おとといの津波での経験です。
「奄美の津波は大丈夫?」と心配してくださった内地の皆さま、
お気づかい、ありがとうございました。
奄美群島で被害にあったのは、喜界島の転覆した2隻の船くらいです。
でも、実際に津波は何度も来ました。
我が家は庭の先が海なので、警報であった
2mの津波が来たら、家はひとたまりもありません。
だから、大潮よりもすごいスピードで潮が引いて、
さらにすごいスピードで潮が満ちてきたときは
本当に焦りました。
警報予告の17:10ではなく、潮が満ちだした18:00過ぎに
自主避難しましたが、さらに満潮時となる前後1時間も
自主避難しました。
堤防沿いの住民たちで、「うーん、どうする?」
「潮の動き、変だよねぇ・・・」
「でも、さっきで最大で1.2mだから、大丈夫じゃない?」
などなど、井戸端会議ならぬ、自主避難会議を繰り広げてました。
もっとも強硬に自主避難を訴えたのは私。
だって、万一、満潮時に1mを超えるレベルの津波が来たら、
2階家の我が家だって危ないですよ。
特に、夜の満潮時は真っ暗なので、水位を確かめるためには
海まで見に行かないと分からないです。
見に行くといっても、庭の端までいけば済むことですが
東北の10m規模の津波と違って、1~2mくらいだと
音もなく満ちてくるので怖いです。
「面倒~ぉ」とおっしゃるご近所おばあちゃんに
「夜中の1時間ドライブですよ。満潮が過ぎちゃえば
もう不安はないでしょ?」
島のだーれも避難していない状態でしたが、
おばあちゃんとIZMちゃんのお嬢様たちを道連れに
11:00くらいから1時間、避難してました。
結果は全く被害なし。
でも、帰りの道で懐中電灯を照らしながら海を見たら、
干潮時のように潮が引いてました。
今回の経験で、
「あそこまで潮が引いたら」の津波の大きさの目安、
「満潮、干潮の時間は必ずチェック」などの教訓を得ました。
でも、一番大事だと思うのは、
狼少年ならぬ狼おばさんになっちゃうかもしれませんが、
「不安なら、不安が解消するまで避難するに限る」です。
奄美の天災は、豪雨以外は
台風、津波とどちらも予測される天災です。
予測できてるんだから、備えと避難さえしていれば
「来なくてラッキー」で済むことが多い地です。
であれば、後は一人ひとりの心構えですよね。
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