2007/08/13

奄美到達までの経緯

最初から絶対奄美と決めていたわけではない。
単なる「いつか島で暮らせるといいなぁ」状態から10年くらいかかったと思う。

結婚当初は「いつかは田舎で」くらいの気持ちだった。

旦那は元ロッククライマーなので、八ヶ岳、信州など、中央アルプス、南アルプスがいいと思っていた。
私は冬寒いと家事をするのが嫌になるので、「南だぁ!」と思っていた。

夏は山、高原、冬は南のリゾートの休暇を何年かしているうちに、インドネシアのバリ島当たりにハマった。
5年くらいは夏も冬も行っていたし、バリ島の隣の島々にも泊まっていた。
現地人(=ヒンズー教徒のバリ人。バリ以外はイスラム教徒です)のツアコン志望の元ナンパなマリンスポーツインストラクターと仲良しになって、毎回いろいろ案内してもらった。
日本人で暮らしている人、休暇だけ過ごしに来る人々の存在も知るようになった。

この間に南のリゾートで楽しむ、
シュノーケリング
ラフティング(ボードで川下り)
プレジャーボート(船舶免許を取ったのはもっと後だけどね)
体験ダイビング(でもボンベを背負うのは苦手。だから今はやらない)
釣り  なんかを体得していった。

しかし、そのうち政情不安になって足が遠のき、次はフィリピンのボラカイ島通いが始まった。
セブと違って、目の前のビーチが何キロも続く、ヨーロッパ旅行客が異常に多い島だ。
去年行ってずいぶん開発されて残念に思ったが、相変わらず別荘を持つドイツ人や2~3か月滞在する北欧人たちは健在だった。

ボラカイ島で過ごすうちに南のサンゴ礁のある島に暮らしたくなった。
実際サマーハウスを所有しても家事をこなしてくれるメイドさんがいても大した金額にならない。

でも、いざ暮すとなると状況はそんな簡単じゃない。
医療の問題である。
診療所はあるけど、ちょっと難しい病気や事故に遭えばセブまでヘリコプター輸送になる。
それに何といっても日本から遠い。
マニラまで成田から4時間で着くが、そこから先が飛行機とバスを乗り継いで最後は隣の島から船で渡る。
休暇で行くならいいけど・・・。

しばらく島探しはやめにして、アジアリゾートに単なる旅行をし、国内は西伊豆中心で遊んでいた。

西伊豆もIターン候補に挙がったが、
7月からクラゲが出る(=泳げない)、
東京から結構遠い(我が家は松崎~雲見の間にある”岩地温泉”http://www.mjnet.ne.jp/iwachi/がベース。東洋のコートダジュールと名乗る怪しげな温泉集落)、
地震が気になる   などで、ギブアップ。


で、その後は沖縄/九州に絞って、島候補選びになった。
優先順位は、交通の便、医療に次いで、私自身はサンゴ礁、旦那は釣り。

石垣島を含めた八重山諸島(ヨナクニも冗談で行ってみた)を回り、夏のあまりの暑さにギブアップ。
温度が高いというより、「焼ける」状態。
現地の人も朝と夕方しか働かないし、泳がない。

奄美はサンゴ礁の北限で、気温も石垣島に比べれば低い。
紫外線は強いけど、石垣ほどではない気がする。
真夏は言いに決まっているので、真冬にデビューした。
風が吹くと体感温度が下がるので結構寒く感じるけど、日がさしてくると東京でいう初夏なみの気分になる。
病院もそろっているし、高価なものを除けば買い物もOK。
大体のものが揃うビック2に加え、ダイエー、ツタヤ、ベスト電器、山田電機なんかがあれば、日常生活には困らないと判断。
地価も安いし、Iターン者もそこそこいる(みんな親切、全くそれまで知らない人でも相談に乗ってくれるし、経験談を語ってくれた)。
その時は悪いことに全く遭遇しなかったので、候補NO1でエントリーとなった。

そのうち、団塊世代を含めたIターンラッシュが始まり、沖縄の地価がみるみる上がっていく気配。
一度もちゃんと見ないで後で悔しい思いをするのも嫌だったので、沖縄本島も見てみることにした。

那覇の周りは東京と変わらない、暑い事を考えると全く我が家としては関心が持てず。
名護から30分くらいのところに結構気に入った場所があったが、
沖縄は開発ラッシュ、隣にある日突然ホテルがたっても不思議じゃない。
それに買い物も病院も名護までいかないといけない。
地価も奄美に比べるとだいぶ高いときている。

その他に見たところは対馬。
友人が対馬で塩を作っているのがきっかけ。
釣りには最高!の場所。
景色も島民も交通の便もOKだが、島民以外は韓国からの観光客ばかり。
いたる所にハングルが溢れ、北朝鮮とかを考えるとちょっと不安。
後、冬が寒い、サンゴ礁がない ということで、
奄美に決定した。

島を奄美に決定した後が大変。
周囲600キロのどこに住むかで、本当に最適かどうかが決まると思う。

でも、場所選びはまた今度ね!


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