も真夏の気温のコンテナーに置いといたら、運んでる間に枯れちゃうじゃん。
でも、法外な(お、これは失礼!)値段を出してまで運ぶ気にはならなかったんだもん。


ということで、最後まで引き取り手のなかった植木は、東京の姉貴の家に預けた。

私「引越の時はほかの手荷物でいっぱいだからさ。
今度東京に来た時に持って帰るからそれまで預かっててよ。」

姉貴「絶対持っていってよ。」


で、その後東京に行ったときにも、案の定、東京で買い物しまくった荷物で運べず。


最近、クワズイモの植木を育ててるのを知った姉貴が、

姉貴「東京はもう寒くなるんだから、早く持って行ってよ。」


そうなんです。
預けた植木は、熱帯性植物の「幸福の木」。
奄美でもばっちり育つんだけど、里子に出したつもりでおりました。
だって、飛行機に乗せるためには、植木鉢から引っこ抜いて、養生して、飛行機で預けられるようにしないといけないんだもん。

おねえさま、次回はちゃんと持って帰ります。

まだまだあったお手軽展望台

昨日はカヤックのお稽古がお休みになったので、代わりに近所探索をすることにした。


で、探索場所は「奄美自然観察の森」。


もっぱら、近隣の小学生の遠足場所&理科展示場になっているみたい。
我が家の近所の小学生Aちゃんのコンクール受賞作品「貝の標本」も飾ってあった。



展望台は全部で3つある。


でも、根性無しのわれら夫婦は最も簡単に行ける展望台しか今まで行ったことがなかった。
だから、運動不足解消も含めて(だって、車で移動だからほとんど歩かない)、残り2つを制覇することにした。


入口はここ。



で、初めての人は気をつけて。

森の中の地図は、この入口の反対側にある駐車場奥にしかないんだ。



そこでしっかり全体図を頭に入れておかないと。

森の中には標識はあるんだけど、それだけ見てもどこを目指しているのか、さっぱりわからない。




こーゆー現象は他のことでも結構当てはまるのが、奄美なんだけどね。




森の中は整備ばっちりされてるよ。


それに、遊歩道が完備されてるから、サンダルでも大丈夫。



ただし、朝夕はハブが出ることもあるからね。

それと、蜘蛛の巣はいたるところにある。
都会人には「ぎゃーっ!」かもしれないけど、自然の一部だからね。



でもって、蝶々がさんざん飛んで、鳥が鳴きまくっている森の中を通って行くと、



着いた展望台からの眺め。

東シナ海がどーん。












次の展望台は、360度の大パノラマだった。






やっぱ、探索しないとね。



で、一つ気がついた。



それは「蝉」。

今だ裏山ではがんがん鳴いているけど、この森の中では殆ど鳴き声が聞こえない。

高尾山より低い山だけど、海抜ゼロから始まってる標高差の違いなのかな。

2007/10/24

いい天気なんだけど・・・

いい天気でしょ?

気温も28度あるし、



でも、カヤックのお稽古はお休み。

だって、風が強いんだもん。


初心者根性無しの我ら夫婦には、強風と波は大敵なんです。




2007/10/23

奄美の三寒四温?冬はまだだった

昨日も今日も、すごくナイスな陽気だった。

太陽の日差しは弱まったとはいえ未だ強力。
だけど、湿度が低くて、
おまけに風がないから、
奄美に住んでから一番快適かも。


風のなさは、この通り。

東シナ海に面している大浜海岸でも、波は見えず。

この写真だけ見てると、まるで夏だね。


この快適シーズン、しばらく続いてくれるといいなぁ・・・。


2007/10/22

市議会議員選挙だって

昨日から選挙運動が始まった。

対象は島の半分を占める「奄美市」市議会議員。
26人の定員に28人が立候補して、”少数激戦”なんだそうな。

東京に居た時、世田谷区議会選なんて意識したことはパーフェクトになかった。
選挙には行ってたはずなんだけど、記憶がない。
定員が何人かも知らないし。

でも、ここだと地元紙のトップニュースだから、否応なく読んじゃう。
我が家は大島郡だから関係ないんだけどね。

政党色は私から見ると「ゼロ」。
地縁血縁がものを言うらしい。

昨日なんか、近所を選挙カーが、政党名も言わずに
「名瀬にお知り合いの方がいたら、ぜひ!」なんて言って通っていった。

奄美市は、名瀬市、笠利町、住用村が合併してできた。

で、当然議員数は減るはずなんだけど、最初減らさなくて相当議会に文句がいったとか。

で、今回は定員数減になって、当選できなさそうな現職議員が辞退したとか。

さらに、名瀬と笠利・住用では人口格差が著しいんで、

「このままでは奄美市は名瀬の言いなりになってしまう。
少数意見をくみ取るためにも・・・」なんて宣伝文句も聞いてしまった。

何のために合併したんでしょうね?

ちなみに私は安易な合併には反対で~す。



この騒ぎは今週いっぱい、日曜日には投票です。


2007/10/21

突然 冬になった気分

昨日から気温が急に下がった。
といっても、25度はあるけど。

我が家の前の海も冬っぽい雰囲気になった。




風が強くなって、体感温度がいきなり下がった。

ノースリーブじゃぁ、もう寒い。
すっごい薄手の長そでTシャツがちょうどいい。
(日がさすと暑いけど)




ちなみに、この島は曇りが冬景色。
東南アジアの雨季でも気温が15度くらいだと想像してもらえるといいかも。





大浜にあるタラソにいったら、
このくらい波が立ってた。






東シナ海だわさ~。


う~ん、冬の到来を感じちゃう・・・。













なーんて思いながらの帰路。



山羊トンネルっていう国道の側道に何台も車が止まっているので、なんだろうと見てみると・・・。
(3台以上車が止まっていると、絶対なんかイベントぽいのがあるのがこの島)



わんさかサーファーが出てた。
流石、海の島です。
夏の間は太平洋、冬になったら東シナ海で、ばっちりビッグウェーブがあるんだす。

植木第一号!

















クワズイモで~す。

立派でしょ、へへ。
ご近所さんが、「取ってきた。」と言ってくれちゃいました。

でも、みなさん、金作原ではとっちゃいけませんよ。
乱獲で問題になっているみたいだから。

でもって、我が家には植木鉢もなかったら、
ビック2に行って、鉢と土を買ってきた。
世田谷値段と比べると、びっくりするぐらい安いんだよねぇ。

ニーズのあるところは価格もリーズナブル!って痛感しちゃいました。

今度はハーブとフルーツの木に挑戦だぁ!




2007/10/19

まだまだ泳げる?

今日はカヤックのお稽古だった。
家の前の龍郷湾はすでに北東の風が吹いて波もあるので、節田海岸へ。

今年はお子様みたいな台風が1個しか来てないので、水温は未だ高いんだよね。
風も太平洋側だからそんなに強くなかったし。

でもって、やっぱりシュノーケリングしちゃった。
寒いかな?って思ったけど、全く大丈夫。
もう10月も終わりなのにね。


***余談***

サンゴがちょっと心配・・・。
台風が来ないと、サンゴって死んじゃうんだよ。

リーフの中は中々波が入らないからね。
台風が来くると、リーフの中を洗濯機を回すように海水を入れ替えるんだって。

自然ってすごいよね。
うーん、温暖化を作った人間って本当に問題だよね。

2007/10/18

無造作に咲く極楽鳥花

この花は何でしょう?

それは極楽鳥花です。


東京に居た時は、花屋の切り花でしか見なかった。



でも、ここでは到る所に無造作に咲いている。



そして、誰も取らない・・・。








そう、極楽鳥花に限らず花は死ぬほど咲いていて、あまり切り花を見ないのです。




我が家も植木とか切り花とかは家に飾ってないしね。









それにしても、引っ越す前からいたるところに咲いていて、未だに咲いている(=その間4か月ぐらい)この花のシーズンっていつなんだ???





極楽鳥花の詳しい事は↓

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/gokurakutyouka.html

2007/10/17

やっぱり秋になった

何を持って、秋になったって言うのが難しいのが亜熱帯。
なんて言ったって、島には紅葉は絶対にないからね。

大体、本当は秋はここには存在しないのかもしれないけど。


でも、なんか感じるんだよね。
残暑じゃない、初秋っていう雰囲気。


**** 私の独断判定基準******


気温

日中の気温がここ数日30度を超えることはない。
まだ27度はあるんだけどね。
朝晩も25度を完全に下回ってるし。
窓を開けて寝ると、ちっと寒いって感じ。


湿度

奄美に引っ越して、こんなに快適な湿度は初めて。
カラってしてるんだよねぇ。
(亜熱帯だから湿度は高い。でも、東京みたいなじめじめ感はしない)




完全に北東の風になった。
おまけに強い。
太陽光線が雲とかで遮られているときに、外にいるとちっと肌寒い。
先週までは、北東と南西の風が交互だったけどね。




龍郷湾内で波が常時立つようになった。
ま、風が変わったからね。
東シナ海からの季節風のせいだろうね。


*********

超薄手のタオルケットだと夜は寒いので、超薄手の羽毛布団に衣替えはした。
家中の窓を開けっ放しにするのは止めたし(でも、開いている窓は当然ある)、
短パンだとちょっと寒いし。

とはいえ、まだ半袖Tシャツ着てる。
素足だし・・・。

蝉も鳴いてるし・・・。


衣替えっていつすればいいんだろう???

2007/10/16

浦島太郎現象の始まり・・・新聞は島のに限る?

東京で読んでた日経新聞を奄美に引っ越した後も取っている。
ただし、夕刊はなし。

鹿児島から早朝便で空輸され、我が家に配達されるのは11:00頃。
要は九州版が来る。

でも、最近島の新聞も取り始めた。
あんなに馬鹿にしてたのにである。

島の新聞は2紙。
南海日日新聞と大島新聞だけ。

どちらも
1面:島の行政とかが中心
2面:世界経済と日本経済
3面以降:スポーツを含め、ほとんど島関連。

たとえば、

運動会。
中学校や小学校の各運動会の模様が詳しく紙面全体に書いてあった。
だって、それぞれの集落にとって一大イベントだからね。

釣果報告。
「どこの浜」で「誰」が「どのくらいの魚」を「どんな仕掛け」で「いつ」釣ったのかが書いてあった。
ためしに
http://www.nankainn.com/ の今週のトピックスを見てくださまし!

その前は徳之島の闘牛大会。
ご丁寧に闘牛の写真付き広告も載っていた。

前から島の新聞がこの手の内容中心なのは知っていたので、日経新聞にしたんだが。
だって、日本を含めた世界をたった1紙面で語っていいのか・・・って思ったんだもん。


しかし、である。

各市町村のイベントを含めた公示とか、
島の病院の休診連絡とか、
島の詳細天気予報、潮位、干潮満潮時間とか  が島で暮らすと結構重要なんだな。


しかも、

ここに住んで3か月にして、「日経新聞記事の大半はまったく関係ない」心理になる。


如何せん、地上波テレビが入らないから、
(これは我が家近辺に限ることであって、普通の集落には地上波は入ります!
くれぐれも誤解なきよう。)

コマーシャルも見ていない
= 企業が新製品をどうアピールしてるのか知らない

衛星TVも飽きるから、時々国会中継なんかをつけっぱなしで掃除している
= 新聞を読まなくても、誰がどんな質問をしてどんな答弁をしたのか、リアルタイムで知っている

面白い番組がなければ、24時間NEWS番組をつけっぱなしにしている
= 3面記事に出そうな内容は暗記できるくらい


そして、奄美は島だから、

株式や円相場のインパクトよりも悪天候の方がよほど気になる
= 鹿児島からの船が止まれば、物資が入らない

観光客はすっごく少ないし、外人はほとんどみないからテロの脅威は全く感じらない

おまけに企業がほとんどないから、主要企業の活動は見られない

さらに、リテール産業で本州都市部にもある主力企業といったら、
ヤマト運輸、ダイエー、ベスト電器、ヤマダ電機、TSUTAYAぐらいなもん。
コンビニも地場だけだから、当然、ローソンやセブンイレブンもない。
NTT西日本も窓口は撤退しちゃったし。

それに、日経新聞の日曜面によく出てる、癒しや健康の類はほとんど関係ない。
だって、島全体が癒しなんだもん。


ということで、東京に居た時は通勤時間を使って熟読していた日経新聞よりも
地元新聞のローカル記事の方が面白くなってきた今日この頃でした。

たぶん、シラサギ・・・

近所を車で走っていたら、草っぱらに10数羽いた。

これって、シラサギだよね~?





2007/10/15

奄美にないもの - 食べ物編

奄美に移り住んで3か月になった。
ここで、一旦、気がついたことを書くね。
探索不足で後から見つかったら訂正するんで、間違いに気づいた人がいたら教えてくださいませ。

***食べ物屋***

蕎麦屋

1軒あるらしいが、未だ見つからず。
名瀬の町中に行っても、増田屋とか藪そばとかの看板は全くない。
奄美人はそばを食べない(油ソーメンを食べる)らしいからみたい。
東京育ちだと結構堪えるかも。
ちなみに、家で蕎麦を作っても美味しくない。
蕎麦もつゆも売ってるけど、水が温くってそばがシャキッとしないだわさ。


うどん屋

これも今まで杵屋とか讃岐うどんとか見たことがない。
関東だしとか関西だしとか言う前の段階。
もちろん定食屋とかではあるけどね。
関西育ちだと辛いかも。


スペイン料理とかの海外もの

イタリアンとか焼肉屋とかはある。
エスニックもあるらしい(まだ食べてない)。
タコス屋はあった。
でも、それ以外は見たことがない。


***食べ物***

レタス

売ってるんだが・・・。買いたくない!
傷んだ部分の葉をむしるのか、すっごく小さい。
かつ、しおれちゃってる?感じ。
気温が高いうえに、たぶん船便で来る(=高原地帯から奄美まで時間がかかる)せいでしょう。


国産ニンニク/しょうが

時期にもよるんだろうが(海が時化ると食糧を積んだ船が入らない)、ほとんどが中国産。
たま~に青森ものが出るんだけど、常時絶対あるとまで確信は持てない。
今時、中国産って結構怖いから、青森のがないとすりおろしチューブにしちゃってる。
(でも、すりおろしチューブもきっと中国産なんだろうけど)
しょうがもほとんど中国産。
ここに行けば絶対に国内ものが売っていると思いきれる店にはまだ遭遇していない。


ブランドの牛・豚

当然、牛も豚肉も鶏肉も売っている。
鶏肉とかは奄美の笠利で育ててるから、結構おいしい。
豚肉も島の人がすっごくよく食べるから、東京よりも上物が多い気がする。
でもさ、牛はダメ。
「松坂」牛とか「神戸」牛とかの国内地名が付く、ブランド牛は今まで見てない。
今時産地表示が当たり前だけど、ここでは
「国産」、あるいは海外の国名表示まで。


海外ものの香辛料

タイ料理の素とかハーブとかはダメ。
ハーブとかは、生を手に入れようと思うと名瀬のダイエーに行かないと。
乾燥ハーブも、メジャーなパセリとかはあるけど、ローズマリーくらいになると見当たらない。



まぁ、毎日のごはんは地元食材を使うのが一番です。

でも、たまにスペイン料理とか食べたくなると自分で作んないといけないから、
香辛料は欲しいところなんだけどね。

突然、秋になった?

今日の室温は27度。


奄美に越してから一番涼しい。
正確にはタンクトップじゃ、ちょっと肌寒いってところ。
昨日までは掃除してると、汗だくになってたのに・・・。

奄美って、10月半ばになっても
森が紅葉しないし、
蝉は鳴き続けるし、
太陽が照ってれば暑いし、

季節の変わり目ってわかりにくいんだよね。



でも、ずっと暮らしていると、わかるようになるんだな。

今日の外の風景。
波がたってるでしょ。

夏の間は太平洋側で波が立ち、冬になると東シナ海が荒れるんです。

だから、今は風の向きが南西の風(太平洋側)から北東の風(東シナ海)に日々どんどん入れ替わっていくんです。


それでもって、朝晩の気温が下がる(日中は暑いけど)。

たぶん、今日は曇ってるから、気温が上がらないんだと思う。

涼しいよ~。


でもって、秋っぽい植物を発見。

”すすき”のおばけか???

すすきっぽいんだけど、帆の部分がまるで箒かロングヘアーの鬘のよう。

すごい勢いで、風にあおられてました。

これって、いったい何なんだろう?












2007/10/14

川エビ獲りデビュー!

奄美に川エビがいることは、奄美に移住した9人家族のTVで知っていた。
水族館にもいるし。


でも、どこでどうやって取ったらいいのかわからない。


それでもって、我が家の近所の番屋のご主人にせがんで、やっと昨日初川エビ獲りへ。



先生は番屋のご主人と近所の中学生でエビ獲り名人のK君。


ご主人「まずは網をビッグ2に買いに行きましょう。」


ビック2で売ってるんだぁ。
釣りコーナーは買い物に行くたびに見ていたけど、どんな網なんだ???



ご主人「XX網(川エビ獲り専門の柄付き網。正式名称は忘れた)は売り切れだ。
じゃぁ、網だけ買って、竹を切って、柄にしましょう。」


ここじゃ、道具は創意工夫で生み出すもの。
都会育ちにはなかなかできないことだと感心してしまう。




K君「皆エビ獲りまくっているから、大きな川に行かないともういないよ。」


ということで、一番近い集落の川を明らめ、ほんの少し遠出。

川の名前を書いちゃうと、どーっとみんな取られちゃうかもしれないから、
ポイントは秘密。うふふ。
マツタケと同じでっせ。



川について、まずびっくり。


旦那「川に水がないぞ。」


そうなんです、かなり川幅があるにもかかわらず、水がない。



K君「水がある所に集まってるはずだよ。」

で、どんどん上流へ。




途中の深みで、すごい大きなかごを背負ったおばさんが胸まで水につかって、
水中メガネで獲りまくっていた。


そのそばには、モズクがに(=上海ガニ)の仕掛けが。
すごいいっぱい蟹が入っていた。




ポイントに到達し、K君がすさまじい勢いで川エビを獲り始めた。
負けずと番屋のご主人も次々とエビをゲットしていく。


生まれて初めて生きている川エビを見る我ら夫婦はしばし呆然。

エビと魚(ハゼっぽいのがやたらいる)の見分けがつかない。


視力の悪い旦那はサッサとあきらめて、昼寝を始める始末。




でもさ、ずーとじーっと見てると、見えてくるんだわさ、エビが。


こんな網で、上から蓋をするようにしてまずはエビを確保。



網を少しずらしたりして、エビを脅かすと、

ひえーって感じでエビが後ろぞりする。



後ろぞりしたら、ゲット!って感じで、捕まえるんだよ。


でもって、この網、自然保護もしてるんだよね。


ちびエビは網目からするーって出ちゃうんだよ。
つまり、網目に引っかかるサイズしか取れないんだな。
小エビがわんさかいたけど、そいつらは来年までしっかり成長してもらわないとね。



1時間30分くらいの格闘の末、獲物を持ってにっこり。



先生たちの素晴らしい指導の賜物でっせ。


K君「みんな夏の間に獲りまくった後だから、最後のおこぼれって感じだな。」

でも、我ら夫婦にしてみれば、初回でこれだけゲットできたのが奇跡に思えてしまう。







収穫はこれだけ!



で、やっぱりから揚げでしょう。



東京の居酒屋で食べるのとはわけが違う、
鮮度と大きさ!

うふふ。



ということで、から揚げパーティーを急きょ実施することにした。



でもって、ハタと思うことが・・・。

から揚げにするのは私。

生まれて初めての生き川エビ、どうすんべ???


揚げ物をしたことのある人なら知ってるはず。
水が油に入ると、すごい跳ねるんだよねぇ、油が。

だから、素材を油に入れる前に水気を拭き取るんだわさ。

でもさ、これってみんな生きてるんだよねぇ・・・。



水を切るためには、一匹一匹、拭くことになる。


一旦、氷とかで〆るんだろうか???



番屋の女将のところに行って、


私「川エビって生きてるまま、じゅーって揚げちゃうの?」


女将「そうよ、素揚げにして塩を後からふるだけ。
簡単でしょ。」(ニコ)



うー、やっぱ、水気を取るために生きているエビを触らんといけんのか・・・。






結論。


生きてるエビをざるに入れて、水道をシャワーにして豪快に水洗いした。

そのままざるをぱんぱんして、水きり完了。

さえばしでそっとエビをつかんで、そのまま油へどぼーん。




川エビは本当においしかった。



でも、台所はおかげで油飛び散り放題。
先ほど、やっと掃除が終わりました。





で、余談。



掃除を念入りにしようと思い立ったのは、昨晩の会話が原因。


近所のMさん「家を建てて間もない時、ねずみが出て大変だったんだ。
Nさんちも出たらしいよ。」


ちなみにMさん宅は月に1~2回奄美に来る別荘族。

当然、家の中には食べモノなんかない。



Mさん「うちは2匹いたんだよねぇ。
東京に戻る前にネズミ捕り仕掛けたんだ。
獲れたのはいいんだけど、1か月家を空けてたから死臭がすごくって・・・。」



私「へ?ねずみが出るの?」


Mさん「ねずみがいるかどうかは糞があるかですぐわかるよ。」



うさぎっぽい糞らしい。
ということは、我が家の土間に時々落ちていたあの糞はねずみってことか!!!



ねずみが出るとハブが吸い寄せられちゃう。


ネズミ自体にも会いたくないし。

地下鉄銀座駅にいるようなメタボリックなねずみじゃないにしても、
会いたくないよ~。





ということで、掃除を念入りにするのでした。




2007/10/13

近所探索 - クジラ浜

我が家の前を通っている県道からは見えないけど、家から見えるビーチがある。


だから、陸からはアプローチできないビーチだと思っていた。


カヤックを習い始めた時、先生の長谷川さんに


「あそこのビーチ(家の前から説明)にいつか行きたいんですけど。
だって、あそこ、道路から行けないみたいなんですよ。」



でもって、長谷川さんがどこからカヤックを下ろすかの偵察に行ってくれた。


長谷川さん「県道から階段があって、そこから降りれますよ。
今度、その階段からカヤックを降ろして行きましょう。」



へっ?



すごいよね、それまで自分たちでは一度も偵察してなかった・・・。


県道から出ている細い道って結構やばいんだもん。


地図には当然出てないし(詳細地図がない)、
行き止まりになったり、
ハブが出そうな藪があったりで、
車で入ってUターンする場所がなかったり。


でも、意を決してやっと見に行ったわけ。

県道からの細い道を全部トライしたんだわさ。


そしたら、あったんだよね。
長谷川さんの言っていた階段からじゃなくて、ビーチに直接降りる道が。

その道を降りると、


こんなのが広がってました。

























当然、人はいない。















地元の人に聞いたら、「クジラ浜」って言うんだって。
昔、クジラが上がったんだんて。




探検はしてみるもんだ!と、つくづく思った日でした。

節田海岸の追記 - 潮の流れにお気をつけあそばせ!

夜ごはんを番屋に食べに行った時に、近所から聞いた話。

私「今日、節田海岸に行ったんだ。すっごくきれいだったよ。」

近所の住人「あそこは潮の流れが速いから気をつけないと。」
結構、亡くなる人が多いんだよ。」


そうなんです。

奄美に来てすごく実感したことは、「潮の干満時間と潮位を知ることはすっごく大切。」

ここに住むようになってから、
朝起きて、
天気予報と天気図を気象庁のホームページで調べる。
そのついでに、潮位の観測情報なんかも見るんだよね。
http://www.jma.go.jp/jp/choi/graph.html?areaCode=&pointCode=O9

ちなみに、「全国の天気予報」なんて、まるで当てにならない。
奄美は「沖縄地方」に含まれちゃうんだけど、
石垣島とかの八重山諸島から奄美まで一体どのくらい離れてるか。
700キロでっせ。
東京と四国の松山ぐらい離れてるんだわさ。
沖縄本島から300キロ、つまり東京~名古屋の距離。
それを一緒にしてるんだから、当たるはずがない。
それに低気圧の成長とかで、南の島は天気ががんがん変わるからね。

とにかく、同じところでも2メートル近く水位が変わるんです。

だから、引き潮の時に泳いだ方が遠くに行けるんだけど、これが曲者。

潮の流れが強いところは、引き潮の時にそれだけ外に流されるってこと。

波がなくて調子に乗ってぐんぐん行っちゃうと、戻れなくなるんだわさ。


昨日はカヤックでリーフの外側からビーチに再上陸している。
つまり、どこから深くなって、どの辺が潮の流れが強いかを
何となくカヤックの上から感じ入ってから泳いでる。

だから、深みに行く限界も予めわかった上で泳いでいるから、いい気にならずに済んだってわけ。


でも、ビーチから直接泳ぎ始める時は用心が必要だよ。

リーフの縁に行くと、どーんと深くなってその辺りにテーブルサンゴとかが
群生しているから、ついつい縁に行きたくなっちゃうんだけどさ。


気がついたときは、沖に流されちゃってるなんてことにならないようにね。



2007/10/12

カヤック講座 -節田海岸

この数週間、台風やら熱帯低気圧やらで、
天気が悪いか、風や波が強かった。

でもって、カヤックのお稽古も初心者のわれら夫婦には
向かいの半島に渡るのが精一杯。
なので、写真を撮る気がしなかった。

が、今日は、

こんないい天気。
快晴だす。

本州はめっきり秋になっているだけど、
奄美は未だ夏。

で、今日のお稽古場は

「太平洋」 のリーフ

場所は空港から最も近い「節田海岸」。

カヤックの先生の長谷川さんのホームグラウンド。

実は、この節田海岸、あまりに空港に近い(誘導灯が見える)ので、
これまで覗きもしなかったし、馬鹿にしていた。

いけませんぇ、確認もせずに判断するのは。

だって、泳いでみたらどこの海よりも最高だったんだもん!



カメラの調子が悪くって、暗く映ってしまったけど
太陽ビームばっちりのビーチです。

リーフが充実しているので、干潮になるとこの通り。
あっという間にサンゴ礁が表に出てくる。

海底の高さが入り組んでいるから、
シュノーケリングでもテーブルサンゴが見られる。
「すっごい!」って感じだったよ。

枝サンゴも生きてたし、

魚もわんさか、
ロングヘアの鬘のようなイソギンジャク付きのクマノミや、
何人で食べればいいんだ?サイズのブダイ、
今まで見たことない変なやつとか、いっぱいいた。

ウミヘビもいるし、

ホニヒトデもいた
(退治すればよかった・・・。
でも、サンゴが生きているからいるんだよね。
白化現象が本当に心配。)

海カメも頭を海から出して泳いでいた。

おまけに貸し切り状態。
干潮時にリーフの縁まで出て釣りをしている人が二人いただけ。

こーゆーところが残っているから、「奄美って最高!」って思えちゃうんだよね。

節田海岸でグラスボートを営業しようとした人がいたらしいけど、
地元集落で猛反対にあったんだって。

静かで自然いっぱいの状態を守りたい、
観光客がわんさか(と言っても30人くらいの団体ぐらいのはず)来て海が汚れるのは嫌、

すっごく理解できるんだよねぇ。
一度破壊されちゃうと元に戻らないからね。

Iターン者としては、ちょっと便利な西表島みたいな奄美でずっといて欲しいもん。




2007/10/11

離島の教育って・・・

奄美の学校でも、本州と同じ教育をしている。

ただし、人数の少ない集落では、小学校と中学校が併設され、
1年生と2年生が同じ教室なんてざらだけどね。

人数が少ない分、上級生は下級生の面倒をよく見るし、 生徒全員に目が行きわたる利点は運動会でもよくわかった。



先日の運動会の後の宴会で、地元の先生との会話。


(だいぶ酔っぱらっていたので、多少間違ってるかも。先生、ごめんなさい)




私「以前、”島の教科書が本州と同じでも、
見たこともない話や関係ない事柄ばかりでつまんない”っていう生徒が
多いって聞いたんですけど。」

先生「確かに本州の出来事とかは直接関係ないことが多いけど、
この島にいる子供の大半は大阪とか都市部にいつか出て行くからね。
教えておかないと、その時にこまることになっちゃう。」

私「それはそうですね。
でも、自分たちの島のことをまず語れるのが先決じゃないですか?」

先生「教えてはいるのよ。
でも、全国統一内容の方が重要視されているからね。
本当は生徒でいる時に都市部で学ぶ機会とかがあるといいんだけど。
現場でも悩んでることなの。」

本当はもっと深い会話をしたはずなんだが、奈何せん、記憶が・・・。

離島で教えている内容は本土と同じ。
でも、環境が違い過ぎる。

素直でいい子が多いから、そのまますくすく育ってほしいと思う反面、
いじめや弱肉強食の競争とかを目の当たりにするのは大人になってから。
それはそれで辛いよね。

都会のもやしっ子とか問題児とかは島で、
島の子は物事の判断ができるようになったら大人になる前に
交換留学とかを実践するのが日本を救う近道だと思う今日この頃です。



***(注)見たこともない話や関係ない事柄の例***

理科

四季がないこの亜熱帯の島で、本州の四季折々の植物/昆虫を教えても、子供には実感もわかない。
桜は4月に咲かないし、種類も違う。
蝉は10月も鳴いている。
氷点下の現象なんて、冷凍庫の中の話。


日本史
(奄美の歴史は目下勉強中なので、詳細は追って。)

奄美大島は、はるか昔は大陸との貿易の重要拠点(でもそんなことを私は習った記憶がない)
その後、琉球王国の支配下に。江戸時代は薩摩藩の圧政に苦しめられた(砂糖地獄)。
サトウキビの搾取は相当のもんだったらしい。
奈良や京都で誰が政権を握ったかの痕跡なんかこの島にはない。
***********************

南の島の家具選び

最近、Iターンを希望する知らない人から相談を受けた。
「引っ越すのにどのくらい諸費用を見とけばいいの?」

で、住居とは別に関心ごとは輸送費。
でも、詳しい事は6~7月のブログに書いたから、ここでは輸送費にインパクトを与える家具の話ね。

奄美に越すのが決定したときに購入を決めた家具は、

ベッド
ソファ
ダイニングチェア

東京で捨てる(大半は知人に押しつけた)と決めた家具は、

ベッド
ダイニングチェア
テレビ1台
冷蔵庫
食器棚
その他小物家具

括りつけで作ってもらった家具は、

食器棚・アイランド型作業台
書斎机
本棚兼用の棚
下駄箱


なぜこんなに入れ替えたって?

1)運送費はばかにならない
2)結婚以来使ってた気に入らない家具/古い家電を一掃したかった

運送費は、ホント、ピンからキリまで業者によって値段がばらばら。
おまけに引き受ける業者も少ない。
だから、離島で暮らすって決めたら、引き受ける業者をまず見つけて、そのうえで全業者に見積もりを取った方がいいよ。


で、次に島で暮らすのに適した家具の話。

括りつけの家具は大正解。

輸送費を考えたら、絶対作ってもらった方がいい。
壊した時にすぐに修理してもらえるしね。
現に、作業台とか食器棚は越してから、だいぶ手を加えてもらった。
でも、大塚家具で買ったガラスのテーブルをゆがめたのはそのまま。
(足を乗っけて、接続部分がゆがんだ)
だって、直すのに輸送したら往復の運送費で新品が買えちゃう。

で、くくりつけてもらうのに気を付けた方がいいのが、「棚とかの内部がすぐに見渡せる」こと。

台所の作業台の下はミサワホームのキッチンワゴンをそのまま収納。
食器棚もすれ違い戸2枚で、開ければ上から下まで全部見える。

何で見渡せることが重要かって言うと、「何が潜んでいるかわからない」から。
虫が入ってこないようにするなんて、完全密封しない限り不可能。
だから、入ってきたのがわかるようにする。

丁寧に掃除はしてないけど、数日に1回は押入れから戸棚にいたるまで、一応全部開けてみる。
でないと、しばらくぶりに開けた時に「ぎゃー!」ってなるからね。


でもって、失敗とは言いたくないけど、問題の家具が1個。

それは、「ベッド」。


旦那と私はベッドマットレスの固さの好みが違うから、一見似ているように見える違うベッドを使っている。
狭かった東京の寝室と違って、ここではセミダブル2台。
うふふ、やりたかった贅沢だよ~ん。

旦那は極固スプリング、私は「お姫様ベッド」。
お姫さまベッドというのは、ダブルマットレスのこと。
寝ころんだら沈むようなのにしたかった。

これが問題だった。

暑いんだよねぇ・・・。

沈むって言うのは、体の表面積がマットレスに密着する比率が高いってこと。
それって通気性が悪いことと同じだからさ。

一応奄美でも今は朝晩は涼しいから、窓あけっぱなし(この辺の家は皆あけっぱ)にしていればクーラーなんていらないんだけど、このお姫様ベッドは別。
旦那は堅いマットレスで「がーがー」寝ているのに、私は「うえー、暑い」。

島で暮らそうと思ってらっしゃる方々、
布団は貧乏敷布団(=薄い)、ベッドなら堅いマットレスを絶対にお勧めしますわ。


奄美の山はブロッコリー



最近、TV(と言っても衛星しか入らない)を見ていると、本州はすっかり秋らしい。
紅葉シーズン突入だね。

でも、ここ、奄美は残暑ってところか。
だって、
未だに日中は30度。
蝉はがんがん鳴いている。


で、本題。

奄美の山は2種類らしい。
人が入っていない原生林と人が入った後の森。

見分け方は、落葉樹中心=原生林、松林=人が入った だとか。

で、原生林はどう見ればいいのか?
それは、ブロッコリーのように見えるか否かで決まるみたい。

ブロッコリーっていうのは、本当にブロッコリーのように木ごとの塊が見えるかどうかなんだな。

写真ではちとわかり難いかもしれないけど、それぞれの木の枝ぶりが何と無くブロッコリーに見えない?

もともとの原生林は落葉樹とシダとかが中心で、人が伐採したことのあるところには落葉樹が生える前に松が育っちゃうらしい。

一旦、落葉樹が伐採されると、松林になっちゃうんだよね。

その話を聞いてから、山を見ると「あら、ホント」ってくらいよくわかります。

で、本当に風が強いところは、木も育たないし、育っても枯れちゃうみたい。
最初は「何でこんな空気もきれいで、自然いっぱいのところで枯れるんだぁ???」と思ってたけど、
東シナ海から抜ける強風に耐えられなかったみたい。

自然って本当に大事にしないと、崩壊するのはあっという間。
みなさん、自然を大切にしましょう。



2007/10/10

奄美の物価

東京の世田谷ってところに以前は住んでいた。
一番近いスーパーは、あの“紀伊国屋”とか、シェルガーデンとか、大丸ピーコック。
当然、売っているものは高い。
紀伊国屋なんかは超便利の”CookDo”は置いてなくて、ペケペケ飯店のしかない。

だから、ここ奄美に引っ越してきても、よく言われている”島プライス”の実感は少ない。


***明らかに東京よりも高いもの***

筆頭はガソリンでしょう。
1割くらい高い。
でも、車は必須。
何せ、バスは高いし遅いし、名瀬の町中以外は極端に便数が少ない。
余談だけど、時刻表をネットで公開してないんだよねぇ、このバス会社。

ということで、次がバス、飛行機。
飛行機代は許しがたいほど高い。
JALの独占だからね。
東京~奄美は一日一往復しかしないから、結構満席になる。
当然ディスカウントチケットはほとんど出回らない。
バスもローカルの過疎だから当然高い。

野菜では葉物。
キャベツ、レタスの類は、内地からの輸入品だからね。
当然、高いの。
レタスなんかは、痛んだ葉っぱを剥いてしまうせいか、すっごく小さい上に新鮮じゃない。
まぁ、空輸したら高くなるから、どこかの高原で育って、一回東京とかの都市部を経由して、鹿児島から船で来るんでしょう。

通販の送料は気をつけないとね。
離島料金を取るところも結構ある。
通販は送料まで見てオーダーしないと、結構怖いよ。
でも、Amazonは1500円以上送料無料のまま。
Amazonは偉い!
それに、Dinosとかユニクロ、BodyShop、Landsendとかも東京と同じ。



その他の日用品で、「げっ、高い!」と思ったものはないかも。
家電も、ベスト電器とヤマダ電機があるんで、東京とほとんど値段は変わらない。



***明らかに売ってないもの***

ブランド品。
なんせ、デパートとかは1件もないからね。
Crocsのサンダルやナイキの水着はタラソで売ってたけど、後はコピー品が主体かな。
サンダル/水着以外のブランドものはまだ発見できていません。

蕎麦屋。
1軒あるらしいが、まだ行ってない。
東京で蕎麦食いだった我が家は、東京に行った時に食いだめすることにした。
家で作っても、水が温い(というより温水)ので、美味しくないんだわさ。
ソーメンはしょうがないから、氷水入れてる。

ヒラメとかの白身高級魚。
需要がないからかもしれないけど、北の海で育った魚で見かけるのはサンマくらい。




***明らかに東京より安いもの***

Colemanのキャンプ用品。
奄美唯一のディスカウンターと言っていいビッグ2にある。
テント、デッキチェア、テーブル、テーブルウェア・・・。
大体のものがなぜか破格で揃っている。

フルーツ。
内地へ輸出される上物は高いけど、普段食べるものは安い。
庭に植えてそれを食べている人も多いみたい。

島野菜/島の魚。
当然、地ものなので安いけど、料理法が浮かばないものが結構多い。
見た目はホウレンソウやインゲンに見えても、あくが強い。
おまけに地元民には当たり前のあく抜き方法とかの本がないときている。
でも、カツオとマグロは別格。
見た目も味もばっちりです。


2007/10/09

今日の夕焼け


秋を感じさせる夕焼けなんだが・・・。
でも、まだ暑いよ~。

最近の来訪物

最近は少し秋っぽくなったせいか、来訪昆虫の種類が変わった。
まぁ、秋っぽいっていっても、相変わらず30度だけど。


1位:蠅
2位:コオロギ
3位:ハサミムシ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%A0%E3%82%B7

8月9月に比べると、かなぶんがめっきり減った。
その分、コオロギが倍増しているようだ。




番外編


セミ

さっき、網戸に蝉が止まっていた。
奄美の蝉は11月ぐらいまで鳴いているらしい。
運動会の時も木陰にいたら、セミの大合唱で話ができないほどだった。



ムカデ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%AB%E3%83%87

今まで土間で侵入を食い止めていたが、昨晩、居間のフローリングで発見。
7cm級。う~!!!

台風や熱帯低気圧の影響か、湿度が上がってたせいか???
奄美の昆虫はゴキブリ、蠅を含めて、基本的に亜熱帯的動き方だが(要は遅い)、
こいつだけは別。
キンチョーゼットであの世に行ってもらった。


映像的に耐えられるのは、「鳥」でしょう。


引っ越した時から、この鳥は庭の虫を取りに来る。
あんたは偉い!
と言いながら、未だなんの鳥なのか判別できていない。



その他はヤマバト夫婦、
やはり名前がわかっていない小鳥たちが頻繁に来ている。

2007/10/08

巨大かたつむり、異常発生

これ、何だかわかる?




「アフリカマイマイ」


原産はアフリカ。

奄美にもともと居たんではなくて、戦時中に陸軍が沖縄や奄美に「食用」として持ち込んだらしい。



でも、髄膜炎を引き起こすらしくて、養殖を放棄した結果、野放しに増えているらしい。


これは奄美に限った話じゃなくて、沖縄や小笠原も同じみたい。





異常発生している場所はここ。



海沿いに新しい県道ができて(我が家の前を通る道)、この古い旧道はあまり使われなくなった。

ただし、それは昼間の話。



夜にショートカットできるこの旧道を使う車は結構多い。
検問は旧道ではやらないしね。


左手に沼っぽい湿地があって、そこで繁殖。


右手にある山を目指すらしく、道路を横断するアフリカマイマイが多い。


で、アフリカマイマイは夜行性なので、夜に道路横断。


そこを地元の車がガンガン走る。



ということで、写真を撮るのもおぞましい量のマイマイが今日も道路に潰れた状態で張り付いているのでした。





島の運動会

昨日は、多くの小学校が運動会を開催。

我が家は子供がいないので、東京にいたら当然地元の学校の運動会なんて行かない。

でも、島の小学校の運動会は別。
集落中の家にプログラムも配られる。


近所の小学校の生徒数は33人。
先生や学校関係者は全部で8人らしい。

生徒数が少ないから、地元民総出で盛り上げるんだよね。

生徒が出場するかけっこなんかは一人一人紹介するし、親子対抗でも親子のプロフィールが流れる。

単に生徒と親だけが楽しむものではなくて、あらゆる世代を意識してか、いろんなだしものがあった。

生徒も現役だけでなく、集落の保育園(未来の小学生)、地元の中学生、高校生まで一緒に走ったりする。

保育園児たちはかけっこ以外にお遊戯とかも披露していた。

婦人部がダンスしたり、家族対抗でかけっこ(親子、ばあさま、じいさまで対決)する。


じいさま、ばあ様用に「宝釣り」なるゲームもあって、竿でプレゼントを引っ掛けてた。

チームも、赤組白組以外に、集落対抗(2つの集落が学区)になっていて、集落対抗競技はその場で参加者がかき集められる。
当然、我が家も刈り出された。
玉入れ(東京のかごに球を入れるのではなくて、地面に置いてあるバケツにボールを入れる)
水入れ(5m先にバケツに水が入っていて、それを湯のみですくって10m先の一升瓶に入れていく。一番先に満タンにしたチームが勝ち)

高価な道具は一切使っていないけど、実にほのぼのするゲームが多い。

プログラム全体を通じて一応勝ち負けはあるんだけど、チーム編成とかゲーム内容に気を使っていて、必ず接戦になる。
参加することが何よりで、勝負していくこと自体を希薄化している感じ。
島の”ほのぼのさ”って、こんなところから育っていくのかな。


クライマックスには「八月踊り」なる島の盆踊りがあって、お年寄りたちががぜん張り切っていた。
イベントでは必ず踊らないといけないらしい。
だから、今後のことも考えて早く踊りを覚えようと参加したけど・・・。
振りが歌によって違うんだなぁ。
ビートも島独特だから、ステップがなかなか刻めない。
それでも歌は延々と続けれられる。

伝統継承ってことで、小学校でも特訓したみたい。
先生とかも必死で覚えたらしい(赴任期間が3年くらい。しかも同じ島でも集落で振りが違う)。

まぁ、娯楽の少ないところだから、運動会は一大イベントなんだな。
先生だけが準備/運営をするんじゃなくて、集落全体で役回りがあるみたい。
PTAや青年部は準備や後片付けで大変みたいだけど、集落全体で子供を見守っているのがよくわかる一シーンでした。

すっかり楽しんで、そのまま宴会に突入したのでした。

2007/10/06

台風15号のその後

気象庁の天気予報では午後から荒れるはずだった。
珍しくBSニュースでも台風情報を流していた。

確かに石垣島やヨナクニ島は大荒れみたいだ。

だが、この奄美。
朝から曇り時々晴れ。
ちょっと風は強いが、波浪警報を出されるほどじゃない。
現に、普段の熱帯低気圧の時は漁師船は就航しないけど、今日は湾内で釣りしている小舟を見かけている。

旦那は朝から外に置いてある高圧洗浄機とかホースとかを土間にしまいこんでいたが、未だ雨は降らず。

「大したことないのかなぁ???」と思っていると、近所のKさんが。

Kさん「明日の運動会(地元の小学校全部である)には運動靴履いてきてくださいね。」

旦那「へ?」

Kさん「いろいろ催し物があるんですよ。お弁当と飲み物はうちで用意しますからね。」

ということで、地元民は明日の運動会は決行だと思っている。


天気予報で、沖縄地方で一括りにされても・・・と思う一日でありました。

2007/10/05

島で使わないものは・・・

東京からわざわざ運んだにもかかわらず、未だ使ってないもの。

<ある程度想定してたもの>

* クリーニングしないといけない服

がんがん洗濯機で洗えないものは着る気にならない。
どこへ行くにも短パン、TシャツでOKだし。
短パンとかはビック2で525円で売っていて、何枚も買ってしまった。


* 当然、皮靴/靴下

ビーチサンダル、つっかけだよね。
この島に来てから、Crocsのコピーサンダルを何足も買った。
すっごく便利。
気取った、かかとのある靴はサンダルと言えども履いていない。



<想定外だったもの>

* クッション

引越に伴ってソファーやダイニングチェアを新調した。
それに合わせてクッションも買ったが、使う気にならない。
座る気になるのは通気性の良い、または冷たいメッシュ、堅い木なんかで、布製のものは汗が出てダメ。
ソファーも換えカバー付きだが、クリーニングが必要なので、普段はシーツのようなソファーカバーを掛けて、がんがん洗濯している。


* じゅうたん/ラグ

素足でいるし、海から帰って来たときに気兼ねするものを敷く気にならない。
だから、玄関にも、勝手口にも持って来た絨毯ではなくて、キッチンマットを置いてしまった。
キッチンマットは汚れても気にならないし、洗えるから便利。


* スリッパ

皆出しても履かない。
板張りは素足に限るってことかな。



* 高価な食器/グラス

宴会するときに使おうかなと思っていたが。。。
如何せん、一回の宴会の出席人数は10人を下ることがない。
島の人もかしこまるのがあんまり好きじゃないしね。




台風15号も・・・

今は石垣島の南340キロ付近にいる。


これが今の奄美。
夕焼けだぁ。

昼間も雨はそんなに降っていないよ。
また、肩透かしかな・・・。





2007/10/04

ウニを食べるって大変

奄美にだってウニはいる。
北海道のバフンウニだけがウニじゃないぞ。

奄美に来てから、近所の番屋でウニ丼をしょっちゅう食べている。
南のウニだから身は少々だらしなく水っぽいけど、
味はれっきとしたウニ。

家の前の海にもたくさんいる。
いつかウニ取りをしようと、既に手袋、とったウニを入れる網、ウニをつかむためのトングは買ったが、
泳ぐときにいつも持参するのを忘れるのでまだ実現していない。

食べられないガンガゼ(とげがすっごく長い、刺されるとやばいやつ)ではなくて、
シラヒゲウニ http://www.env.go.jp/nature/nco/kinki/kushimoto/kyokuhi/sirahige.htm
サンゴのかけらや貝殻なんかをまとってる。

でもって、昨晩、お隣のN家とティダムーンに晩御飯を食べに行った時のこと。

ティダムーンのオーナーが「今日、ウニ取ってきたから食べてってください。」と言って、
まだぶりぶり動いているウニをくれた。

N氏ご夫婦は自らウニ丼も作った経験を持つから、さっさと殻を割って食べている。

私も負けじと殻にスプーンをブスっ。


私「ぎゃー、う~、ウニが動く、動く・・・」

見るに見かねたN氏が「ほれ、かして。」と言って、私のウニをとっと割ってくれた。


中身はほんのちょっとしか入っていないんだけど、やっぱ、新鮮なのは美味しい。

N氏「ウニ丼作ろうと思ったら、30個くらいは使わないとね。
それに、殻を割る時、このウニ、なんか出すんだよね。
だから、割った後、かゆくなったりするから、ウニ丼は外で食べるに限るね。」

それを聞いた旦那は、ウニに手を掛けようとしていたのをやめた。

私「何で食べないのよ?」
旦那「だって、手が痒くなるんだろう。」
私「それじゃ、ウニ取りもできないじゃない。」
旦那「僕は取らないよ。やっぱりウニ丼は外で食べるに限る。ま、君が取りに行くのを止めたりするのはしないからね。」

旦那にとって、2度とウニを触ったりしないと誓った晩となりました。

2007/10/03

BBQデビューの続き

さっき、冷蔵庫を開けて「あっ!」

昨日の晩、余った猪肉を頂戴したのはいいが、・・・。

ゆうに1キロはある、骨付きブロック。

バーベキューでは、持ってきてくれた人が薄くスライスして美味しく頂いたんだが・・・。

う~、どうやって骨付きの巨大な塊を料理すればいいんだろう。

未だ、途方にくれてます・・・。


ちなみにお味噌汁になってしまった伊勢海老を始め、
持ち寄って頂いた海鮮食材は「生きている、またはさっきまで生きていた」もの。

セミエビ、伊勢エビ、巨大な鯛。
鯛は番屋のご主人がさばいて、塩をして持ってきてくれたが、
伊勢エビ、セミエビは芝生の上を逃げ惑うくらいの生きのよさ。

「半分に割って、豪快に焼いちゃいましょう!」と言われても、

どうやって半分にするんだぁ?


おそれおののいている我ら夫婦をしり目に、
地元民、地元化した大阪人のN氏とかが、
「出刃包丁ある?」

包丁を握って、海側にある例の外水栓のところで、
ぱっぱと半分にしていった。

でも量が多くて全部食べれない。

宴会も終焉になったときにも、2匹の伊勢エビがまだ生きていた。

「今日はもう食べれないから、後はお宅で食べれば?」と親切な一言。

「え~、だって、これ、まだ生きてるじゃん。」

だってさ、伊勢エビなんて、伊豆とかに行って、
すっごく小さな1匹のお造りと味噌汁くらいしか接触経験がない私は困った!

当然、そんなチープな経験しかないんだから、当然、さばいたことなんかあるはずもないじゃん。


見るに見かねた番屋の女将が、
「ふんじゃ、今お味噌汁にして食べちゃいましょう。
お酒飲んだから、お汁ものならいけるでしょ?」

と言いながら、とっとと味噌汁にしてくれた。


そうなんです、こっちでは海鮮系はほとんど買わずにもらいもので済んでしまうくらい、みんな気前よくおすそ分けしてくれるんだけど、大きさ、鮮度が半端じゃない。

先日も、「獲れちゃったから。」と言って、巨大なブダイ(こっちじゃエラブチ)が我が家に回ってきた。

「うろこも、内臓も取ってあるから大丈夫でしょ。」とニコッと言われたが、

う~、この大きさでは3枚下ろしなんかできない!


すごすごと、ブダイを持って、番屋に逃げ込んでしまいました。
ブダイはお刺身、から揚げ、煮付けの3種へと華麗に変身しました。


東京では、ちびっこい鰺の三枚下ろしや、クルマエビごときのむき身なんかはお手の物だったけど、そんな貧弱なサイズの経験で歯が立たないのが、”島暮らし”でっせ。

10月なのにまだまだ夏です

東京とか本州は三寒四温の状態で、刻々と秋になっているようだけど・・・。


今現在の我が家の前の海の様子。

風向きが、北東の風(冬の風)になったり、また夏の南西の風になったり、目まぐるしく変わっているんで、秋が近付いているみたいだけど・・・。
気温は朝から晩まで28度~30度。

空の雲は秋っぽくなったけど、裏山では蝉の大合唱が続いている。

海で泳いだ後に太陽が射していないと、「あれ、結構寒いかも」だけど、太陽が照っていると相変わらずのビーム光線。

残暑ってところでしょうかぇ。

南の島での家づくり -引越2ヶ月後での所見(土間の使い方)

我が家には、「土間」なるものが3か所ある。

まずは玄関。
家自慢するなら、ここに限る。

玄関を開けると、

うふふ


いきなり海が見えます!

我が家を訪れる人が必ず驚くスポットです。

ココは超拘りました。

玄関の戸を開けっ放しにしておくと、すっごく心地よい風が吹き抜けていきます。


カッコだけでこんなだだっ広い玄関を作ったのかって?

答えは否。

奄美は台風激戦区。
熱帯低気圧もよく通り過ぎる。
だから、外に置いてあるものが吹っ飛ぶのです。

我が家は外に物置がない。
というより、断固作らなかった。

私と旦那の性格上、物置にしまい込んだら絶対に使わなくなるからね。

だから、すごくよく使う高圧洗浄機やホース、イスなんかは庭に出しっぱなし。
で、暴風雨の襲来とともにこれら外にあるものを全て土間に一旦入れ込んで、暴風雨が去ったらすぐにまた出しっぱなしの状態にする。

一時保管以外の何物でもないから、スペースさえあればOK。
収納するわけじゃないからね。
広いと、ホント、便利するよ。

ついでに、1点。
何でも置いちゃう土間だし、ミニ宴会なんかはこの土間と庭の間のテラスチックなスペースでやっちゃう。
だから、当然汚れるので、時々じゃばーっと水洗いしている。
その時に「あ~、よかった・・・。」と思うのが、この下駄箱。
ミサワホームのオリジナルなんだけど、下が開いている扉と棚とスライド籠が付いている、シンプルなもの。
この”下が開いている”ことがすっごく重要なんだな。
ポイントは、「水洗いする時に、一切ものを動かさずに済む」こと。
日々のことなんで、余計な手間がかからないのが助かってます。
他にも
- 下駄箱の中って虫が入りやすいんだけど、オープンなので一目瞭然で存在が確認できる。
- 靴に限らず、玄関周りで使うものをすべて突っ込める。
例えば、箒/モップ、雨合羽、外出時に時々使う虫よけスプレー、海用バックなんか。
何でも突っ込めるって、ホント、便利だわさ。


次は、食堂脇にある意味不明の土間。
2階のこの位置にお風呂場があるので、どうしても1階のこの場所に構造壁を入れる必要があったんだ。
もともとは防音付きのピアノ室にするつもりだったんだけど、中途半端に狭いんで土間にしちゃった。

普段は庭に出る勝手口代わり、暴風の際には外に置いてある洗濯物干し(こんなものでも吹っ飛ぶ)なんかを急きょ入れるのに使ってる。




最後が、ホントの勝手口。
我が家は洗濯機が2台。
この土間に置いてある洗濯機は、海から戻った時の水着、タオルとか、足ふきマットとか、がんがん洗っちゃうもので使っている。
で、ポイントは上に設置した“竿”。
常時、竿が置けるようにしたんだけど、これは南の島では必須だね。
風が強すぎて外に干せない時や急に雨が降って来たときなんかに大重宝している。
低気圧が近づくと、本当に1日に晴れたり、スコールになったりと天気も大忙しで変わるから、絶対部屋干しできる場所をはじめから作った方がいいよ。


これらの土間は本当に我が家で役立ってます。
汚れても水洗いできちゃうし、便利だよ~。
ただし、水洗いした後は、水を好む

ハサミムシ
ゲジゲジ
ムカデ たちが一気に押し寄せてくるんで、要注意。
島にはこれらの虫を撃退する殺虫”粉”があって、洗いたての濡れた状態でこの粉をもう急ぎで撒くんだわ。
せっかく洗ったのにすぐに粉だらけになるのが悔しいんだけど、乾くのを待っていたらその間に家の中にわんさかハサミムシがいることになっちゃうからね。

2007/10/02

BBQデビュー

夕方、4:30ぐらいに電話。
主はご近所の「番屋」のご主人。

番屋のご主人「すっごくいい型の鯛が釣れたんで、お宅でバーベキューにしましょう。」
亭主「へ、それはすごいですね。でも、うちにはバーベキュー設備はないです。」
番屋のご主人「炭もグリルも持っていきますよ。」

ということで、突然決まった。

野菜とソーセージぐらいしか我が家には具材はなかったが・・・。

番屋のご主人がすごい立派な鯛2匹、
隣のN氏が伊勢エビ、セミエビ、
番屋のご主人のお友達が猪肉(奄美には野生の猪がいるんです)、
・・・などなど、急きょ決まった割にはあまりに立派な具材がめいっぱい。

島ってすごい!

ちなみに伊勢エビも食べきれなくて、最後は味噌汁になって美味しく全てを頂き尽しました。

手が出せない食べ物

島の人が普段食べない、ハブ酒だの、蛇のから揚げだとかの話じゃない。

どこのスーパーの鮮魚コーナーにも必ずあるもの。

それは、

「スズメダイ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4

から揚げでよく食べるらしいが・・・。

家の前の海にもわんさか泳いでいるが、それを見て”美味しそう”とはどうしても思えない。

奄美は熱帯魚系ばかりじゃなくて、カツオやマグロが上がる。
つい、そっちを買っちゃうんだよねぇ。
現に美味しいし。

マグロはこの奄美で養殖もしている。
もちろん、クロマグロ。
ちなみに東京の葛西臨海水族館で泳いでいる、大量のマグロも奄美から運んでいるんだよ。

すっごいリーズナブルな値段で、獲れたてのカツオやオオトロのお刺身が食べられちゃうんだよ。
だから、どうしても、この
スズメダイ
シイラ
その他のカラフルな魚  には手が出せない。

ま、釣ったのは、船長さんに頭落して、鱗と内臓を取ってもらっちゃってるから、から揚げで食べたけどね。




家づくり反省点 -歩道カット

奄美に限った話じゃない。
一戸建ての家に住もうと思ったら、当然知っていなくっちゃいけなかったこと?かな。

家の両サイドには軽自動車なら楽に4台停められる、駐車場を作った。
何せ、どこへ行くにも車は必需品だからね。

でもって、我が家は玄関側に県道が走っている。

これは、勝手口側の駐車場。
入口も広いでしょう?

で、問題は歩道なんだわさ。

車道と歩道の高低差はざっと10cm。
だから、車高の高い車以外は歩道をカットして車道からのスロープになっているところじゃないと駐車場に入れない。

隣のN氏も我が家も100坪の区画を2つ買ったので、境界にどちらの家からでもアプローチできるように歩道カットされている。

でも、ご覧のとおり、我が家側の入口をN氏は使っていないので、N氏側のアプローチは不要なんだわさ。

で、カット部分を広げようともくろんだ。

歩道カット幅は1軒につき4mのみ。
だから、1つしかカットできないことが判明。
カットにかかる工事は4万円くらい。

「まぁ、仕方ないわさ」と思って、いざ詳細に詰めていくと・・・。
何と、10万円になるという。


何で????


それは、「県道スペック」のせいです。
車両が何台も通過しても大丈夫なほどの耐久性が必要なんだと。
県道はそれなりに車もダンプも通るけど、県道から我が家の駐車場に入るのは一体何台だと思っているんだか・・・。


ということで、カット自体を断念しました。ふぅ~・・・。