2007/11/30

足長クモ、発見

玄関の外を掃除していたら・・・


これ、クモ。
足の長さまでいれると、10cmくらい。
コンクリートの上でじっとしていた。
ちょっと調べたけど、蜘蛛は種類が多いから、何科の何目かがわからないとダメみたい。
ということで、
名前も
何を食べるのかもわかりません。
ヤスデとかを食べてくれるといいんだけどね。

すっごく天気はいいのに

今週は台風の影響からか、天気がずっと悪かった。
(この季節でも台風があるなんて!!)
で、今日は久しぶりの好天気。
気温も室温で23度あるし。
でもね・・・
風が強すぎるの。
それも半端じゃなくて。
洗濯日和なんだけど、
外に干そうものなら、物干しごと吹っ飛びそう。
少なくとも、物干しが倒れる。
風が強いから、車も潮で真白。
でも、洗うそばから、潮がついちゃうんだよん。
外にいると、髪の毛まで吹っ飛びそうだし・・・。
見てる分にはきれいなんだけどねぇ・・・。
これぞ、南の島の冬?なんでしょうかねぇ。
東南アジアの雨季そのものといったところです。

2007/11/28

お墓事情

奄美のお墓は沖縄スタイルじゃなくて、本州と同じ。
普通のお墓なんだけど、立地が都会とか大違い。

霊園は何箇所かあるみたいだけど、基本は集落内にある。

それも、景色がよくて、
人通り(車どおり?)がよくて、
目立つ場所が多い。

こんな感じ。
ここは集落の入り口なんだよー。


最初は、
「げ、げっ!何でこんなところにお墓が???」と思ってた。

だって、東京にいたときは
お墓といえば
どっかの寺か
霊園だもんね。


奄美は江戸時代の仏教政策にあまり影響を受けなかったとかで、
お寺がないに等しい(あるのかもしれないけど、今まで見たことがない)。
「でもさ、本来は墓は霊園じゃないのぉ?」と思ってた。
だから、お墓が人家の隣みたいな感覚であるのに、すごい不自然を感じたんだわさ。


でも、地元の人と話しているうちに、
「あ~、奄美ってご先祖様が生活の一部?」って思うようになった。

何といっても、お盆。

沖縄みたいに親族が墓の前に集まって大宴会をするわけじゃぁないんだけど、

旧盆の初日にお墓にご先祖様を迎えに行って、

お盆の最中は「寂しくないように、誰かが必ず家にいるのよ。」 だって。

で、最終日にまたお墓まで連れてくんだって。


さらに、やたらお赤飯を頂く時期がお盆以外にあったんだけど、

私は「今日は何の日?
何がめでたいんだぁ?
うー、わからん・・・。」

なんと、お盆以外にご先祖様にお供えするときがあるらしい。


そーんなことを聞いているうちに、お墓の存在が全く気にならなくなった。
もう、集落のお墓で”肝試し”なんて、する気にもならない。

そー、奄美のお墓って、
「どろどろどろ・・・」っていう、和製ホラーっぽい雰囲気がないの。

東京なんかだと、物好きが青山墓地でお花見するくらいで、
後は義理丸出しの雰囲気でお墓詣りに行く人が多いから、
普段は人の気配がなくて、
「不気味ぃ・・・」感が漂うのにね。

ホタルとかも飛んでるのに全く”どろどろ”感がないのは、
たぶん、普段からお墓があまりに近くにあって
結構きちんとお参りしてて
風通しがいいから   なんだろーなぁーって、思うようになりました。




2007/11/27

”あずまや”はなぜ多い?

奄美の道路を走っていて、やたら目につくもの。

それは、”あずまや”。

1本しかない国道だけじゃなくて、県道とかにもたくさんある。

東京近郊の海水浴場に行くとやたら海の家が夏に出るけど、奄美の場合は年中ある無料休憩所なんだよね。

海の家なんて、大浜海岸の据え置き型ぐらいしかここでは見たことない。

でもって、結構景色のよい所に、このあずまやは立ってるんだけど、人がいることがまれなんだよね。
これまでに人を見かけたのは、

夕涼みで海ガメ見ていた近所のおじさん、
草刈り(道路わきの草刈りは行政提供のアルバイトってところ?)で休んでる人、
ダンプの運転に疲れて?休憩している人 たちがメインで、

お弁当を持って遠足気分で使ってたファミリーは数組しかみたことがない。

立派なんだけどねぇ・・・
利用率は低いよねぇ・・・。


ということで、観光客のみなさん、

お弁当と飲み物さえゲットしてれば、この島では到る所で
だらだらとお休みできます。

ちなみに、ビーチでも
シャワー
トイレ があずま屋以外に無料で完備されてるところは結構多いです。

商売にしないところが奄美らしいってことでしょうかねぇ。









2007/11/25

すごいもの、見ちゃった

久々に近所の”クジラ浜”に行った。

これが、普段のクジラ浜。




安木屋場(あんきゃば)と龍郷を結ぶトンネルの龍郷側の空き地からクジラ浜に降りる。

で、そのトンネル、つい最近、”ヤスデ”トンネルで有名になっていた。


壁が動くんだってぇー。



でも、我が家のヤスデブームも去って久しいから、気にせず行っちゃったんだよね。





空き地から舗装された坂道をちょっと下って、


バナナとかの畑を抜けて、


小川の流れる砂利道をちょっと歩いて、





で、この辺からヤスデくんを発見、



「でもさ、もう少しでビーチだからね。砂浜に行っちゃえば・・。」



ということで、たったか降りていく。








そしたら、!!!



なんと、浜の方がヤスデが多い。


それも多いなんて数じゃない。

海藻とかがよく浜に打ち上げられるでしょ?


まるで、大量のヤスデが打ち上げられたみたい。


庭であの世に行ったヤスデは数えたけど、
浜にいるヤスデを数えるなんてとても無理。

くっきりとヤスデラインがビーチに出来てる!

ヤスデ、恐るべし。

どうも海に向かって、山から下りてきた感じなんだよね。

近所で「ハブやカニが海水を飲みに山から下りてくるけど、
ヤスデもそーなんじゃない?」なんて言われた。

本当にヤスデは海水を飲みに来るんだろうか???









マングローブカヤックに乗る時は・・・

奄美には日本で2番目に大きいマングローブの森がある。
元住用村、現奄美市住用町にある
(市町村合併で島の半分が”奄美市”になっちゃった)。


で、そのマングローブの森の袂に”黒潮の森”って言う、道の駅がある。

その道の駅の中に、
1500円でマングローブカヤックができる施設が
あるんだ。
生い立ちは、左のとおり。
夏に失業認定を受けに
ハローワークに行った時も、
臨時募集してたから、
プロジェクトの目的は達成されてるかも。





で、この超お気軽(だって、1500円でカヤックできる所なんか他にない)コースに、
東京から来た友人と言った時のこと。
就航時間は決まってる。
10:00
11:30
・・・
現地に着いたのが、10:10。
ほんのタッチの差で間に合わず。
ちょうどツアー参加者がカヤックに乗り込んで、出港するところだった。
「カヤックは何度もやってるから、一緒に行っちゃダメ?」
ガイド青年「次の11:30に乗ってください。」
きっぱり、断れた。
うーん、以前乗った時はちょっと遅れても許してくれたのに・・・。
で、時間つぶしをして11:15くらいに再度乗り場に到着。
そーしたら、11:30に参加した人はすっごく多くて、

かつ、

団体様(島内一周ツアー)の人たちが
遅れてさらに大量に到着。
でもって、団体様がなかなかガイドさんの言うことを聞いてなくて、
ライフジャケットをつけるのに手間取り、
事前準備のオールの漕ぎ方練習や、船に乗り込むのも
「きゃー、きゃー」
(おじさん、おばさんの大集団だったんだが・・・)
このところ、お昼時は干潮だから、
森の中をカヤックで漕いで行くんじゃなくて、
こんな感じの干潟に上陸して、
カニとかを見る・・・

つもりだった・・・。
しかし、でも、
団体様は
「おー、チヌ(クロダイのこと、でもチヌじゃなかったぞ)がいる!ほれ、見てみい」
「どりゃ、どりゃ」と言って、

ほかの人の進路をふさぎながら騒ぎ、
「きゃー、こわ!
ちっとも進まんわ(そりゃー、漕がなきゃ進まない)」と
叫んでいるので、
ガイドの説明はほとんど聞こえず、
「オールを振り回しちゃいけません」と注意されても
カヤックの突っつき合いをして、
・・・干潟までたどり着けず。
目と鼻の先には
他の”真剣系”ツアーの人たちがカニ観察をしているのに・・・。

私たちは、川の途中でUターンして、おしまい。
前回の参加では
私たち二人だけだったから
すっごく丁寧に説明を聞いて、
実際に触って、
静けさを楽しめたのに。
「うー、絶対に団体様がいない時間帯に乗るべき」だと
心の底から
しみじみと
思ったのであります。

2007/11/22

”ミカン”は奥深い・・・

これから全国的にミカンの季節。

当然、奄美でもミカンは売ってる。

でも、東京にいた時とちょっと違って、おすそ分けしてもらった時や買う時に「???」ってなることが・・・。
それは、
「ミカンと一口にいっても、種類が多すぎる」こと。


これまでは、和歌山だろうが、静岡の三ケ日だろうが、佐賀だろうが、オレンジのミカンだった。

たぶん、一般的には温州みかんなんだろうが・・・。

でも、ここは温州ミカンも、
オレンジ
緑  の2種類(たぶん)。

左から、

普通のミカン(でも鹿児島産。鹿児島もミカンは美味しいのが奄美に来て初めてわかった)

喜界島のミカン

花良治(けらじ)ミカン


花良治ミカンは喜界島で作っていて、シークヮーサーより甘くてジューシー。

黒糖焼酎に入れて飲むと、「もう最高!」。

生産量が少ないらしくて、奄美諸島以外に出荷されると”超高級品”になるらしい。

鹿児島のでバートでは1個400~500円で売っているとか。

ここだと1袋でもその値段はしないのにね。

これらのミカン以外にも、”島”ミカンとかもある。

未だ、どれが何のミカンで、どんな味がするのかよくわかってないので、

袋に名前が書いてないと「???」になってしまうのである。

2007/11/21

奄美のきのこ?- マコモ

これ、「マコモ」茸っていうんだよ。

最近、親切なご近所さんが作ってくれて、
生まれて初めて食べて、
スーパーでも見かけるようになった、
私の新種食材。

茸ってつくけど、イネ科の植物の若い芽らしい。

この季節に「芽」なんてねぇ・・・。
さすが、奄美!



一見、固そうだけど、実は柔らかい。

きゅうりのように斜めに切って、
豚肉と
厚揚げと 一緒に炒めると、超美味。

食感はまるで中華の高級食材「キヌガサダケ」なんだけど、
すっごいリーズナブルな価格で売ってる。


すっかり「マコモ」のファンになってしまいました。

2007/11/20

やっぱ、金作原はいいねぇ

ずっと、虫の話ばかりだったけど、やっと違う奄美の自然の話に戻れる・・・。

ほっ。

今日、大浜海岸にあるタラソに日ごろの運動不足解消のために出かけたんだけど、

「ちょっと金作原(きんさくばる)に寄ってみよう。」ってことで、

久しぶりに金作原へ。


金作原は奄美きってのジャングルで有名なところ。

でも、アマゾンみたいなジャングルじゃなくて、

私に言わせれば「森」ざんす。



だって、 こんな感じ。
マイナスイオン、ばりばりですよ。
今の季節は、虫も少ないし、涼しいし。
山歩きにはばっちりでっせ。
で、金作原を有名にしたのは、これ。

「ヒカゲヘゴ」って言うんだよ。
すらっと伸びて、「うーん、奄美だぁ・・・。」って思える雰囲気ざんす。
このヒカゲヘゴ、木に見えるけど、
れっきとしたシダ類ざんす。
ほら、芽が巨大なワラビでしょ。
これ、こぶし大以上なんだよ。



そのほかにも、こんなスズランぽいやつが赤い実をつけてたり、
(学術名は調べてません。分かった人は教えてください)






こんな巨大なクワズイモがあったりするざんす。
でも、みんな、植物とか採っちゃダメよ。
ここは保護自然林でっせ。
ということで、冬の奄美は山がお勧めです。




2007/11/19

戦闘終了宣言!

今日は20匹。

結構くまなく探してこの数字だから、もうふだんと同じだね!
船に避難していたご近所漁師さんも、「昨晩から家の布団で寝てる。」って。

やったぜー!
ヤスデブームは去ったぞぉ!

ヤスデは絶滅できたわけじゃないからね。
多少は普段から見かけるものだって、
ここに越してきて4か月で割り切れるようになったぞ。

ヤスデの種類は「ヤンバルトサカヤスデ」。

別に沖縄や奄美に限ったわけじゃなくて、いたるところにいるらしい。
八丈島でも大量発生したって言うし。


東京の友人が、「おいらのファミリーは虫嫌いだから、
島には行けないよぉ!」とこの騒動を知って言っておった。

でも、200坪に20匹程度っていうのは、
よほど注意してみてないとわからない数ざんす。

みなさん、東京でミミズの大群を見るよりもずっと平和でっせ。




2007/11/18

ヤスデ対戦は終了か???

本日の戦闘結果は、

何と37匹!

シーズンは終了したんだろうか?


でも、今日ビッグ2に行ったら、相変わらず粉殺虫剤は「売り切れご免!」状態だった。

まだまだ気を抜いてはいけないのかもしれない・・・。

2007/11/17

ヤスデ対戦結果

激減したぞ。

朝、67匹
午後、18匹

合計、85匹。
前日の約1/3だ。


何でも奄美では、4~6月、10~12月に大量発生するらしい。

http://www.city.amami.lg.jp/amami02/update/upload/kouhou/H1910/H191007.pdf


10~12月は成虫、4~6月は生まれた子供が出没するから、
今の季節の成虫の駆除をしておかないと来年子供に囲まれるんだとか。

出没期間は1週間から10日ぐらいなんだそうな。

ということは、我が家周辺もピークは去ったということか???
明日の結果で判断しようっと。


でもって、このヤスデ、害虫ではなくて、「不快」害虫なんだよ。
もともとは森とかで土壌を豊かにする”みみず”みたいなもん。

でも、家のあたりで出没すると、

見た目が結構グロテスク、
危険を感じるとガス攻撃で身を守る(=相当臭いらしい)、
一時に大集団で押し掛ける、  のが問題なんだわさ。


奄美にもともといたわけじゃなくて、
台湾→沖縄経由で、平成になってから上陸したらしい。
植木鉢とかにくっついてきちゃうんだって。

しかし、新参者のくせしてすごい勢いで繁殖するんだってさ。


慣れってすごいっす。
だって、島に越してきた4か月前は、1匹ヤスデを見ただけで
「げーっ!」っと発狂モードになってたのに、
今は100匹以上見たってびくともしない。

でも、さすがにトンネルの壁が動くとか、
文化センターが黒い絨毯化してるって聞くと、

うー、ぞーっ! ですが・・・。


ということで、南の島に移住を検討中の方、

虫が多少嫌いでも、すぐに慣れますよ。

大量発生するヤツには専用の殺虫剤があるし、
虫がいるってことは自然が豊かと思って割り切りましょう。

2007/11/16

本日のヤスデ対戦結果

***朝***
175匹
うち、生存者(虫)2匹


***午後***
67匹
生存虫なし


合計 242匹。
数はほとんど昨日と同じで、減少傾向にはなっていないが、・・・


***昨日との違い***

県道との境にある、
我が家の60cm丈くらいの壁、
駐車場入り口  に沿って、粉殺虫剤を昨日撒いた。

=> 効果大です!

敷地に入る前に墜死したヤツ、
壁は上り切ったが20cmくらいしか前進できなかったヤツ、
駐車場の入口で撃沈したヤツ  多し。

家の外周に撒いて、わざわざ敷地内に侵入させる必要はないざんす。


2007/11/15

本日のヤスデ戦闘結果

奄美のクロウサギのワンコによる大量殺戮が全国的に報道されている。
ふだんの年だと、唯一奄美が報道されるのは台風のはずなんだが。
クロウサギなんて、ど素人の人間はめったに会えないのに・・・。

全国の皆さん、犬を捨てちゃダメですよ。
もちろん、ワニとかもです!


でも、相変わらず我が家は違う生物がトップニュース。

ヤスデ戦闘は相変わらず続いています。



粉殺虫剤を昨日の昼間に2本分撒いたら、

なんと!

今日は240匹!


何でもちょっと離れた集落でも出たらしい。
バケツ1杯分だとか。
うげー、すげー!


そのせいか、粉殺虫剤を今日ビッグ2に買いに行ったら
(さらに捲き方を充実させた。明日は何匹になることやら・・・)、
殆ど売り切れ状態になっていた。

基本的には全国的に冬になるこの季節には
メーカーは生産を止めてる筈だから、
在庫がなくなるかも・・・。

うー、恐ろしい!

アース製薬さん、お願いだから流通在庫がなくなったら
生産してね。


2007/11/14

クレジットカードの普及度は低いぞ

島に引っ越す前は気にならなかったけど、
引っ越してきて、最初びっくりして、その後すっかり忘れてたこと。

それは、クレジットカード、商品券の利用が田舎並みだってこと。
沖縄のつもりでいると駄目だよーん。

ホテルとかは当然、楽勝で使えるんだけど、
住んでるときに出入りするところでは結構使えなかったり、
使えるんだけど面倒だったりする。


私はこの離島に住む前から、JALカードを過度に使ってた。
もちろんマイルをためるため。
何といっても、何より高い飛行機代だからね。

だから、現金を出す前にカードを使う癖がついてる。

おまけに引越後にあれこれ雑貨を買ったりすると、結構な金額になるんだよね。
だって、東京からは最低限の荷物を送ってるわけで、ガーデンテーブルとか
ファンシーBOXとかは現地で買うじゃん。
家電製品もベスト電器で買ったしさ。


これまでそれなりに高額のお買いものをする店でカードが気軽に使えたのは、

ダイエー(そりゃぁ、全国チェーンだもんね)
TSUTAYA(島の本を買いあさった)
ベスト電器、
ヤマダ電機  てところでしょうか。

もっとも頻繁に雑貨を買いまくっているBig2では
カードや商品券が使えるレジは1か所なんだよね。

でもさ、東京とかと違って、銀行ATMは名瀬近辺でないとないんだよ。
後は郵便局、おっと失礼、郵政公社か信用金庫ATMになる。

コンビニは地場だから、ATMがあったっけ???状態。
どうせ、私が持ってる銀行ATM(=都市銀)はないに決まってる。
(と思いこんでます)

だから、気軽にお金を下ろせるって感じじゃないんだわさ。

ある程度まとまったお買物をしようとすると現金を予め用意してないとだめなんよ。
となると、必然的に衝動買いは減るんだな。


でもって、最近、「何とかせーや。」って思ったところは、タラソ。

結構行くようになったんで、お得な回数券を買おうと思ったんだけど、

私「回数券を買おうと思うんだけど、カード使える?」

受付嬢「すみません。まだ使えないんです。」


おーっ、やっぱさすが、行政運営!
先日10万人だったか、来場者突破のニュースが地元新聞に派手派手しく書いてあったぞ。
なのに、未だカードは使えないとは。

観光客よりも地元民の方が多いのに・・・。
=1回1000円(料金)の都度払いよりも、回数券とか年間会員とかなんじゃないの?
そーすると、結構な金額なんだけど。

みんな現金握りしめて、こんな行楽施設に来るわけ?

うーん、そんなことを考えたりするのは、この島では私だけなんだろうか???

対ヤスデ戦 初戦結果

夕方、玄関土間を1匹、のうのうと這っていた。
ゲットしたての、ヤスデ版ゴキジェットを使ってみる。

さすが瞬間凍結系!
すぐにあの世にヤスデは行ってしまった。
使ってみるもんだねぇ。


昨日の晩は番屋で夜ごはん。
そこでも、ヤスデは会話の主人公。

何でも近所の集落にもヤスデが出て、ご主人は撃退中だとか。
撃退している家の主は、初めてのヤスデの来襲にびっくりして
港に置いてある船に避難したんだって。

ヤスデの来襲はすごいらしい。
でも、どんなんなんだろう???

でもって、見ちゃった。

それは帰りのこと。
当然真っ暗なんだが、裏山造成地からヤスデが下りてくるのをつい見ちゃった。



懐中電灯で造成壁を照らすと、それは・・・。


まるでオカルトホラー映画!

滝から水滴が落ちるように、ヤスデが造成中の壁から下りてくる。

うーっ、ウゲっ!って感じだった。

旦那は向きになって壁を這うヤスデを撃退しようとしていたが、
所詮全滅させることにはならない。


初戦は完全に防衛戦だと割り切って、家の侵入を阻止することで旦那と合意。

寝る前の点検では、室内侵入生存者(虫)はゼロ。


でもって、早寝早起きの旦那が朝の6時くらいから点検を始めた。


旦那「室内侵入はゼロだった。
やっぱ、外周に粉をまくと効果絶大だな。
外で死んでたヤツは、何と160匹以上だったぜ!」


おーっ、160匹!
凄過ぎる。

当分、我が家のゴミの中心はこいつらになるに違いない。

2007/11/13

”ヤスデ“撃退に向けてがんばるぞぉ!

昨日の晩も・・・

洗濯機の置いてある勝手口土間で洗濯ものを夜干していたら、

もぞもぞ動く黒い影・・・。


げげっ、ヤスデの登場!
それも、一匹取ったら、また、もぞもぞ。
合計3匹。


おかしい、絶対におかしい。
なぜなら、昨日は窓を閉め切っていたから。
こいつら、本当にいったいどこから侵入するんだぁ!

最後の1匹は撃退中に
土間に貼ってあるタイルのモルタルの隙間に
するするっと入っていった。

くそ、こんな所に隠れるのか!

その隙間は粉で完全にふさいでしまいました。


ちなみに、高気密住宅であっても、
虫の侵入は完全には防げないらしい。


近所のヤスデ状況も視察すると、
無人で粉をまいていない別荘にはヤスデの死骸は10匹程度、
でも、粉をまいた我が家とKさん宅にはわんさかいたんだよね。

旦那「粉をまくと、ヤスデが吸い寄せられるんじゃないか?」

私「この粉はヤスデが嫌がるタイプだよ。
単に死んだ奴が目立つだけで、MさんちやNさんちは
生きてるヤスデだから、昼間は見えないだけじゃないの?」


ネットで調べた限りでは、1年間粉をまき続けると
その後は来なくなるって書いてあった。

うー、1年間の戦いか・・・。

イラクやアフガニスタンよりは、解決までの道のりは短い。

でもねぇ、1年間もあの”もぞもぞ”を見続けるのかと思うと・・・。

裏山の造成は続いているし・・・。

どーも、それまでひっそりと住んでいた寝ぐらを思いっきり掘り返されて、
新たな住まいを探して民族大移動ならぬ、ヤスデ集団移動を図っているらしい。



しかし、がんばるぞぉ!

まずは近隣地元住民から対策を聞く。

みんな独自の対処法があるんだよ。
結構びっくり。

生活の知恵もいっぱい、
環境的に???ってのもあったし、
「おー、オタク!」てのもあった。

その中から我が家でもできそうな対策を進めることにした。

朝からビッグ2に行き、最高級の粉殺虫剤、
ゴキジェットのヤスデ/ムカデバージョン、
100円均一ショップのトング、
竹箒と巨大なチリトリを入手。

粉殺虫剤を家の外周に巻き、

芝生やコンクリートであの世に行ったヤスデを
100均トング(我が家では通称”ヤスデバサミ”)でつまんでゴミ袋へ。

今日だけで拾ったヤスデは近所分も含めて、100匹以上。
すっげー!

今まで「たい肥になるも~ん」と思ってほっといてけど、
落ち葉も全部、竹箒で集めて大きなチリトリで拾い、
それでも残ったのはヤスデバサミで拾った。
落ち葉もヤスデとかの住み家になるんだって。


これまでに学んだヤスデ対策とは

1)枯葉や落ち葉もきちんと拾って、
2)草もちゃんと刈って、
3)風通しを良くして、
4)死骸もきちんと始末して、
5)ちゃんと殺虫剤をまいて、
6)毎日きちんと菜園コーナーとか植木とか、芝生とかも含めて状況を確認する  てことかな。

言い換えると、亜熱帯の自然が
「きちんとしなさい!さもないと報復するわよ」って言ってるようなもんだわさ。

これぞ、島暮らしの醍醐味でしょう。


2007/11/12

最近の来訪昆虫

我が家でも近所でも今持ち切りの話題。


それは、”ヤスデ”!!!


夜、近所のKさんと我が家の玄関で立ち話をしていると、

Kさん「あれ~、3匹いるよ~!」

いつもは何食わぬ顔で何もしない旦那が、すごい勢いで玄関まで出てきた。


旦那「げっ!また、大量発生???
裏山の造成で、山から下りてきたのかも・・・」

Kさん「うーん、それが我が家にも出たんだよ。」



ということで、懐中電灯片手に我が家からKさん宅まで向かう。

そーしたらです!

道路や歩道にまで出没していて、そのすごさと言ったら
歩道を懐中電灯で照らさずに歩いたら絶対に踏みつぶす数。

留守になっているN家やM家の壁も上っているぞー!

Kさん「このまま増えちゃうとすごいことになっちゃう。」

私「どんなふーに?」

Kさん「私の職場の壁、一回黒く動く壁になったことあるんだよ~。
70匹もヤスデが出たんだ。」



げっ、げげっ、ゲッ!
まるで、インディジョーンズか、オカルトホラーか!

絶対そんな状況、見たくない!!!



ということで、我が家は涼しくなったことをいいことに、
夜は完全窓閉めきり体制となりました。



でも・・・。


今朝、土間に3匹、丸まって死んでいるではないか!

ヤスデめ、いったいどこから侵入するんだ~ぁ!!!





で、憎しヤスデ以外に、もう1種類、変な奴が最近沢山外壁にいる・・・。


これ。



茶色っぽくて、触覚が角みたいで、背中に黄色のクッションみたいなのを背負ってる。



旦那は「ただの毛虫だよ。」




でも、亜熱帯種蝶々とその幼虫が目いっぱいのっている昆虫図鑑には、こんなやついない!







いい奴なのか、悪い奴なのか、皆目見当もつきません。



なんとかマダラ(亜熱帯の稀少蝶々)の幼虫とかも超グロテスクだけど、
保護しないといけないからこの世から抹殺せずに
そーっと草むらに移動させてる。


でもさ、

こいつは将来、蝶になるのか、
蛾になるのか、
それとも一生そのままなのか?




誰か知ってたら、教えてくれぃ!!!

隣の集落の種下ろし

先週の土曜日は隣の集落の種下ろし。

当然、行ったですよ。



隣の集落は我が家の集落よりも小ぶりなので、小学校もない。

だから、当日近隣から応援隊?が駆け付ける。

島はみんなで盛り上げるのが大事なんだよね。


集落に4人しかいない婦人会の奥様方がおそろいのはっぴを着て、料理なんかを全部準備。

大変だよねぇ・・・。


でも、その甲斐あって、盛りあがってます。

明らかに集落人口よりも多い人々が集まって、飲んで、踊って、飲んで、食べてました。


ちなみに、この集落は踊りながら集落を回るのはやめてしまったそうです。

今は公民館の前の広場で、全員集まって踊りまくっています。



2007/11/11

やっと出来た家庭菜園コーナー

南の島に来るんだったら、絶対確保した方がいいもの。

それは、菜園スペース。


畑を借りるなんて言う手もあるらしいけど、
我が家は今のところ根性無しだから無理。

でもって、家を作る時も、
「植木屋さんにフルーツの木を植えてもらおうっと。」なーんて
根性無しだった。



でもね、いろいろお裾分けとか地元民の知恵とかを授かると
そーも言ってられないんだよね。


小学校のイモ掘りでもらった、「馬鹿でも育てられる」と太鼓判を押された”芋”づる、

「刺しとくだけで育っちゃうわよ」と言われた”ハンダマ”、

「ほっとくと雑草化しちゃうからね」と言われた”レモングラス”、

「山にいっぱい天然で生えてるから、それを植えると勝手に育つよ」と言われた“シークワァーサー”、

「食べた後の種だけで芽が出るよ」と言われた”みかん”、”グァバ” 等々。



でもさ、植えるところがないと育てられないの。


ということで、一大決心のもと、菜園コーナーを作りました。

さつまいも、
グリーングラス、
ハンダマ、
喜界島のみかん(スダチっぽいんだけど、もっと甘い) を植えてみました。


ホントに馬鹿でも育てられるかは、今後の見ものです。

”援農”ギャルは島に来ないの?

”援助交際”ではありません!

農業バイトの子たちのことです。

石垣島、西表島、与那国島とかでいっぱい見た。
ちなみに沖縄本島ではあまり見かけなかった気がする。

北は北海道で昆布を刈り、米を刈り、南下してさとうきびを刈って・・・ と
日本全国を渡り歩く。

何でも、携帯メールで
「次は昆布だぁ!」って連絡が来るらしい。

大半が20代後半から30代前半の都会育ちのギャルたちなんだよね。
OL生活に疲れて、援農ギャルに転身!  て感じだった。

で、その子たちの何%かはそのまま島に残る。

西表島なんかは高校が島にないから、基本的に16歳以上の子がいない。
でも、ホテルとかレストランとかにはギャルがいるんで、

私「島の子?」

ギャル「いーえ、神戸出身。
キビ刈りで来て、そのままいついちゃいました。」  て言う子ばっかり。


サトウキビ、南の島とくれば、当然援助農業のギャルも奄美にいるもんだと思っていた。

でも、いないんだよね~、この島。


地元新聞で、「サトウキビの労働力危機!」なんて報道されてるから、
援農の子たちが大勢いてもいいはずなのに。


でもって、地元民の皆さんに

私「どーして、援農のギャルがいないの?」 って聞くと、

地元民「えんのー?何、それ?」



そーなんです、
援助農業のシステムがあることすら知られてないんです。


シーズンオフ(=冬)の繁忙期だけ来てくれて、
おまけにギャル!

この島ってみんな早婚だから、IターンとかUターンとかで若い?男が住み着いても、
彼らに見合う年齢の独身女性が少ないらしい。


ということで、

独身男性たち向けの合コンも期待できるし、
ギャルたちが帰れば帰ったで、島の宣伝もしてくれるし。




うーん、すばらしい仕組みだと思うんだけどなぁ・・・



援助農業のギャルの皆さんたちへ、

八重山諸島に行く前に、一度奄美に上陸してみてくださいませ。
きっと熱烈歓迎を受けると思いますよ。




2007/11/10

最近の来訪昆虫

クワズイモをもらった時にくっついていた虫。
何なんだろう???

その時は

私「げっ!森のゴキブリ!」と叫んでいたら、

旦那「馬鹿だな、これはゲンゴロウだよ。」

私「ふーん、ゲンゴロウなんだ・・・。」と納得していた。



しかしである!

今日は朝から快晴で、溜まりに溜まった窓や土間の潮を豪快に流すことにした。

でもって、玄関の外のタイルをブラシでコシコシしていたら・・・

壁をモソって動くやつがいる。

すぐに隠れちゃったけど、どうもクワズイモと一緒に居たやつに見える。


「なんで?ゲンゴロウって水辺の生物じゃん。
どうして、まだ我が家にいるんだ?
絶対におかしい!」


ということで、昆虫図鑑をがさがさ見る。

そーしたら、ゲンゴロウと瓜二つの虫がまだいるんだよん・・・。


それは、

「サツマゴキブリ!」



九州南部以南に生息していて、25~35ミリって図鑑に書いてある。
朽ちた木の樹皮下や岩の割れ目に生息している森のゴキブリだよ~ん。

うー、似てる!


やだ、やだ、絶対にゲンゴロウであって欲しいと思いつつ、
私の直感はサツマゴキブリだって言ってるんだよね。

うげーっ!


ゲンゴロウは↓
http://mushinavi.com/navi-insect/data-gengoro.htm


サツマゴキブリは↓
http://members.at.infoseek.co.jp/dentan/species/roach_spc_satuma.html

2007/11/09

ちょっと不便に思ったこと

奄美に来て、今日初めて「不便だぁ」と思ったことが発生した。

それは、ANAマイレージの交換。



奄美はJALしか飛んでない。
ANAは随分前に撤退しちゃったらしい。

だから、奄美に越すことが決まってからはJALカードに集中したんだけどね。
新聞も公共料金もスーパーでの支払いも、ぜーんぶJALカードで決済してた。

ANAマイレージはここに越してくるのを決める前の
エアライン系のマイレージを集めまくった名残だわさ。

でも、ANAでも19,900マイルはあったから、
そのまま期限切れにしちゃうのももったいない。

ふんじゃぁ、Edyに変換してお財布ケータイだぁと思って、いざ操作開始。

東京に居た時はDocomoだったんだけど、島に来るのが決まって
AUに変えたんだわさ。
DocomoはMovaはよく入るんだけど、Fomaはダメだったんだよね。

DocomoではEdyのソフトを入れてたけど、AUではおサイフケータイを使ってなかった。
(だって、この島のどこでEdyが使えるって言うんだ???)

で、いざ家でEZアプリをダウンロードしようとすると

「受信状態のよいところでリトライしてください」 だって。



そーなんです、
我が家ではAUのアンテナが立つ場所が玄関外と庭なんです。


しょうがないから、ANAカードのEdyにいれるべーかと思ったら、

「AM/PMのコンビニショップか、ANA空港カウンターでできます」って
ANAのホームページに書いてある。


どっちも奄美にないんだよ~ん!


ということで、

ANAとか携帯とかが関わることはちょっと不便かもね。


ウエットスーツなしでまだ泳げるんだけど・・・

昨日は久々のカヤックのお稽古だった。

曇り時々晴れの天気。
それって、曇ると風のせいで体感温度が下がり寒く感じて、
晴れると太陽光線がいまだ容赦なく照りつけ暑いんだわさ。

久々の龍郷湾一トン崎が上陸ポイント。













カヤックの先生の長谷川さんと旦那は、こんな感じでお茶タイムしてたけど、
私は「万一泳ぐかも」と持っていったマスクとフィンを取り出し、やっぱ泳いじゃった。
水温は未だそれなり高いから、7月初旬の伊豆の海よりあったかいだよ。

でもね、海から出ると寒いんだ~!

それは風のせい。


濡れた水着に風が当たるからなんだけど、その風っていうのは”強風”なの。


ビーチに上げてあったカヤックがご覧のとおり、風でひっくり返っちゃった。

風さえ吹いてなければ、まだまだ泳げる奄美でっせ。
ちなみに地元民は「へ、泳いだ?この季節に?」って必ず驚いてくれます。










2007/11/07

奄美のさつまいも

今日は地元集落の小学校と保育園でイモ掘りがあると聞き、
暇人の我が家はのこのこ出かけて行った。

はるか昔に東京の幼稚園で行ったイモ掘り以来だ。

地元小学校は山がすぐに迫っているので、2~3分歩いたところにグランドを持ってる。
広いんだよねぇ。
それに芝生だし。

でもって、グランドの隅に畑があるの。

そこには、芋以外に、パパイヤ、サトウキビが植わってた。
冬になったら(今でも半袖着てるから、冬っていつなんだろう???)、
サトウキビから黒糖を作るんだって。

イモ掘り風景。

全校生徒33人と保育園児(10名くらい?)、先生プラス外野で、一斉に掘り出した。












で、びっくりしたのが、芋の色。

さつまいもって、赤紫の皮のやつしか知らん。
このベージュ色はどう見ても、じゃがいもの色。

で、掘り出したのとは別に、事前に仕込んであった芋を焚き火で蒸し焼きに。

焚き火は校長先生とかがこの日のために、グランドとか近くの木を切って準備。
何といっても、落ち葉は春先、この時期じゃないんだよね。

で、焼きイモを食す段になって、またびっくり。
芋の色が結構さまざま。
ムラサキイモっぽいのもあれば、じゃがいもそのもの、れっきとした金時色など。
割ってみないとわからない。

色と同様、味も違う。

同じ苗から育ったのに、まか不思議だわさ。



最後にお土産のイモと、

「土に植えたらすぐ芽が出てくる。
どんなにガーデニングがへたでも、絶対に生える。」  と言われて、
サツマイモのツルをもらって帰りました。






2007/11/06

奄美の道路はまだ不十分?

先日、ちょっと離れた集落のご婦人と話していた時の会話。

ご婦人「奄美の道路はよくないでしょ?
結構、XXトンネルとかができてバイパスルートも整備はされつつあるけど、
まだ渋滞するのよ。」

へ?
渋滞?
これが?

東京の首都高、目黒通り、環状8号線、環状7号線とかを走っていた私にしてみれば、
「奄美に渋滞はない!」

というのが、私の感想。


奄美は沖縄同様、戦後一時アメリカだったんだよ。
沖縄に比べればすぐに復興したけどね。

(島の人にはいろいろ復興までの受難の時代があったみたいだけど、
今はまだ勉強中なので、その話はまた今度ね。)

だから、復興予算が未だにあって、それで道路やトンネルを
私から言わせれば「がんがん作ってる」。


だから、どんなに不便な場所でも2~3時間あれば行けちゃうんだよね。
周囲約600キロ、沖縄本島とほぼ同じ面積であることを考えると、
かなりアクセスはいいと思うんだけど。

だって、東京から西伊豆に行こうとしたら、
すっごく朝早くか遅くに東名高速にのって、さっさと修善寺辺りまで行かないと
たどり着かないでしょ?

東伊豆なんかだったら、真夏とかお正月だと「行くのも帰るのも地獄の渋滞」。

沖縄だって、高速道路に乗って一気に名護まで行っても、
北部まで行こうとしたら一日がかりじゃん。


生活環境が違うから簡単に比較しちゃけないのかもしれないけど
(と言っても奄美の中のへき地は沖縄北部のインフラよりましだと思うけど)、
どんどんアクセスを良くしちゃったら、奄美中、似た雰囲気になっちゃう。

我が家としては、北、南、西、北で全然違う顔を持つ奄美だから
この地を選んだわけで、どこに行っても同じじゃつまらない。


でも、それだけ島民が望むにはわけがあるはずと思い、
私なりに分析。

一種のパラノイアにも映る「アクセス改善願望」の原因について
移住する前に聞いた話は、

「救急車とか緊急車両がどこでも早く行けるように」だった。

最近は、

「へき地は仕事がないから。
仕事のある名瀬や古仁屋までアクセスをよくしないと働けない」。


でも、どっちも疑問に思っちゃう。

緊急対応はこれ以上お金を掛けて道路やトンネルを作るより、
ヘリコプターを完備する方が維持費も安いし、早いじゃん。
それに空き地はいっぱいあるからね。

仕事も、「急に無くなったの?」と言いたくなっちゃう。
もともとあまりないところで、畑とかしながら半農半漁民的生活をしてたんでは?と
思うんだけど・・・。


な~んか、建設業のおじさまたちと議員さんたちが
世論を誘導して道路建設をやっている気がしてならないんだよねぇ・・・。


まぁ、まだ奄美について勉強不足なんで、原因については
もう少し理解を深めた時点でまた書くね。


道路事情に関していえば、
都会から来た人間から見れば、「パーフェクトに完備されている」と言えるでしょう。

2007/11/05

ご近所小学校の公開授業

「種下ろし」って言う集落の秋祭りで、教頭先生に
「来週、English Festivalがあるんで、見に来てくださいね。」って言われた。


で、今日、のこのこ見に行って来た。

身内がいるわけでもなし、近所の小学校にわざわざ行くなんて、
東京に居た時は考えられない行動だす。


でも、ここに住んでると、自然と行く気になるから超不思議。

これが小学校の正門前。


建物は体育館。


入口付近には


- 小学校裏の「自然観察の森」での動植物/昆虫写真(もちろん解説付き!)


- 集落イベント、小学校イベントの写真
(修学旅行は”沖縄”だったぞ。
東京の公立小学校では考えられない。
近いってすごいねぇ。)


- 小学生の数々の作品  が展示してある。



全校生徒33人が体育館に集合。



こっちの小学校って、制服なんだよ。
ブラウスとスカート/半ズボン。



洗濯なんかが大変じゃないかと思ってたけど、


近所のお母さん「あら、制服の方が楽よ。
毎日同じ服を着せるわけにもいかないじゃない?」

ということで、父兄には好評らしい。



でも、女の子とかはスカートの下に短パンをはいてて、
短パン丸出しで座ったりしているから、
いっそのこと体操着でいい気もするんだけど・・・。



英語の授業(私が子供のときにはなかったぞぉ!)が月に1度あって、
外人の先生が教えに来るんだと。

1年生から6年生まで一緒に教わるだから、
プログラム考案は相当大変だろうな。

その甲斐あって、生徒たちはすっごく楽しんで学んでいる。いいねぇ。



で、これがその英語の授業の様子。

ね、楽しそうでしょ?





Iターンをお考え中のお子さんがいる方々へ




この小学校の生徒たちは
この「校訓」どおりに育ってます!

良い子に育つこと、間違いなしですよ。

それに集落の人々は子供が大好き、
移住してくる家族も大好き!

だから、すっごく歓迎してくれますよ。


特に、幼稚園生がいたら、

来年4月は寂しいことに入学式がないかもしれないので(=1年生になる子が集落にいない)、
今越してくると集落中から超熱烈歓待を受けますよ。




ちなみに、この小学校、学校でブログ書いてます。
一緒に見てあげてね。
http://tatsugosyo.synapse-blog.jp/

パンクと思いきや

我が家の駐車場を出ようとしたら、前輪タイヤが完全にパンクしていた。

うーっ、どこで?いつ?


整備工場で、

整備士さん「どこもパンクしてませんでしたよ。
空気圧が低い状態で走っていたんじゃないですか?
なんかのはずみで、一気に抜けちゃったんでしょうね。」


へ?


パンクしてない?
空気が漏れた?
どうして?


奄美の太陽熱で空気が膨張して、ここ数日の寒い気温(と言っても20度以上あるけど)で
抜けたんだろうか?

それとも、フェリーで運んでくる途中で、何かあったんだろうか?


なーんて疑問がたくさんわいたけど、取りあえず空気を入れただけで治っちゃった。
整備士さんはお代も取らずに、笑顔で送り出してくれました。



昨晩の来訪昆虫

昨日の晩、ご近所のKさんファミリーが我が家に訪れた時、

Kさん「玄関にヤスデがいる!
早く処分しないと。」

旦那が例の”粉殺虫剤”を握りしめて玄関へ行き、粉をまきまくった。


ふ、ひと安心。


ところが・・・、

Kさんファミリーが帰る時になって、何と十数匹のヤスデが我が家の玄関ドアを突破すべく突入しようとした形跡を発見!

早い話が、玄関ドアの外にいっぱい粉にまみれて死んでいたのである。
今まで一、二匹では見てたが、こんなに大量なのは初めて。
奄美に来て、「ヤスデは大量発生するから、気を付けた方がいいよ。」とは聞いていたが、まさに大量発生の現場だった。


Kさん「早く袋に入れて処分した方がいいよ。」

私「へ?袋に入れる?」


私は今までヤスデの死骸を見ると、箒でゴルフのTショットを打つように庭とかに掃いていた。
だって、虫の死骸は働き者のアリさんの餌じゃん。

そんな話をしたところ、

Kさん「駄目よ、そんなことしたら。
ヤスデって、靴で踏み潰しても靴底に卵がついて、それが家の玄関とかで孵化しちゃうんだよ。」




げーっ、げーっ、げーっ!!!

ヤスデはゴキブリの親戚か???

私は一体何匹のヤスデを庭で孵化させてしまったんだろうか???

ムカデは噛まれるし、すごいスピードで這い上がってくるから、
私も負けじと退治に励んでいたが、
結構動きがスローで噛むわけでもないヤスデは適当にあしらっていた。


だめだ、南の島の昆虫を侮るべからず!
ヤスデも恐るべし!


ヤスデの姿を確認したかったら↓
http://www.insects.jp/kon-yasudeyake.htm

2007/11/04

土地は余ってる?

引っ越す前に土地探しをしていた時、Iターンの先輩たちが言ってたこと。

「地元の人は土地を手放したがらないから、希望の土地が出回ることはほとんどないんだよ。」
「インターネットとかでもほとんど出ない。地元の新聞を見ないとね。」

先祖代々の土地を売るなんて、ご先祖様を裏切るみたいでダメなんだと。
売ろうとすると、すでに島に住んでいない親族も含めて猛反対にあうんだと。

そのIターンの人は、「島に移ってから、土地探しに6か月かかった」って言ってた。


そうかぁ、そんなに希望の土地を探すのは大変なんだぁ・・・。


ということで、我が家は東京にいる時に地元不動産屋さんに何件も声をかけ、
物件情報を東京に送ってもらって、
最後に現地確認で島に来て決めたんだけど・・・。



近くの集落には結構空き地になっちゃったところがある。
でもって、「みんな売りたくないんだろうなぁ」と勝手に思い込んでいた。

ところが、どっこいである。

空地を持っていた人が、「やっと売れたんだ。」って話してたのを偶然聞いちゃった。

???

私「へ?売りたいわけ?」

地元民「そうよ。固定資産税もばかにならないしね。
でも、更地じゃ買い手がなくって。
家付きじゃないと売れないのよ。」

私「へ?家付き?」


だって、だって、
我が家も含めてIターン者の一定割合は真剣に更地を探してるんだよ。
でも、地元業者に聞いても、「そんなもんはありません。」って言われてたんだよ。


だから、うちのご近所は我が家も含めて、更地になっているここ(今住んでるところ)を見たとき
「さっさと買わないと、次にまたいつ物件が出てくることか・・・。」ってみんな思っちゃったんだよね。
(ちなみに、近隣住民を含め後悔している人は一人もいませんが)

私が知っている限り、Iターンで家付きが欲しい人は買いたい人よりも借りたい人の方が多かったよ。
だから、古い家を借りたい人(=家賃を抑えたい人)は借りたい人ですっごい真剣に物件探しをしていたよ。
でも、不動産業者はそーゆー人たちを相手にしてくれないってぼやいてたよ。
ほとんどの市や町は斡旋することを真剣に取り組んでないから(=行政はIターン者が嫌い?)、住みたい場所じゃなくても借りれる物件があると飛びつくって言ってたよ。

ここの不動産業者は買い手と売り手のニーズを正しく理解していないのだと、
つくづく痛感した瞬間でありました。


島で土地/家探しをしている方へ、

不動産業者の話をうのみにしちゃダメですよ。
希望の空き地/空家があったら、迷わずご近所さんに持ち主を聞いちゃいましょう。
直接地主さんと話さないと、後で後悔するかもよ~。

フリーマーケット

今日はフリーマーケット開催日。

東京に居た時は、我が家は目と鼻の距離の駒沢公園のマーケットすら行かなかった。
けど、ここではどんなもんなのか、つい見に行っちゃった。

1ヶ月くらい前にチラシが配られて、出展者の募集をやってた。
プロの業者の出店はご法度。
あくまでも町民のリサイクル促進が目的。

だから、出ているものも

子供服
洋服

食器  が中心。

島はゴミになっちゃうと処理が大変。
ほんと、フリーマーケットは島にはいい仕組み。
町が音頭を取って、公民館(都会の幼稚園サイズ)で、みんながリサイクルできるものを持ち寄る。

出店している人も買っていく人も殆ど顔なじみだから、信頼関係もあるんだろうな。

なんか、とってもほのぼのしちゃいました。

2007/11/03

秋祭りだぁ! -種おろし

昨日と今日は集落の最大イベント、種下ろし。


何をするのかって言えば、


踊って、

食べて、

飲んで、

また踊るんだけど、普通の盆踊りとは相当システムが違う。







わが集落では全戸を6ブロック(1ブロックを”常会(じょうかい)”って呼ぶらしい)に分けて、
自治を行ってる。


お祭りも常会ごとに役割があるんだよね。

もてなしする1常会と踊りに来る5常会にまず分かれる。

で、もてなす常会は会場設営、飲み食い準備、もてなしをする。

踊りに来る常会は1か所に集合して、会場まで踊りながらやってくる。

一通り、踊って、飲んで、食べて、踊りまくると、その会場を後にして、次の会場に向かう。

次の会場っていうのは、もてなす常会が変わるってこと。


それで、2晩掛けて6常会すべてを回るんだ。
もともとは集落中の家を一軒一軒回っていたんだそうだけど、それも大変なんで
常会単位になったんだって。
ちなみに、この回り方、集落によって違うんだよ。
カヤックの先生の集落では、料理は皆で用意して、1軒1軒回ったって。


もてなしって、こんな感じ。
バイキング形式じゃなくて、もてなし常会メンバーが回ってサービスしてくれる。

それも手作りが多い。
すごいよねぇ。
夜店なんかは出ないんで、本当に集落民による集落民のための祭りなんだわさ。


でもって、踊り。
曲によって、振り付けが違うんだよね。
とても一度で覚えられる白物じゃない。
さらに、この振り付け、集落ごとに違うらしい。
だから、違う集落から越してくると、また一から覚えないといけないんだってさ。
それに、フォークダンスと言うか、男と女の掛け合いの曲で、列も男列の後ろに女列になって円を作って踊るんだわさ。
女性陣は結構正装してたね。
浴衣じゃないんだよ。
みんな、大島紬なんだわさ。

集落のじいさま、ばあさまも当然祭りに来る。
見てるだけでも楽しいんだって。
昨晩は3か所まわって、終わったのは1時くらいじゃないかな。

2007/11/02

今日、明日はお祭りだぁ -種おろし

さっきまで集落の奥さん連中とお祭りの準備をしてた。

お祭りって言うのは、種おろし。
秋の収穫を祝ってのお祭りらしい。
どこの集落もこの2~3週間に一斉に種おろしをするらしい。

”8月踊り”なる盆踊りチックな踊りを踊りながら、飲み食いを夜中までやるんだって。

地元奥さんたちはその”食い”ものの準備をする。
入れ替わり立ち替わり10人以上かな。

作ったものは、

手巻き寿司
でも、酢飯じゃなくてちらし寿司がベース。
マヨネーズで味付けするのが、奄美らしい。

おはぎ
大豆をたいて餡を作るところから始める本格派?のおはぎ。

イカ中華
イカがタコっぽいと思ったのは私だけか?


会場は空き地で、ちゃんとビールケースを逆さにしたベンチとかも準備。
集落の名前入り提灯が風ではためいている。


ということで、今晩、明日の晩は近所中が盛り上がる予定です。
詳細は後でね。


ガソリン値上げ!

全国的に値上げになったって、衛星TVでも日経新聞でも地元新聞でも報道されてる。
150円になったって?

そんなんで驚いてちゃいけない。
島じゃ170円~180円みたいだよ。
だから、島民は自動的に生活費UPになっちゃうわけ。

車は島で必需品。
公共交通機関はバスだけだけど、名瀬周辺を除いたら1時間に1本あるかないかだからね。

やっぱり、地元小中学生やじいちゃんたちを見習って、10キロくらいはチャリンコに乗るべきかも。
エコにも健康にもいいし。

ということで、引越以来の懸案事項だった自転車の購入を真面目に考えようかな。


***余談***

チャリンコをこれまで買わなかった理由は3つ。

1)天候
天気がいい時は、太陽ビームをもともに受ける。
天気が安定してない時は、いきなり滝壺にいるような雨に襲われる。
天気がよくても風が強い時は、自動車でさえハンドルを取られる。

2)さび
何といっても、すごい速度で錆びる。
現に外水栓のステンレス流しは引き渡し時にすでに錆び始めてたし、
その他のステンレスも潮風に当たるとすぐ錆の兆候が出始める。
オールステンレスのチャリにしても、かなりメンテをきちんとしないとあっという間にさびちゃうからね。

3)道路
山が沈んだ奄美はリアス式の海岸線に道路がある。
国道や県道は比較的フラットなんだけど、チャリで走るとなるとそれなりのUP/DOWNがあるんだよねぇ・・・。

2007/11/01

「シイラ」は美味しかった

「シイラ」って知ってる?

ハワイとかで、トローリングでブルーマリンを釣りに行ってよく掛る「マヒマヒ」ってやつ。
大型なんだけど、身が柔らかくて、結構ブスな魚。
それに、美味しいって話はこの島に来るまで聞いたことなかった。

だから、当然食べたことなかった。
近所のビッグ2とかでも釣った人が売りに来るんで、時々売ってはいたんだけどね。

で、近所の漁師の人から、
「シイラの旬は冬だよ。
でもって、冬になると龍郷湾にもシイラが入ってきて、みんな争って釣るんだよね」って聞いた。

争って釣るほどの魚かぁ???

そしたら、その人が、
「釣れたから。」って、刺身にして持ってきてくれた。


それが、上手いのなんのって。
食わず嫌いは人生の損! って痛感しちゃいました。

シイラについては↓
http://www.shunmaga.jp/zukan/gyokairui/siira/siira.htm