2008/12/04

西表島と同じにならないで

今日、地元新聞に西表島の乱開発記事が出ていた。
(参考までに地元紙のURL http://www.nankainn.com/
でも、島時間が支配する奄美ならではなので、
当該記事は当然のことのようにUPされていません)

沖縄県は本当に乱開発が進んでいる。

夫と私はかなりマイナーな自然系の島を好み、
当然、沖縄本島、石垣島、西表島、他八重山諸島にも行っている。
下の写真は日本で最大の西表のマングローブの森。


私たちが西表島に行ったときは問題の大規模ホテル建設の
反対運動の真っ盛りだった。

で、やっぱり大資本の力に勝てない地元有力者?が
反対を押し切り、建設されちゃった。


そして、さらにもう1つ、西表でもかなり奥まった
超静かな場所にまたもや大規模リゾートを建てる予定なんだそうな。



沖縄の自然系の最後の砦だったのに・・・。
経済の活性化は自然を壊さなくたってできるのに・・・。

大規模開発をしなければ人が来ないなんていうのは、
湯布院や黒川温泉、屋久島を知らない人が言うこと。


自然は破壊されたら、そう簡単にはもとに戻らない。

どんどん都市化していって、個性のない場所が
増えていって、だからこそ大自然はかけがえのない
価値を持っているのに・・・。


自然を見慣れて、その価値がわからない人と
一時的な集客しか考えられない人が
開発すると、必ず同じ結果になる。

先例はたくさんあるのに、当事者たちは
人を集める魅力が無くなってからでないと
失ったものの大きさが理解できないのかな・・・。


ブルーになる記事のお話でした。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは、
本当にこういう記事を見ると
人間っていうヤツは、と思いますよね!!!

この間は、ご馳走様でした
あまりいやな事は、考えないようにしてね

Unknown さんのコメント...

欧州では、米国や日本の様な大規模小売店や、大規模ホテルは余程の場所に行かないと無い。しかも、ほとんどは、閑散として過去の遺物化してる。そのくせ、他方で、欧州には旅行者を惹きつける多くの観光地があって、その多くは自然を一番の魅力にしている。アグリツーリッスモの農家宿達が、それだ。
そう!日常!そのままの自然。そのままの町の姿が、多くの人々を呼び寄せる魅力になっている。
地元の旅館や、施設を地元行政が資金援助して、質の向上をしたほうが、経済効果もあり、多くの観光客を呼び込める様になると思う。そして、結果として、地元の一番の資産の人間関係と自然を壊さず、より多くの旅人に、その素晴らしさを堪能してもらえるはずなのに。
何故、日本は、相変わらず、団体旅行の流行った時代のヘルスセンター的な大規模施設を時代遅れに、追い求めるのだろう?

今更、そんな所に行ったて、もう、それを楽しみたい人は、どんどん減っているのに、簡保の宿の衰退を見れば、それは明らかなのに。。。。アムステルダムから、当Blogを応援し、この中の素晴らしい自然と景色の写真を楽しみしているムッシュより。