2008/01/19

博物館

引っ越して約半年、やっと博物館に行ってみた。

何で今まで行かなかったというと、

島民友達「博物館?
あそこは面白くないよ。」

「うーん、何が展示してあるわけじゃぁないし・・・」  などという
意見を拝聴していたから。


「まぁ、寒くなって、やることなくなってから行けばいいや」
ということで、これまで延び延びになってたんだわさ。


博物館は旧名瀬市の市立博物館。
http://www.city.amami.lg.jp/naze/museum/museum/museum.html

名瀬の町はずれとでもいう、長浜町の先端にある。

何と、総工費が5.5億円。
「箱ものだねぇ・・・」と思いつつ、中に入る。


奄美のほかの施設と変わらず、手作り感いっぱいの展示だった。

でも、期待以上、あるいは博物館で新たにゲットした知識は、

1)西郷隆盛は、合計3回奄美諸島に流されていた。

近所に最初に流された時の家があるんで、
奄美にゆかりがあるのは知ってたけど。



ちなみに、これ、近所の西郷さんち。




2)今まで”生”を見ていない動物の剥製があった。

アマミノクロウサギ 3匹
ビデオ以外で見たのは初めて。
思った以上に小ぶりで、かわいい。

いつまでたっても確認できていない、ルリカケス
剥製のせいか、ルリ色があまりはっきりしていない。
ちょっと色がついた、小ぶりのカラスってところか・・・。

イノシシ
食べたけど、見たことない。


3)生きているのをまだ見ていない、稀少なかえるくん達

世界一美しいって言われる、イシカワカエルとかが飼われてる。


4)海洋生物に対する新知識

毒カニがいるんだって。
はく製も飾ってあるから、よく見て覚えておかないと。
ちなみに、島に来てから食べる甲殻類は、サザエ、伊勢海老、セミエビで、
カニは本州の冷凍ものしか食べていない。

展示してある貝もいっぱいあって、
水族館よりもわかりやすかったかも。
ただし、生態については水族館の方が当然上。


5)昔の島の生活/歴史

農機具とか、釣り竿とかがわんさか展示してあって、
それなりに説明も充実してた。

もうすこし、突っ込んで説明してほしいと思ったのは、

「何で琉球王国に支配されるようになったの?」

「”サトウキビ地獄”って言われる、
薩摩藩の圧政はどんなふうにひどかったの?
(具体例が少なすぎてイメージできない)」

「江戸時代に仏教が普及しなくて、
明治維新に宣教師到来ですごい勢いでキリスト教が
普及したのはな~ぜ?
(ちなみにどんな小さな集落でも教会はあるんだよね)」

  ってところでしょうか?


奄美の歴史本って、ほとんど出回ってないし
(資料が少ないのかも)、
あっても買う気にならないくらい高いから、
未だ知識不足だったのが、少し補われた気がします。

と考えると、@300は安いかも。

今度は図書館だぁ!






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