2010/10/25

<状況報告>10/20の朝、起きたら

いつも、朝起きてすぐすることは、

台風に備えて設置した海側の窓のシャッターを開ける。

10/20の朝は・・・・



「うげぇー~~~っ!、大量の赤土が海に流れてるじゃん!」


天気の悪いときに次にすることは、
雨の降り込まない山側の窓を開けて、部屋に風を通すこと。
そして、20日の朝は絶句の光景が目の間に・・・



「家の前を通ってる道路がない!」
夜中に土石流を起こしたらしい。
全く気がつかんかった!
裏山の空き地には、裏山の頂上の部分の土や生えていた木が
ごっそり。
そして、空き地では収まりきらなかった土砂、木、その他もろもろが
道路にあふれ、
我が家の敷地の手前にあるガードレールが
必死になって土砂を止めてる!
パジャマを着たまま、家の中で「うげ~~~~っ!」してたら、
玄関ドアを激しく叩く音が。
パジャマのまま、髪もくしゃくしゃでしたが、
玄関ドアを開けると、集落Iターン者のUTNYさんが立ってる。
UTNYさん「大丈夫?」
え~~~っ、心配して来てくれたの?
そのすぐ後、消防団のフルスーツを着たご近所のTROさんが
「至る所が凄いことになってるよ。
朝の5時から見回ってるんだ」
すでに道路は冠水し、
隣のN家の車庫は浸水した。
でも、隣の隣のM家がスロープを作っていたおかげで、
そのスロープから滝のように水が海に流れていく。
それでも、流れてくる水の量が多すぎて、
M家のスロープでさばき切れなかった水は、
隣の隣の隣のY家の庭から海へ。
水は低いところに流れるという当然の原理は
我が家の前の道路が一番低い、
次にM家のスロープ、
Y家の庭がその次、
N家の車庫と続き、
最後が我が家の駐車場入り口であることを証明していた。
のんきな私は、「2年前の集中豪雨の時はもっとすごかったから、
家が浸水することはないな。」と勝手に判断。
ちなみに、2年前の豪雨のときは↓こんな感じ。
ということで、しばらく様子を見ることにした。
使えないsoftbank iPhoneは完全な「圏外」、
ネット回線は既に止まってる。
イコール
IP電話も死んだ。
まさかの非常時のために、高い固定電話通信費を
払っていて良かった・・・。
と言いたいところだけど、IP電話を優先回線に
選んでたのに気がつくのが遅くて、
何度、固定電話を掛けようとしても
ぷーぷー状態。
最後は取説を真剣に読んで、
「何だ、発信番号の前に”0000”をつければいいんだ」と
分かりましたが、電話が不通でかなりあせりました。
名瀬であった仕事の約束をキャンセル。
「すいませ~ん。家の前が土石流を起こして
道路が封鎖されちゃいました」
この頃は、奄美大島全体じゃぁなくて
龍郷町の我が家近辺の出来事としか思ってなかった。
我が家より東シナ海側にある集落は、
我が家前道路が開通しない限り、名瀬や空港に行くことは
できなかったんよ。
なので、道路は土砂で埋まり、冠水しているので
用事のある人は我が家や隣のN家の庭を通って
お迎えの車をお願いしていた。
ご近所の土建屋さんNZ組の人たちが来て、
「うーん、雨がやまないと機材が出せんなぁ・・・」
そーか、雨がやめば、道路がつながるわけね。
ネットも通じないので、TV見ながら扇風機の片づけとかしてました。
でもって、お昼頃の映像。




げ、げ、げっ~~~~!
ついに車庫まで土砂が入り始めてるぅ!!!
以上が、20日の午前中でした。

1 件のコメント:

よっしー さんのコメント...

無事で何よりです。
ブログも含め知っている奄美の人たちは全員無事で床上まで浸水した大きな被害の人はいませんでした。

しかし、その知人となると話は別のようでとてもびっくりしてます。
奄美はまだ天気が不安定のようです、復旧などがんばってください。