普通のお墓なんだけど、立地が都会とか大違い。
霊園は何箇所かあるみたいだけど、基本は集落内にある。
それも、景色がよくて、
人通り(車どおり?)がよくて、
目立つ場所が多い。
ここは集落の入り口なんだよー。
最初は、
「げ、げっ!何でこんなところにお墓が???」と思ってた。
だって、東京にいたときは
お墓といえば
どっかの寺か
霊園だもんね。
奄美は江戸時代の仏教政策にあまり影響を受けなかったとかで、
お寺がないに等しい(あるのかもしれないけど、今まで見たことがない)。
「でもさ、本来は墓は霊園じゃないのぉ?」と思ってた。
だから、お墓が人家の隣みたいな感覚であるのに、すごい不自然を感じたんだわさ。
でも、地元の人と話しているうちに、
「あ~、奄美ってご先祖様が生活の一部?」って思うようになった。
何といっても、お盆。
沖縄みたいに親族が墓の前に集まって大宴会をするわけじゃぁないんだけど、
旧盆の初日にお墓にご先祖様を迎えに行って、
お盆の最中は「寂しくないように、誰かが必ず家にいるのよ。」 だって。
で、最終日にまたお墓まで連れてくんだって。
さらに、やたらお赤飯を頂く時期がお盆以外にあったんだけど、
私は「今日は何の日?
何がめでたいんだぁ?
うー、わからん・・・。」
なんと、お盆以外にご先祖様にお供えするときがあるらしい。
そーんなことを聞いているうちに、お墓の存在が全く気にならなくなった。
もう、集落のお墓で”肝試し”なんて、する気にもならない。
そー、奄美のお墓って、
「どろどろどろ・・・」っていう、和製ホラーっぽい雰囲気がないの。
東京なんかだと、物好きが青山墓地でお花見するくらいで、
後は義理丸出しの雰囲気でお墓詣りに行く人が多いから、
普段は人の気配がなくて、
「不気味ぃ・・・」感が漂うのにね。
ホタルとかも飛んでるのに全く”どろどろ”感がないのは、
たぶん、普段からお墓があまりに近くにあって
結構きちんとお参りしてて
風通しがいいから なんだろーなぁーって、思うようになりました。
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