2009/10/31

集落最大イベント、種おろし!

今年もやって来ました!

種おろしです。


種おろし~ぃ?


種=イネとでも考えればいいでしょうか?

要は収穫祭と来年の五穀豊穣を祈るお祭りで、

種おろしが終わると来年まで行事らしい行事は

なくなる(クリスマスなんかやらないからね)程の

集落民による、集落民のためのイベントです。


我が龍郷集落は6つの常会(≒集落最小単位の自治会)に

別れ、それぞれの常会で「おもてなし」をして、

残りの集落民を歓迎します。

昔は1軒1軒回っていて、少し簡略化。


それでも、6つの常会を2日に分けて(=一晩3常会)、

全部回るから、夜の6:30スタートで終わるのは

真夜中です。


各常会のおもてなし準備はそれぞれ独自性が出ます。






午後いっぱいかけて、手作りのおもてなし料理作ります。

我が常会では、

おにぎり、

サンドウィッチ、

おはぎ、

手巻きずし(もちろん、マヨネーズ入り)、

酢の物、

お漬物(パパイヤだもん)、

スィートポテト、

それに仕出しオードブル。



これでもか!って並んでるでしょ。


そして、会場設営。
殿方の重要な仕事です。





これは金久(かねく)常会の提灯。





むろん、手書きです。



スタートは、公民館の前でおもてなし常会以外の集落民が

踊りながら集合。

そして、踊りながら、おもてなし常会に向かいます。

踊りは八月踊り。

「島の伝統はここにあり!」と痛感しますよ。

何といっても、音階、振り付けが内地にはない、

とっても独特なものだから。





龍郷集落では、全12曲を3つの常会で踊ります。

もっといっぱい歌はあるらしいけど、集落内での伝統継承は

やはり難しい・・・。

当然、ステップも歌も違う・・・。


とはいえ、今年も12曲は受け継がれていきました。
(といえるほど、私はまだ”ド”素人ですが・・・)


終わったのは1:00AM。

そして、今晩も続きます。










2009/10/27

台風は去ったって言うのに

今朝が山場だったらしいが、大したこともなく

多少風が強い日だったって感じ。

被害も全くなかったもんね。


今は小笠原あたりにいるはずなんだが…


しかし・・・

相変わらずシャッターがブルブル、

波がザバーン。


台風っていうより、冬の季節風に近いなぁ。



ということで、今回の台風は前回ほどのド派手な

シーンはありませんでした。


2009/10/25

アロゼ君、おめでとう!

昨日は、ねりやかなやメンバーになってくれている
元Repos、現アロゼ君の結婚式。
アロゼ君のプロフィールはこちら↓
(結婚したんだから、更新しなくっちゃね!)
島では珍しいレストランウェデング。
ま、オーナーシェフなんだから、当然でしょう。
島じゅうの若者たちが勢ぞろいしているかのごとく、
大盛況でした。


ちなみに、島の結婚式は大勢呼ぶのが当たり前らしい。
だって、小さい時から同級生はずっと一緒、
親戚だってわんさかいる。
なので、東京では当たり前の出席者の線引きが難しいんだと。
これまでに聞いた話では、300~400人くらい招待するのが
普通らしい。
「ひぇー、お金かかるっ!」とお思いでしょうが、
その分、東京とは違う慣習があるの。
式は会費制で、だいたい3000円らしい。
でもって、引き出物とかは一切なし。
まぁ、タダの宴会に雛段があると思えばいいんでしょうかねぇ・・・。
幸せそうな新郎、新婦でしたよ。


これからもますます美味しい料理を出して下さいまし。
末永く、お幸せに!

アロゼ君のブログ↓
(お店の所在地は「アロゼ 奄美」で検索してね。

http://ameblo.jp/repos-amami/entrylist.html


2009/10/24

台風、接近中?

うーっ、またかぁ?!!!


そー、台風。
ここ数日、時々↓こんな雨が降る。
かすんで見えるのは私の低解像度カメラのせいじゃなくて、
雨ざんす。
もう大雨になって、道路が川になっても驚かないし、
夜にシャッターを打ちつける風が吹いても
(本来であれば、流星群なんかすごい見えるはずなんだけど。
うーん、残念・・・)
「ぎゃー、ぎゃーっ!」って言うこともなくなったが・・・。
台風は別だよねぇ、ホント。
台風20号の進路は、
http://www.jma.go.jp/jp/typh/0920.html

そー、26~28日に接近する。

まぁ、中心気圧は980ヘクトパスカル、

最大風速も35mだから、接近してもそんなでかい台風じゃなさそうなんだが・・・。
でもね、潮風は絶対に拭くよねぇ・・・。
やっとこさ、潮を被った植木達の葉っぱや枝を切り落とし、
ここまで植木達は蘇生してきた。
傾いちゃった物干しもこの通り修復したんだけどさ。



前回の台風は、その他に電気系統を直撃したんよ。
液晶テレビは過電流のせいで、目下修理中。
電動シャッターのモーターも誤作動を起こして、
調査依頼中。
PCは大丈夫だったけど、いつ誤作動が発生しても
おかしくないもんね。
ということで、島暮らし台風対策の教訓です。
1. 台風情報のみならず、潮位は必ず確認する。
だって、
大潮の満潮になれば、必ず波を被る。
被れば植木は壊滅的、
室外機などの外に電気系統も異常を起こす。
だから、覚悟を決めるために潮位を調べることにしました。
ちなみに、島に来てから天候なんかは、まじ、勉強した。
だって、生活に直結してるもん。

2. 去った後はさっさと後始末をする。
潮がこびり着いたら、それこそ大変。
ざーざー洗い流さないと、潮の結晶ができます。
だから、外水道は必須です。
3. 電気系統のチェックは去った直後のみならず、
しばらく経ってからも発生するので、
起動させるものは当分チェックする。
4. PCデータは必ずバックアップを取る。
PCが死んじゃってからでは後の祭りです。
台風が来るからって言っておびえてたら、人生つまらないです。
事前の備えと後の対処方法さえ身に付けてしまえば、
楽しい島ライフでっせ。

台風

2009/10/22

塩害現場

先日の台風は我が家にだけ来たわけではないので・・・、


至る所で↓こんな光景。






紅葉とか、秋が来て雑草が枯れたわけじゃぁ
ありません。
これ、みんな、潮をかぶったからざんす。
すっごいよねぇ・・・、一発の台風でこーなっちゃうんだから。
恐るべし。

冬景色?



台風と前線の影響を受けて、天気が悪いだけですが…。
風の向きが北西になったので、気分は冬景色です。
ちなみに、日中の気温は夏日(25度以上)、
夜は20度前後。
晴れれば、まだ半そでです。

2009/10/19

今までお付き合いして下さった皆様へ深謝

今日は夫の1年4ヶ月目の月命日で、

島ではお墓参りの日にもなる。

今日で島の友人に半ば強要のような月命日は

終了することにした。



姉貴の家のわんこ、アニーは今日、お骨になって

義理の父は8月に夫の元に旅立ってる。




気がつけば、、この島に移住してきて

夫と共に過ごした時間より

一人でいる時間の方が長くなった。



これまでの間、東京にいる友人たちからは何度も

「どうして東京に帰ってこないの?」と

聞かれて、「島の方がいいの」と答えていた。


理由なんかどうでもいいんだろうと思う。

「奄美にいたい」と心から思っているからと

最近は考えるようになった。



夫のことを思えば今でもすぐに涙が出てくるけど、

16か月の間、多くの人に助けられ

救われ、心の整理がついたんだと思う。




これまでお付き合い頂いた方々へ

本当に長きに渡り、ありがとうございました。

島に移住してきて、ちょっと知っているだけの関係だった時に

直ちゃんに先立たれた私を支え続けて頂いたことは

生涯の深謝と思っています。

一人で供養することに耐えられず、これまで毎月付き合って

下さり、本当にありがとうございました。

でも、これから先は一人でも直人の供養ができると思います。

皆様から頂いた暖かい心は一生忘れられない価値だと

思っています。

直人とともに心から御礼申し上げます。

10/18



2009/10/17

天国に逝っちゃったアニーちゃんへ

昨日の夕方、東京の姉の家のわんこ、アニーが天国に召されました。





夫が亡くなって、東京で姉の家に居候をしていた時は





ずっとそばに寄り添ってくれて、本当に慰めてもらいました。











アニーの調子がおかしくなったのは、今年の5月。





夫が亡くなった6月には、いつ亡くなってもおかしくない状態が





続きました。





今年の命日は私はまだまだ精神状態が安定せず、





直ちゃんだけでなくてアニーまで!と思いました。





でも、昨日までがんばっていました。







アニーちゃんへ

病気になってから好きな食べ物も食べられなくなっちゃって、

それでも最後までちゃんと自分の足でトイレまで行って、

声をかければしっぽを振って…。

生きていくことって大変な事もあるけど、

「どんな状況でも生き抜く」っていうことを

身を持って教えてくれたね。


そして、私が辛くて辛くてどうしようもない時に

黙ってそばに寄り添っていてくれたこと、

本当に感謝しているよ。


アニーちゃんがいなくなって皆悲しいけど、

直ちゃんが天国で待っているから、

この世のことは気にしないでね。

直ちゃんから好きなだけ好きな食べ物をもらうんだよ。

そして、元気に走り回って、天国の皆と仲良く楽しく

過ごすんだよ。

皆がいつか天国に行った時に、笑顔で迎えてね。


アニーちゃん、今までありがとうね。


2009/10/15

台風の残したもの

思いっきり塗装が禿げて、

10年以上経ったように見え、

10度くらい傾いちゃった物干しとか



こんな塀は




台風が来ちゃったんだから、しょうがない。
でもねぇ・・・、
これには困った。



潮をかぶった植木達が絶滅の危機に瀕してるんだよねぇ・・・。
植木達はバシバシ切り落とし、

根性の入ったヤツだけが生存する状態だす。
何と言ったって、雑草が枯れるくらいだもんね。
潮がどのくらいかって?



↑。
これはドアについて剥がれない潮達です。
もう、高級お塩状態。
網戸にもお塩をばら撒いたようにこびりつき、
1度くらいの水洗いではびくともしません。
恐るべし「塩害」だす。

2009/10/14

瀬戸内町が体験ツアーを募集

もう締め切ってるかもしれませんが・・・

12/10~12/13で

自力で奄美大島まで到達すれば

15,000円で

いろんな体験コース、空き家探しが

加計呂麻島でできますよ。


興味のある方は、

奄美大島 瀬戸内町のHPで、「奄美・田舎暮らし支援センター」w

検索あれ。

2009/10/13

田舎の問題~学校集約

台風なんかが来ると、「離島って大丈夫?」なんて

ナイチャー(離島に住んでいない=内地に住んでいる人)は

思うだろうなぁ。

でもね、台風とかの自然現象は「仕方がない」ことです。


が、過疎は別。

人口減少が止まらないと、過疎は進み、

行政サービスもおざなりになるの。


今はダムとか飛行場の建設見直し!ムードが

日本に漂っているし、個人的には箱モノで

経済が立ち直るなんてサラッサラ思ってない。


でもさ、行政サービスに過疎レベルと

人口密接レベルがあっていいとは思わないだわさ。

人が少ない所と多い所ではニーズが違うんだから、

サービス項目そのものが完全一致する必要は

ないとは思うけど、学校教育とか医療とかは

違うと思うのよ。


でもって、ちょうど1カ月ぐらい前にローカル新聞に出てた学校問題を

思い出しちゃった。



奄美大島の南端と目と鼻の先に「加計呂麻島(かけろま)」って

あるんだ。

何度も行ったけど、決して1日で制覇はできない大きな島なんよ。



でね、今は中学校が6校あるらしい。

在校生は6校の合計で32人。

6年後には30人を割り、7年後には20人を割るって予測されてるの。

だから、1校に集約って町の教育委員会が提案しているらしい。

現在の複式学級(同じ教室で学年の違う生徒が一緒に勉強する)のを解消して、

プールや寄宿舎を作って、

スクールバスも頑張るんだと。



田舎に育ったことのない私が言えることではないかもしれんが、

だだっ広い島に1つしか中学校がなければ、

これから「移ろうかなぁ・・・」なんて考えている家族持ちは

「うげー、やばい島」って思うよなぁ。

だって、通学しきれない(だって広いもん)生徒は

中学から寮生活ってことでしょ?

イギリスの名門学校や九州の進学校じゃない、

ごく普通の公立中学に通えきれないって結構深刻だよねぇ。


「集約」って効率化のイメージが強いのかもしれんが、

闇雲に「まとめました」は長い目で見ると失敗!ってのも

多いんだけどねぇ・・・。


学校をまとめる前にやることがあるんじゃないの?って

思っちゃった記事でした。



2009/10/12

離島に住むっていうことは…

台風情報が日本全国を覆っていて、ちょっといろいろ考えた。


台風は自然の脅威だけど、逆らえないことだって思う。

災害に合われた方々には心からお見舞い申し上げる一方で、

台風もノリピーも一緒みたいな報道には・・・です。


都会に住んでると、なんでもコントロール可能な気に

なっちゃう(私もそうだった)。

でもね、違うんだよね。


決して悪いことではなくて、ごくごく自然なことと受け止める

感覚、どう表現すればいいのか、ちょっと考えてみたいです。

2009/10/03

ふぇ~!恐れていたことが・・・

それはね、車に関すること。

車は東京から持ってきた。

だって、2万キロしか走っていなかったんだもん。

島の車は塩害ですぐにダメになるって聞いてたから、

新しいのを買うんじゃなくて、乗りつぶそうってことになったの。


でもって、引っ越ししてからしばらくして、ちゃんと

シャシーの部分も塩害対策をしてもらった。


でもね、ボディはいたるところ、傷だらけ。

旦那とさんざんマイナー林道を走りまわり、

2軒のM家のフェンスをぶち壊したりしたからね。

そして、ボディのキズの腐食が始まった・・・。


「うげ~、どうしよう・・・」と途方に暮れていたら

ご近所H婦人が「あら、傷は自分で直せるわよ」と

指導してくれたんで、東京に住んでいた時は

ディーラー任せだった塗装も自分でやるようになったの。


ニシムタでホンダワコード用にボディペイントを調合してもらって

水やすり(こんなもんが世の中にあるのを知ったのは最近)で

傷を磨いて、

さび止めを塗って、

ボディペイントスプレーを塗って、

クリアスプレーで光沢を出すようにして  なんていう作業を

3回に分けて実行。


「ふゎあ、終わったぜ!」と思っていたら


これ・・・・



なんと、窓枠がさびてる!


うげげげ~っ!


ご近所の元整備士に、「ねぇ、これはどうすればいいのよ!」

元整備士「穴があくまでは、5年くらいかかるからそのままにしとけば?

ダイビング道具を海水がついたまま載せてる僕の車の

穴(無数にある)だって、一度にできたわけじゃないからね」


うーん、確かに・・・


でも、3年目にしてこーなるとは。

恐るべし塩害!


で、応急処置として、やすりでさびをざっくり落として、

グリーススプレー(こんなもんがあるのも最近知った)を

さびてる部分にしみこませることにしました。


うーん、いつまでもつんだろうか・・・・。