冷凍庫で眠っていた、頂きもののイノシシ肉のブロック。
奄美に生息する、琉球イノシシである。
本州のイノシシに比べて、小ぶりなんだって。
ここでは、禁猟期間を除くと、
山の道とかで鉄砲をもった殿方を見かけちゃったりするんだな。
でもって、ボタン鍋とかでは食べないらしい。
で、どうしたらいいもんか???と悩み続けて、3か月。
そろそろなんとかせなぁーあかん!ということで、
ご近所のIターン漁師&ダイビングガイドに相談。
「やっぱ、薄切りにして塩を振って焼くのが一番!」ということになった。
ということで、イノシシを食す会を開催したが・・・。
しかし!である。
当日、実際に解凍してみると、そりゃぁ見事な塊だったざんす。
それも皮つき!
ガイドのお兄さん「こりゃぁ、薄切りは無理だな。」
私「えーっ!そーしたら、どーすればいいの?」
漁師のお兄さん「地元民はお澄まし仕立ての汁にするんだよ。」
私「へっ?沖永良部あたりでよく出される、豚のお澄ましのイノシシバージョン?」
お兄さんたち「そーそー、それと同じ」
ということで、この日はイノシシは断念し、
あくの抜き方を聞いて、丸一日水を換えながら茹でる。
でもさ、茹であがったイノシシは、相変わらずブロックのまま。
「やっぱ、あかん。
コンソメならいざしらず、豚やイノシシのお澄ましはとーぶん無理だぁ・・・」
とうことで、トン汁ならぬ、イノシシみそ仕立てのスープとなりました。
具材はトン汁と同じ。
でもって、肉は柔らかく、
トン汁よりも脂っこくなくて食べやすいんだけど、
あまりに茹で過ぎたせいか、お肉自体の味はほとんどわかりませんでした。
こーして、チャレンジはまだまだ続くのであります。
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