2011/03/15

首都圏の皆さんへ

震災以来、ずっとブルーです。
なぜなら、突然、愛する家族がいなくなってしまった人たちの
気持ちが伝播しているからです。

でも、私がブルーのままでいても、被災した方々のためには
全くプラスにならないのも分かっています。

夫が突然この世を去ってしまった後に、このブログを読んで
下さっていた見も知らない方々からたくさんのお悔やみを頂き、
本当にありがたい気持ちでいっぱいになりました。


だから、今度は私の番です。

私の愛する夫も突然、この世からいなくなってしまいましたが、
私には住む家も、心配してくれる両親、姉一家、友人、
そして近隣の人々がいました。

でも、・・・・

想像を絶する状況だと思います。

私でさえ、100万回以上、時間を元に戻したいと思いました。
夫が亡くなった時刻になると、足が震え、手が震える症状は
1年続きました。
いまでも、月命日になるとブルーです。


だから、

首都圏のみなさんも、通勤が大変なことも、
普段はある品々がスーパーから消えたことも、
食事時間帯に電気が供給されないことも、
大変だとは思いますが・・・

でも、・・・

愛する家族がいて、
友達がいて、
同僚がいて、
住む家があって、  という状況は当たり前ではなかったかもしれない、


東北では、
あまりにも多くの方々の消息が分かっていないし、
あまりにも多くの方々が避難生活を余儀なくされています。

家族に会えなくて、
住む家がなくなって、
同僚の行方も分からなくて、
学校がなくなって、
仕事場がなくなって、
お水も行き渡らなくて、
食事も満足になくて、
全財産がなくなって、・・・

福島原発で懸命に働いている人々もきっと
被災している家族を持っていらっしゃると思います。
命を掛けて原発事故を食い止めようとしていらっしゃることを
考えたら、・・・

救助に行って命を落とした警察官の方も・・・


ほんの少しの心遣いでも、大勢の人が思えば
それは大きな心遣いに変わると思っています。

そうは思いませんか?

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