2007/11/06

奄美の道路はまだ不十分?

先日、ちょっと離れた集落のご婦人と話していた時の会話。

ご婦人「奄美の道路はよくないでしょ?
結構、XXトンネルとかができてバイパスルートも整備はされつつあるけど、
まだ渋滞するのよ。」

へ?
渋滞?
これが?

東京の首都高、目黒通り、環状8号線、環状7号線とかを走っていた私にしてみれば、
「奄美に渋滞はない!」

というのが、私の感想。


奄美は沖縄同様、戦後一時アメリカだったんだよ。
沖縄に比べればすぐに復興したけどね。

(島の人にはいろいろ復興までの受難の時代があったみたいだけど、
今はまだ勉強中なので、その話はまた今度ね。)

だから、復興予算が未だにあって、それで道路やトンネルを
私から言わせれば「がんがん作ってる」。


だから、どんなに不便な場所でも2~3時間あれば行けちゃうんだよね。
周囲約600キロ、沖縄本島とほぼ同じ面積であることを考えると、
かなりアクセスはいいと思うんだけど。

だって、東京から西伊豆に行こうとしたら、
すっごく朝早くか遅くに東名高速にのって、さっさと修善寺辺りまで行かないと
たどり着かないでしょ?

東伊豆なんかだったら、真夏とかお正月だと「行くのも帰るのも地獄の渋滞」。

沖縄だって、高速道路に乗って一気に名護まで行っても、
北部まで行こうとしたら一日がかりじゃん。


生活環境が違うから簡単に比較しちゃけないのかもしれないけど
(と言っても奄美の中のへき地は沖縄北部のインフラよりましだと思うけど)、
どんどんアクセスを良くしちゃったら、奄美中、似た雰囲気になっちゃう。

我が家としては、北、南、西、北で全然違う顔を持つ奄美だから
この地を選んだわけで、どこに行っても同じじゃつまらない。


でも、それだけ島民が望むにはわけがあるはずと思い、
私なりに分析。

一種のパラノイアにも映る「アクセス改善願望」の原因について
移住する前に聞いた話は、

「救急車とか緊急車両がどこでも早く行けるように」だった。

最近は、

「へき地は仕事がないから。
仕事のある名瀬や古仁屋までアクセスをよくしないと働けない」。


でも、どっちも疑問に思っちゃう。

緊急対応はこれ以上お金を掛けて道路やトンネルを作るより、
ヘリコプターを完備する方が維持費も安いし、早いじゃん。
それに空き地はいっぱいあるからね。

仕事も、「急に無くなったの?」と言いたくなっちゃう。
もともとあまりないところで、畑とかしながら半農半漁民的生活をしてたんでは?と
思うんだけど・・・。


な~んか、建設業のおじさまたちと議員さんたちが
世論を誘導して道路建設をやっている気がしてならないんだよねぇ・・・。


まぁ、まだ奄美について勉強不足なんで、原因については
もう少し理解を深めた時点でまた書くね。


道路事情に関していえば、
都会から来た人間から見れば、「パーフェクトに完備されている」と言えるでしょう。

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