2009/10/13

田舎の問題~学校集約

台風なんかが来ると、「離島って大丈夫?」なんて

ナイチャー(離島に住んでいない=内地に住んでいる人)は

思うだろうなぁ。

でもね、台風とかの自然現象は「仕方がない」ことです。


が、過疎は別。

人口減少が止まらないと、過疎は進み、

行政サービスもおざなりになるの。


今はダムとか飛行場の建設見直し!ムードが

日本に漂っているし、個人的には箱モノで

経済が立ち直るなんてサラッサラ思ってない。


でもさ、行政サービスに過疎レベルと

人口密接レベルがあっていいとは思わないだわさ。

人が少ない所と多い所ではニーズが違うんだから、

サービス項目そのものが完全一致する必要は

ないとは思うけど、学校教育とか医療とかは

違うと思うのよ。


でもって、ちょうど1カ月ぐらい前にローカル新聞に出てた学校問題を

思い出しちゃった。



奄美大島の南端と目と鼻の先に「加計呂麻島(かけろま)」って

あるんだ。

何度も行ったけど、決して1日で制覇はできない大きな島なんよ。



でね、今は中学校が6校あるらしい。

在校生は6校の合計で32人。

6年後には30人を割り、7年後には20人を割るって予測されてるの。

だから、1校に集約って町の教育委員会が提案しているらしい。

現在の複式学級(同じ教室で学年の違う生徒が一緒に勉強する)のを解消して、

プールや寄宿舎を作って、

スクールバスも頑張るんだと。



田舎に育ったことのない私が言えることではないかもしれんが、

だだっ広い島に1つしか中学校がなければ、

これから「移ろうかなぁ・・・」なんて考えている家族持ちは

「うげー、やばい島」って思うよなぁ。

だって、通学しきれない(だって広いもん)生徒は

中学から寮生活ってことでしょ?

イギリスの名門学校や九州の進学校じゃない、

ごく普通の公立中学に通えきれないって結構深刻だよねぇ。


「集約」って効率化のイメージが強いのかもしれんが、

闇雲に「まとめました」は長い目で見ると失敗!ってのも

多いんだけどねぇ・・・。


学校をまとめる前にやることがあるんじゃないの?って

思っちゃった記事でした。



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