2011/02/06

自然満喫!パート1<加計呂麻散策>前半

昨日は、丸一日奄美の自然堪能Dayでしたよ。

実は、昨日から奄美群島挙げての「シマ博」なるイベントが

開催されてます。

正確には「かごしまよかとこ博覧会」。

開催期間は、2/5~2/27。

プログラム総数42。

まぁ、観光オフシーズンに観光客向けに行政がバックアップして

島の魅力を知ってもらおうっていうイベントなんだけど、

これがまた、観光客向けのPRが不足している(やってない?)せいか

どうも島民相手になってるんだけどね。

ま、詳しいことは、http://www.amamishimahaku.jp をご覧あれ。


でもって、昨日は隣の加計呂麻島(かけろまじま)の山歩きと、

マングローブナイトツアーのダブルヘッダーをしたわけだわさ。


1回のブログでは紹介しきれないので、今回は

山歩きの前半戦をば。



島の大半の人が「なんで~ぇ?加計呂麻の山なんか歩きたいわけ?」。

そー、地元民のみなさんは、「加計呂麻≒何もない」の認識なのだわさ。

でも、元都会人の私としては、「何もない≒すご~い自然じゃん!」。


しかし、山歩きはそー簡単ではないのですよ。

なぜなら、山の自然を守ってきたハブがいるし、

素人だけで行っても、植物も昆虫も動物も「わからん!!!」になるから。


だから、せっかくの機会なので、「どのくらい何もないのか」を

確かめに行くことにしたの。

なーんて、単に冬だとハブもいないし、虫も少ないからなんだけどね。



加計呂麻島は奄美大島の最南端古仁屋から船で渡らないと

行けない場所。

集合場所は古仁屋。

普段は結構、寝坊すけの私も昨日ばかりは早起きしましたよ。

海上タクシーで、加計呂麻島の瀬相(せそう)という港へ。

ざっと15分の船旅。

瀬相から車で、登山入り口へ移動。

山を登って、島の反対側の集落、須子茂(すこも)に行くツアーです。



やる気満々のNO子ちゃん。




そして、

じゃー~~~ん!

登山道入り口????



入り口は豪雨のために土嚢が積まれ、

「この山ワナあり」宣言の立て札。



さすが、何もない自然豊かな加計呂麻だぁ!

これで登ろうと思う観光客は、ガイドさんがいなければゼロだと

確信に至る。


そして、もっとびっくりなのが、入り口がこーなのに

ちっと中に入ると・・・



広いじゃん。

でも、地面に枯れ枝、根っこが”ハブ”がうじゃうじゃいるように

見える、アンド、躓きそうになるので、

地面ばっかり見て歩いていると、

ガイドのTMOKさんが、「クチナシの実ですよ。」



よく見ると、不思議な形で面白かったですけど、

教えてもらわなければ絶対に無視して

通り過ぎてますよ。



次の”見物”は、

じゃーん、

不法投棄車です!



すごいっすよ。車の中でわんさか木の芽が出てて、

ボロボロに突き破ってたもん。

しかし、こんな山の中にわざわざ捨てに来る人って

どーゆー人なんでしょ?

島民とは考えにくいよね。

だって、面積が広い島だって、住んでる人が少ないから

メンツも乗ってる車も、みーんな知ってるもんね。


何も足さない自然の中にモノを捨てに行く人は

許しがたい!と思いつつ、次へ。


目の前をリュウキュウイノシシが爆走していき、
(とてもシャッターなんか切れるスピードじゃぁないですよ。
これぞ、”猪突猛進”!)


鳥の鳴き声しかしない、森です。



病気になったらしい、枯れ枝。

くるくる巻きになってます。



これが1本の枝だって、信じられる?



そして、NO子ちゃんが

「えー、撮るの~!!」と叫んだ被写体。



正体は巨大な”ナメクジ”。

でかい!

普段、家の周りでは殻付きナメクジ≒カタツムリ&アフリカマイマイばかりを

見てるので、新鮮でしたよ。



そして、ピーク到着。




ピークからの風景。




えーっ、どこが???と叫びたくなるでしょうが、

自然林を切りとおすと、松林になって

元の自然が失われちゃうから

これでいーんです!と素直に思えた自分にびっくり。





ピークから島の反対側の須子茂に出る途中で、


イノシシのお風呂↓




名前を教えてもらっけど、もう忘れてる花↓





イノシシのプールで泳いでいた”尻剣(しりけん)イモリ”↓



お尻が剣(つるぎ)みたいになっているのが特徴だそーです。

シイの実↓



炒って食べると美味しいらしいのですが、

先ほどの巨大ナメクジを思い出し、

拾うのは辞退申し上げました。


マイナスイオンを満喫するNO子ちゃん↓




伐採されたところに、凄い勢い(群れ&生育スピード)で生える松の子供↓




3代目の不法投棄車↓



2台目は、トラックの荷台でした。


バカに上に成長している苔↓




名前を聞いても覚えていない花↓




4台目の不法投棄車↓




亜熱帯でよく見かける”板根(ばんこん)”↓




どでかいキノコ↓




ガイドのTMOKさんが必死に道を整備するも

道のど真ん中に君臨する”クワズイモ”↓



枯れちゃったブドウに見える、ウルシ科のハゼノキ↓




こーんな感じで山歩きを2時間強楽しんで、

須子茂集落へ到着。


見上げれば、上って降りてきた山です↓




何もない自然っていいでしょ?

1 件のコメント:

喜八 さんのコメント...

最高でしたね☆

両親に今回行った道を説明したら知ってました(驚)あの農道を10年ぐらい前に母とドライブデートしたらしいです(>_<)散々だったみたいだけど。。。

今は絶対無理ですよね!

自然の再生能力もすごいですね!