何で今まで行かなかったというと、
島民友達「博物館?
あそこは面白くないよ。」
「うーん、何が展示してあるわけじゃぁないし・・・」 などという
意見を拝聴していたから。
「まぁ、寒くなって、やることなくなってから行けばいいや」
ということで、これまで延び延びになってたんだわさ。
博物館は旧名瀬市の市立博物館。
http://www.city.amami.lg.jp/naze/museum/museum/museum.html
名瀬の町はずれとでもいう、長浜町の先端にある。
何と、総工費が5.5億円。
「箱ものだねぇ・・・」と思いつつ、中に入る。
奄美のほかの施設と変わらず、手作り感いっぱいの展示だった。
でも、期待以上、あるいは博物館で新たにゲットした知識は、
1)西郷隆盛は、合計3回奄美諸島に流されていた。
奄美にゆかりがあるのは知ってたけど。
ちなみに、これ、近所の西郷さんち。
2)今まで”生”を見ていない動物の剥製があった。
アマミノクロウサギ 3匹
ビデオ以外で見たのは初めて。
思った以上に小ぶりで、かわいい。
いつまでたっても確認できていない、ルリカケス
剥製のせいか、ルリ色があまりはっきりしていない。
ちょっと色がついた、小ぶりのカラスってところか・・・。
イノシシ
食べたけど、見たことない。
3)生きているのをまだ見ていない、稀少なかえるくん達
世界一美しいって言われる、イシカワカエルとかが飼われてる。
4)海洋生物に対する新知識
毒カニがいるんだって。
はく製も飾ってあるから、よく見て覚えておかないと。
ちなみに、島に来てから食べる甲殻類は、サザエ、伊勢海老、セミエビで、
カニは本州の冷凍ものしか食べていない。
展示してある貝もいっぱいあって、
水族館よりもわかりやすかったかも。
ただし、生態については水族館の方が当然上。
5)昔の島の生活/歴史
農機具とか、釣り竿とかがわんさか展示してあって、
それなりに説明も充実してた。
もうすこし、突っ込んで説明してほしいと思ったのは、
「何で琉球王国に支配されるようになったの?」
「”サトウキビ地獄”って言われる、
薩摩藩の圧政はどんなふうにひどかったの?
(具体例が少なすぎてイメージできない)」
「江戸時代に仏教が普及しなくて、
明治維新に宣教師到来ですごい勢いでキリスト教が
普及したのはな~ぜ?
(ちなみにどんな小さな集落でも教会はあるんだよね)」
ってところでしょうか?
奄美の歴史本って、ほとんど出回ってないし
(資料が少ないのかも)、
あっても買う気にならないくらい高いから、
未だ知識不足だったのが、少し補われた気がします。
と考えると、@300は安いかも。
今度は図書館だぁ!
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