2009/01/31

満開だぁ!

何がって、それは、



緋寒桜だよ~ん。
自然観察の森は満開、見ごろピークです。
この桜、ソメイヨシノとかと違って桜吹雪にならないから、
長持ちするんだよね。
この時期の超激しい風雨に耐えて耐えて、
最後に花の形のまんま、ボタって落ちる。
さらに、不思議なことに、2色の桜もあるんだわさ。
ちょっとピンボケしてて申し訳ないけど、
1本の木にショッキングピンクとヨメイヨシノ色の淡いピンクの
花が共存しているんだわさ。
自然観察の森の宇都宮さんによると、
淡いピンクはそのうちショッピングピンクに変わるんだって。
さらに、ドキツイショッキングピンクだけが緋寒桜だと
思っていたら、淡いピンクだけのやつもあるんだわさ。



緋寒桜の詳しいことは↓を見てね。
明日は、地獄のマラソン?が緋寒桜のメッカ、長雲峠で
行われるんだって。
選手はきっと息も絶え絶えで、桜なんかを眺めている余裕はないかも・・・。

そんな桜ばっかりに目が行きがちの今日このごろですが、
こんな可愛いすみれも目を凝らすと咲いてますよ。




2009/01/28

格安で島と往復するには・・・

最近、集落の人が内地に行くようがあると、聞かれること。

「どーすれば安く行ける?」


そーなんです。

奄美大島はJALの独占航路なので、高い!!!!!
(と言ってもANAが昔撤退しただけ)


東京~奄美は

ノーマルだと、¥48,500.-

片道切符が韓国ツアーよりも高い!!!


でもって、「先得」でも、¥30,400.-

どこがお得何だか???って料金でしょ?

(2009.1。28現在)



だから、移住前に私たち夫婦は

1)JALカードを当然のように所有し、

2)公共料金、スーパーの買い物など、JALカードが使える所では
全てカードを駆使し、

3)会社経費もJALカードを使ったです。


つまり、JALのマイレージを貯めまくっただす。

海外出張もしていたから、かなりマイルは持っていましたが・・・、

離島めぐりをやりだすようになって、当然のごとく、

凄まじい勢いでマイルも減りました。


何と言っても、沖縄本島や奄美大島を1周しようとしたら、
最低、場所の離れた所に2泊はすることになるのですよ。

だから、同じホテルに連泊する普通のツアーは使えないのです。



でも、初めて島に訪れる人は、マイルがなかったら
まずはツアーにしましょう。

最安値で3万円台があります。


おまけに、東京発の人は午前中に奄美に着いて、
帰りは夜の7時に奄美を出るから、1泊2日でも結構満喫できまっせ。


でもね、そのしわ寄せは島民が脱出するときに現れるの。

東京で何か用を済ませようとしたら、最低2泊三日でないと
駄目なんだわさ。

だって、夜の9時に羽田について、朝8時は羽田にいないと
島に戻れないんだもん。



で、宿泊にとらわれない(=自分で手配する)人にお勧めなのは、

おとくでdeマイルとおともdeマイル。

自分でマイルを持ってなくても、マイルを持っている家族、友達が
いれば何とかなる!

普通にマイルを行使すると、一人15,000マイル必要なんだけど、
おとくdeマイルになると、二人で18,000マイルで済むんだす。

でも、~deマイルの難点は、予約が取りにくいってこと。

おともdeマイルなんか、2週間前からでないと予約を受け付けないから
なかなか日程が決まらないわさ。

奈何せん、団体チケットや正規の予約が優先されるからね。


でも、何度も島に来ているシティギャルとかに聞くと、
1週間前から空きが出てくるとのこと。

ある程度、日程に自由がきくんだったら、是非お勧めだす。


で、日程確定をとにかく早くしたい人にはJALの株主優待券。

株主優待券を使うと、正規料金の半額なんだわさ。

東京~奄美だと、¥24,300.-になるの。


で、どこで株主優待券をゲットするのかっていうと、
別にJALの株主に本当にならなくったって手に入るざんすよ。

(ま、今日の株式相場を見る限り、私的にはJAL株はお買い得とは
思いますが、株式取得にはリスクが伴うことにご注意あれ)


都会だったら、新橋あたりの金券ショップに行けば絶対にあるし、
インターネットでもいっぱい売ってます。

でも、この株主優待券も相場があるから、気を付けてね。

私の過去の経験から言うと、
高値は8500円くらい、
安値は4000円くらい。

4000円台でゲットできれば、競争率の激しい「先得」よりも
安いうえにチケットは取れ易い!

だって、株主優待券はノーマル扱いなんだもん。
うふふ。


で、詳しいことが知りたかったら、ちゃんと自分で調べてみてね。

JAL おともdeマイル
http://www.jal.co.jp/dom/waribiki/mile.html

JAL 他のチケット
http://www.jal.co.jp/dom/index02.html

JAL 株主優待制度
http://www.jal.com/ja/ir/yutai/yutai.html

奄美のツアー
http://www.amami-ace.com/
http://www.jal.co.jp/domtour/






2009/01/27

新種

気温が下がって、寒さに耐えて唯一いいことと言えば、
やっとヤスデが減ってきたこと。

と思ったら・・・、


玄関と勝手口の外に・・・、


新しいのが、ぐちゃーっといるんだよ。


写真撮る気にもならない、美しくないボディ。


それはね、


イトミミズみたいなやつ。


どー見ても、イトミミズ。


でもさ、イトミミズは水中に住んでいるはずだから、
絶対に違うだわさ。
だって、コンクリートの上にくしゃーって固まってるんだもん。


ヤスデは相当、ネット検索したけど、
これって、ミミズ検索の始まりの合図?


うえぇぇぇ~!



地デジ、入る!

集落で共同アンテナを建てて、その仲間に入れてもらって
本日、地上波絶滅地帯だった我が家から解放となった。

これまで、スカパーとBSしか映らなかった、我が家のTVに
東京ではさんざん見かけてた最新のくらだない番組が
映ったぞ。

何と言っても、台風、熱帯低気圧が通り過ぎるたびに
TVは受信不能になり、
地元警戒情報はネットでしか入手できなかったのが
これまで「うぁー、困った!」だったから、
これでひと安心。

ちなみに、ラジオも日本語よりもハングルの方が
はるかに入りがいいんだわさ。
先日、出演したFMなんか、絶対に我が家では
聞けないもん。


この島に移り住んでから今朝の朝刊まで、
TV欄なんぞ見もしなかったが、これからは
違うぞぉ!



でもね、この地デジ、手放しで喜べる話でもないんだよね・・・。

だって、集落の中には年金暮らしのお年寄りも多くて、
今回の工事費5万円何某が払えなくて、
「TVを諦める」おじいちゃん、おばあちゃんが
結構いるって聞いた。

普段の生活だったら、何とか生きていけても
こーゆー臨時高額出費は年金暮らしを直撃するからね。


一律給付なんてことを考える前に、やることは山済みだって
永田町や霞が関の住人はもっとまじめに考えてよね!


2009/01/26

寒~い



本当に寒いざんす。
気温は10度から15度の間をさまよっている模様。
「島の冬は大したことない」な~んて思ってたが・・・、
太陽が出ない
風が吹く
=みるみる間に体感温度が下がるんだよねぇ・・・。
今日の天気はこんな感じ。

冬仕様の家になってないから、じっとしてると
底冷えするんだよねぇ・・・。
暖かい日と寒い日が交互にやってくるから、
寒い日の寒さはヒトシオざんすよ。


でもね、こんな風景が見れるのも島ならでは。
これはちなみに昨日の神の子の風景。
太陽光線の恵みがわかるでしょ?

2009/01/24

本日の冬景色



数日前の暖かさはどこかに吹き飛んだ感じ。

気温自体は18度くらいなんだけど、
北風が凄まじい勢いで吹いて、
体感温度をガンガン下げる。

奄美の冬だぁ~。

あまみFMディ!ウェイヴに出たぞ

昨日の夕方に出演しちゃった。





うー、美人のパーソナリティのお嬢さんと一緒の写真だと辛い…。


さておき、きっかけは、Iターンした現あまみFM勤務の女の子が
このブログを読んでいてくれたこと。

トピックはwww.neriyakanaya.jp

島の人にとっては、移住希望者への情報が不足しているって
認識があまりないんだよね。
だから、
どうしてこんなサイトを作ったの?
奄美に来たいって人は大勢いるの? みたいな
話が中心。
ラジオ出演は初めてだったから、面白かったですよ。

でも、この出演依頼のおかげで、国土交通省がスポンサーの
奄美UIターン促進支援プロジェクトみたいなののメンバーにも
なった。

残念ながら、番組の音声掲載は著作権の関係で
無理なんだけど、文字にするのはOKもらったので
近いうちにwww.neriyakanaya.jp に掲載しますね。


2009/01/23

皆既日食の準備

最近の地元ローカル紙には、皆既日食の準備の記事が多いよ。

町のグランドとかにテントを張って、屋台村を出して…。

すっごく大勢の観光客を見込んでいるらしい。

まぁ、私が生きてる間に二度と見られない長い皆既日食だから、
世界中のマニアが押し掛けるのも想像に難くない。

だから、なるべく島にお金が落ちるように、テントサイトに食事提供する
業者さんの説明会とかをしてる。
奈何せん、この島は今起きてる世界同時不況よりも前から
ず~っと不況だからね。

でもさ、テントで過ごすのに慣れてない観光客とかが来ると、
ゴミはやたら出す上に、奄美の夏はぎらぎらの太陽光線で
半端じゃなく暑いから、あっという間に腐敗しそうだし、
トイレとかも大変だし、
普段はふんだんにある水もやばいよね。

島の人は、大量に押し寄せる観光客に慣れてないから心配。
だって、東京の花火大会の後とかすっごいからねぇ…。
奄美が東京の夢の島状態になるのは勘弁だぁ!

皆既日食でもなければ、この島を訪れることもない人々が
島を経験してくれるのはいいけど、皆、マナーを守って
くれるよう深く祈っちゃう、ホント。


皆既日食に関する行政サービスを知りたければ、↓を参考にしてね。

ちなみに、奄美全島で皆既日食が見れるわけではありません。
私のいる龍郷町を含む島の北部しか、完全皆既人食は
見れません。
ご注意あれ。

奄美市の関連HP
http://www.minc.ne.jp/tatsugo/nisyoku/main.htm

龍郷町の関連HP
http://www.city.amami.lg.jp/eclipse/default.asp

2009/01/21

今年のヤスデはしぶと過ぎる


年末年始は奄美ではびっくりするぐらい気温が下がって、
今年に入ってからは沈静されたと思っていたが・・・。

ご近所のH婦人がママさん手袋で
家の外周に山盛りになっていたヤスデをかき集め

(箒で掃いても掃ききれなかったんだもん。
それに、私はまだゴム手袋でかき集めは出来ない、
エセ島んちゅうなんだもん)

すっかりヤスデからは解放されたはずだったが…、


数日前から今日まで気温が上がり…、


その結果、

再び玄関や勝手口に出没するんだよねぇ。


さらに、地デジ(都会の人々には今さらって感じかも)の
工事が入るんで、業者さんがテレビ電源を探して
台所の天井裏を開けた瞬間、


パラ、パラ、パラ


降ってきました、
ヤスデのミイラが・・・。


うー、
一体どうやってそんなところに入ったんだ?!


家の普段開けていない部分を開けるのが
怖くなった今日この頃です。

2009/01/20

ぽんかんの季節はそろそろおしまい

↓の柑橘は、全て同じ種類。

ポンカンなの。
インドが原産。
で、1カ月ばかりは島中、ポンカンで溢れるんだわさ。
東京では伊予かんが一番好きだったけど、ポンカンには負けるね。
それに、お値段もすこぶる島内ではリーズナブル。
でも、今年は島民の皆様からのご寄贈品で、
購入する事もなく、常に食卓にあるんだわさ。
ポンカンは糖度が強いから、冷蔵庫で1か月OKのタンカンと違って、
せっせと食べないと腐っちゃう。
で、そろそろポンカンもおしまい。
これからはタンカンの季節だわさ。
ちなみに、タンカンはポンカンとオレンジが自然交配でできただって。
中国の広東省が原産らしいよ。

2009/01/16

瀬戸内町の定住促進対策事業

今日のローカル紙南海日日新聞に記事が出てた。

2007年10月から初めて、8組12人が移住してきたんだって。

http://www.amami-setouchi.org/furusato/furusato/index.file/page2.html

空き家情報も載せたりしてるよ。

もうちょっと情報量が必要だとは思うけど、
何もないよりましだよね。

こーゆー事業を田舎の行政はもっとやるべきだよね、
道路掘ったりしてないで。

雇用はある程度人口が無いと生まれてこないし、
箱ものは維持費がうんとのしかかるんだからさ。


移住希望の皆さん、希望の地の行政HPなんかも
チェックしてみるといいですよ。
受け入れ姿勢とかもわかるというものです。


2009/01/14

今日はナリムチ

なりむち???

普通はそーだよね。
去年の私たちにとっても「?」だったから。


正体は↓のカラフルな物体。




ご近所のK子姉が今朝持ってきてくれた。

K子姉「これ、直ちゃんの仏壇に飾るの。」

私「何、これ?」

K子姉「なりもち(いろんな呼び名があるらしい)。
今年は枝が少なくて、これだけになっちゃった。」


地元ローカル紙の南海日日新聞に記事が出ていた。

色とりどりの餅をブブキ(木の種類。リュウキュウエノキ)の
枝に鈴なりにぶら下げて飾るんだそうな。
1/15は小正月で、その前日に家内安全や五穀豊穣を祈る行事だそうだ。


何で仏壇に飾るのかは未だ不明だが、この島のご先祖様の扱いを
見ていると何となくわかる。

夫は今、自然界にいて、これまでいろんな人に見守られて来た御恩を
今生きている人たちに返すんだろうな・・・と勝手に想像しました。



K子姉、ありがとうございました!

2009/01/06

心の傷の癒し方

夫は本当に突然逝ってしまったなので、私には全く心の準備がなく、
未だ、悲しみとか寂しさとかの表現では表せない状態に
時として襲われます。

一人では動かせない家具、
私の背では届かないファンの掃除、 そんなものが
瞬時に心にポッカリと穴を開けていきます。

でも、そんな心の痛い状態になるがままにしていたら、
一人で奄美で生きていくこともできないし、
夫の笑顔や移住してきて二人で感動したことにも鈍感になって、
気がついたら二人の鮮烈だった思い出もセピア色になってしまう・・・。


「そんなことにはしたくない」という思いとずっと闘っていたように思います。

そして、亡き夫を供養すること、偲ぶことが私の一番の精神安定剤だということも
悟りました。

苦しいこと、相談したいことなんかが起こる度に、夫のお骨に会いにいっています。

決して結論がその場ででることもなく、霊感ゼロの私は彼の姿すら
見えないし、彼が直接的に助けてくれることは2度とないとわかっていても、
絶対に見守っていてくれている・・・と思い、
お骨を預かって頂いているお寺を後にします。



この島に住んでから初めて、島民の皆さんのご先祖の供養の仕方を知りました。
月に2回の墓参り、月命日と、日常的にお墓参りをしていて、
お墓には常に花が活けてあって・・・。

ホントに墓参りが日常生活になっている・・・と感動したものです。



私自身も、お墓建立と納骨という、とても大きな心の整理の扉を
開ける日が近くなりました。

奄美の田舎は管理墓地ではなくて、集落自治の墓地が当たり前です。

地元集落の皆さんが、家に最も近い基地を割り当ててくださって、
夫の墓は夫が大好きだった龍郷湾を眺める形で建立します。

集落の皆さん、この場を借りて深く御礼申し上げます。



起こってしまった現実は取り返しのつかないことで、
心がそれを受け入れるまで耐えるしかない・・・。


でも、夫の見守る海と森がある限り・・・と今は思っています。