2011/03/13

津波への心構え

おとといの津波での経験です。

「奄美の津波は大丈夫?」と心配してくださった内地の皆さま、

お気づかい、ありがとうございました。

奄美群島で被害にあったのは、喜界島の転覆した2隻の船くらいです。


でも、実際に津波は何度も来ました。

我が家は庭の先が海なので、警報であった

2mの津波が来たら、家はひとたまりもありません。

だから、大潮よりもすごいスピードで潮が引いて、

さらにすごいスピードで潮が満ちてきたときは

本当に焦りました。


警報予告の17:10ではなく、潮が満ちだした18:00過ぎに

自主避難しましたが、さらに満潮時となる前後1時間も

自主避難しました。

堤防沿いの住民たちで、「うーん、どうする?」

「潮の動き、変だよねぇ・・・」

「でも、さっきで最大で1.2mだから、大丈夫じゃない?」

などなど、井戸端会議ならぬ、自主避難会議を繰り広げてました。

もっとも強硬に自主避難を訴えたのは私。

だって、万一、満潮時に1mを超えるレベルの津波が来たら、

2階家の我が家だって危ないですよ。

特に、夜の満潮時は真っ暗なので、水位を確かめるためには

海まで見に行かないと分からないです。

見に行くといっても、庭の端までいけば済むことですが

東北の10m規模の津波と違って、1~2mくらいだと

音もなく満ちてくるので怖いです。

「面倒~ぉ」とおっしゃるご近所おばあちゃんに

「夜中の1時間ドライブですよ。満潮が過ぎちゃえば

もう不安はないでしょ?」


島のだーれも避難していない状態でしたが、

おばあちゃんとIZMちゃんのお嬢様たちを道連れに

11:00くらいから1時間、避難してました。


結果は全く被害なし。

でも、帰りの道で懐中電灯を照らしながら海を見たら、

干潮時のように潮が引いてました。


今回の経験で、

「あそこまで潮が引いたら」の津波の大きさの目安、

「満潮、干潮の時間は必ずチェック」などの教訓を得ました。


でも、一番大事だと思うのは、

狼少年ならぬ狼おばさんになっちゃうかもしれませんが、

「不安なら、不安が解消するまで避難するに限る」です。

奄美の天災は、豪雨以外は

台風、津波とどちらも予測される天災です。

予測できてるんだから、備えと避難さえしていれば

「来なくてラッキー」で済むことが多い地です。

であれば、後は一人ひとりの心構えですよね。

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