2007/10/16

浦島太郎現象の始まり・・・新聞は島のに限る?

東京で読んでた日経新聞を奄美に引っ越した後も取っている。
ただし、夕刊はなし。

鹿児島から早朝便で空輸され、我が家に配達されるのは11:00頃。
要は九州版が来る。

でも、最近島の新聞も取り始めた。
あんなに馬鹿にしてたのにである。

島の新聞は2紙。
南海日日新聞と大島新聞だけ。

どちらも
1面:島の行政とかが中心
2面:世界経済と日本経済
3面以降:スポーツを含め、ほとんど島関連。

たとえば、

運動会。
中学校や小学校の各運動会の模様が詳しく紙面全体に書いてあった。
だって、それぞれの集落にとって一大イベントだからね。

釣果報告。
「どこの浜」で「誰」が「どのくらいの魚」を「どんな仕掛け」で「いつ」釣ったのかが書いてあった。
ためしに
http://www.nankainn.com/ の今週のトピックスを見てくださまし!

その前は徳之島の闘牛大会。
ご丁寧に闘牛の写真付き広告も載っていた。

前から島の新聞がこの手の内容中心なのは知っていたので、日経新聞にしたんだが。
だって、日本を含めた世界をたった1紙面で語っていいのか・・・って思ったんだもん。


しかし、である。

各市町村のイベントを含めた公示とか、
島の病院の休診連絡とか、
島の詳細天気予報、潮位、干潮満潮時間とか  が島で暮らすと結構重要なんだな。


しかも、

ここに住んで3か月にして、「日経新聞記事の大半はまったく関係ない」心理になる。


如何せん、地上波テレビが入らないから、
(これは我が家近辺に限ることであって、普通の集落には地上波は入ります!
くれぐれも誤解なきよう。)

コマーシャルも見ていない
= 企業が新製品をどうアピールしてるのか知らない

衛星TVも飽きるから、時々国会中継なんかをつけっぱなしで掃除している
= 新聞を読まなくても、誰がどんな質問をしてどんな答弁をしたのか、リアルタイムで知っている

面白い番組がなければ、24時間NEWS番組をつけっぱなしにしている
= 3面記事に出そうな内容は暗記できるくらい


そして、奄美は島だから、

株式や円相場のインパクトよりも悪天候の方がよほど気になる
= 鹿児島からの船が止まれば、物資が入らない

観光客はすっごく少ないし、外人はほとんどみないからテロの脅威は全く感じらない

おまけに企業がほとんどないから、主要企業の活動は見られない

さらに、リテール産業で本州都市部にもある主力企業といったら、
ヤマト運輸、ダイエー、ベスト電器、ヤマダ電機、TSUTAYAぐらいなもん。
コンビニも地場だけだから、当然、ローソンやセブンイレブンもない。
NTT西日本も窓口は撤退しちゃったし。

それに、日経新聞の日曜面によく出てる、癒しや健康の類はほとんど関係ない。
だって、島全体が癒しなんだもん。


ということで、東京に居た時は通勤時間を使って熟読していた日経新聞よりも
地元新聞のローカル記事の方が面白くなってきた今日この頃でした。

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