最近、地元新聞に彼らの成果が載って、初めてその存在を知ったざんす。
その名の通り、マングースを退治する団体だよ。
マングースはかわいいし、かわいそうだって?
ダメ、駄目、だめで~す。
奄美は中国大陸から分断された島なんだよ。
もともと山だったところが沈んで、リアス式海岸になったし、大陸から渡ってきた動物たちがそれ以上北に行けなかったから、奄美固有種になってるんだって。
で、渡ってきた動物のうち、生態系の頂点に立っているのがハブ。
ハブの毒性は沖縄や八重山諸島よりも強いらしくて、昔から山(=森)の中には人もめったに入らなかった。
つまり、そのハブのおかげで自然破壊が沖縄よりも進まなかったんだって。
でも、ハブはみんな嫌いだから、マングースなんかを連れてきちゃった。
それが今はすごい厄介な問題になっている。
ハブとマングースの戦いはショーの中での話。
自然の中でお互いに戦うわけないじゃん。
ハブは夜行性でむやみにそんな動物たちを襲うわけじゃない。
奄美のクロウサギみたいな希少動物も夜行性だし、動きがとろいんだよね。
ハブ以外に恐れる動物がいないから、早く動く必要がなかった。
クロウサギなんて、普通のウサギみたいにピョンピョン跳ねない。
モソっ、ドテって感じなんだよね。
でも、マングースは昼間行動する。
それにイタチ科だから動きがすばやい。
詳しい事は↓
http://www.asahi-net.or.jp/~JF3T-SGWR/inyushu/mangusu.htm
でもって、役場ではハブもマングースも生捕したやつを買い上げてるんだ。
で、マングースの方がハブより捕獲引き取り値段が高いそうだ。
ただし、役場のホームページとか探しても、どこにも書いてないから
聞いた話で言うと、ハブが4000円くらい、マングースが5000円くらいらしい。
で、この専従でマングース獲りをする団体が結成されたんだって。
http://homepage2.nifty.com/kenzoufactory/amamimongoosebusters.htm
***余談***
ハブ箱
地元民で、勇気と根性のある人は果敢にハブ獲りをしているらしい。
でもって、専用の捕獲箱なんかもビッグ2に当たり前に売っている。
7000円ちょっと。
初めて奄美に来た時、地元民の集いに参加したときも
私「ハブ箱って本当にあるんですかぁ?」
地元民のオジサン「今だって、車に乗っけてるよ。」と言って、見せてくれた。
ハブの生息地
奄美諸島と沖縄諸島にいるけど、全部の島にいるわけじゃない。
大陸つながりだった島にはいるけど、いったん沈んでサンゴの隆起でできた島にはいないんだよ。
奄美でハブがいる島は、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島のみだって。
だから、与論や喜界島にはいないんだわさ。
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