2008/03/01

ソウルの見どころ

ソウル旅行で一番、「うぉー!」って思ったのは北朝鮮との国境だわさ。


板門店があるDMZ(非武装中立地帯)だす。
DMZは国境の両側2キロに挟まれた地域で、
中に入るにはパスポートが必要なんだよ。

板門店とは、
英語ではJoint Security Area、略してJSA。
映画になったざんすよ。

南北間の連絡所(=共同会議場)があって、
国連軍が警備している。

会議場は写真の水色のちんけな建物。
芝生を囲むフェンスが
手前の水色までが韓国側、
奥の青色以降が北朝鮮の陣地だすよ。

昔は南北が共同で警備してたけど、
1976年に北朝鮮が銃撃事件を起こして、
今は会議場は国連軍だけが警備している。



なぜか、この会議場を警備する兵士は、
建物に半分隠れるようにしている。

北朝鮮側がいろいろ挑発するんで、
兵士は真っ黒のサングラスをかけて
北朝鮮の兵士と目があっても
ガンをつけられないようにしてるんだとか。
警備は国連軍って書いたけど、
兵士の内訳は

韓国9割
アメリカ1割  だそーだ。


韓国は徴兵制度があって、
20代の若者は2年間兵役につく。

だから、警備している兵士はみんな若者。

さらに、兵士が亡命とかして、北朝鮮に有利な情報提供を
しないように、名門裕福家系の男子が板門店に
勤務するんだってさ。


近くのトラ展望台や北朝鮮に入る橋の手前とかから
北朝鮮の町(たぶん開城。北朝鮮の3番目に大きな都市)が見えるんだよ。
いかにも寒々しい雰囲気が漂ってたざんす。
会議場や展望台以外にもいろいろあるんだけど、
撮影禁止になってるざんす。
板門店の中はツアーのバスじゃなくて、
兵士が運転する特別バス。
おまけにジープがバスを先導するものものしさ。
だけどね・・・。
出口のところに”おみやげ屋”あるの。
Tシャツとか、マグカップとか
北朝鮮のおみやげグッズとかが売ってるんだわさ。
パスポートまで見せて、
バスも乗り換えて、
兵士に先導されて、
「北朝鮮の兵士に指は差すな。
写真はここは撮るな。・・・」とか
さんざん言われたあとに、「これかぁ・・・。」
うー、韓国は非常警備地帯を観光名所にしておったか。
大韓旅行社1社だけがツアーを認められてるし。
ホテルによると、板門店の中に行けるのはこの大韓旅行社だけで、
残りの代理店は客集めだけをしているらしい。

ツアーで回る他の場所には
北朝鮮が韓国侵入をもくろんで掘ったトンネルとか、
韓国最北の鉄道駅とか、
孫に家族離散の話を聞かせるための最北の遊園地とかがあった。
でも、何といっても、板門店!
DMZに行くツアーは幾つもあるけど、
板門店は外せないね。
ちなみに、日本に帰ってきてから
朝鮮半島事情のニュースは結構関心を持って
見るようになった。
やっぱ、体験学習は大切だね!

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