2007/10/08

島の運動会

昨日は、多くの小学校が運動会を開催。

我が家は子供がいないので、東京にいたら当然地元の学校の運動会なんて行かない。

でも、島の小学校の運動会は別。
集落中の家にプログラムも配られる。


近所の小学校の生徒数は33人。
先生や学校関係者は全部で8人らしい。

生徒数が少ないから、地元民総出で盛り上げるんだよね。

生徒が出場するかけっこなんかは一人一人紹介するし、親子対抗でも親子のプロフィールが流れる。

単に生徒と親だけが楽しむものではなくて、あらゆる世代を意識してか、いろんなだしものがあった。

生徒も現役だけでなく、集落の保育園(未来の小学生)、地元の中学生、高校生まで一緒に走ったりする。

保育園児たちはかけっこ以外にお遊戯とかも披露していた。

婦人部がダンスしたり、家族対抗でかけっこ(親子、ばあさま、じいさまで対決)する。


じいさま、ばあ様用に「宝釣り」なるゲームもあって、竿でプレゼントを引っ掛けてた。

チームも、赤組白組以外に、集落対抗(2つの集落が学区)になっていて、集落対抗競技はその場で参加者がかき集められる。
当然、我が家も刈り出された。
玉入れ(東京のかごに球を入れるのではなくて、地面に置いてあるバケツにボールを入れる)
水入れ(5m先にバケツに水が入っていて、それを湯のみですくって10m先の一升瓶に入れていく。一番先に満タンにしたチームが勝ち)

高価な道具は一切使っていないけど、実にほのぼのするゲームが多い。

プログラム全体を通じて一応勝ち負けはあるんだけど、チーム編成とかゲーム内容に気を使っていて、必ず接戦になる。
参加することが何よりで、勝負していくこと自体を希薄化している感じ。
島の”ほのぼのさ”って、こんなところから育っていくのかな。


クライマックスには「八月踊り」なる島の盆踊りがあって、お年寄りたちががぜん張り切っていた。
イベントでは必ず踊らないといけないらしい。
だから、今後のことも考えて早く踊りを覚えようと参加したけど・・・。
振りが歌によって違うんだなぁ。
ビートも島独特だから、ステップがなかなか刻めない。
それでも歌は延々と続けれられる。

伝統継承ってことで、小学校でも特訓したみたい。
先生とかも必死で覚えたらしい(赴任期間が3年くらい。しかも同じ島でも集落で振りが違う)。

まぁ、娯楽の少ないところだから、運動会は一大イベントなんだな。
先生だけが準備/運営をするんじゃなくて、集落全体で役回りがあるみたい。
PTAや青年部は準備や後片付けで大変みたいだけど、集落全体で子供を見守っているのがよくわかる一シーンでした。

すっかり楽しんで、そのまま宴会に突入したのでした。

1 件のコメント:

ogucha さんのコメント...

真澄ちゃん&直人さん

ご近所付き合いって、面倒臭そうで
実は、皆、できればしたい!
と思っていると、私は考えています。

それができれば、今、日本で起きている
理不尽な犯罪の多くは起きないはずと
皆、考えているんじゃぁないかしら。

今、どんどん冰が溶けている北極も
お隣さんですよね。

Ogucha