2010/12/03

やっぱり大量にいるぜ!

龍郷ガーデニング婦人部の活動が昨日ありました。

何のサークルかぁ?   というと

単に集落美化活動をしている集まりです。

でも、美化=ガーデニングと言うほどシンプルな趣味的な

活動じゃぁないんですけどね。




いかんせん、亜熱帯の島、放っておけば

凄い勢いで雑草が生い茂り、

その叢にハブが迷い込み、

ゴミを捨ててく人も出てくるざんすよ。


私は夫のお墓の周辺が空き地だったのがきっかけ。

お墓周りの整備は精神安定剤よりはるかに効いたし、

縁もゆかりもない私たちのために集落墓地を

確保して下さった集落のみなさんへのお礼の

意味もあり、さらには夫のお墓の周りにゴミを

放置して行く人々が許せなかったから。



地味~に花壇整備なぞをしていたら、

「バラバラにやるよりみんなでやった方が早いよね。

まずは県道沿いを綺麗にしようよ」なーんて

話になり、婦人部の活動は始まったのでありました。

もっともガーデニング婦人部は非公認の任意活動ですけど。







でも、今日の話は婦人部の活動報告じゃぁないんだな。


この季節特有の昆虫の話。


てーと、そー、あれ。


ヤスデちゃん。






↑の写真は、上の写真の道路の反対側。

そー、豪雨の時に崩れちゃっただわさ。

大方土砂は撤去されたものの、上の森に上がる道は

相変わらず土砂の中。

それで、「崩れた石を花壇の土止めに使っちゃえば

撤去に少しは貢献するから一石二鳥だぁ!」と

いう話になったわけさ。

婦人部活動費はちびっとだけもらってるけど、

苗、土、肥料、道具なんかがあるから、基本的に

超貧乏サークルなんよ。

植えるものは自宅の庭やその辺の植物の挿し木や

取れた種なんかが主軸だもんね。

当然、土止めのレンガなんか購入なんかできん。

ビーチからサンゴを持ってくるってのもあるけど、

まずはこの瓦礫を活用しようぜ!ってなったんだわ。


で、目と鼻の先の崩れたところに石を取りに行った時の話。

私「ねぇ、どのくらいの石がいいの?」

MK姉「結構大きいやつがいい」

私「このくらい?」と石を持ち上げた瞬間、


いましたよ~っ!

うごめいてる!

10匹/石ってところか。


へーっ、土砂崩れでハブも落ちてきたって話は聞いてたが、

ヤスデも一緒なんだぁ・・・


私「ヤスデがいっぱいいるよ。」

MK姉「ぎゃーっ!ひえーっぇ!!!」



そー、彼女は島生まれのUターンの癖して、

ヤスデは見ることもできないくらい苦手。


MK姉「だって、私が子供だった時に見たヤスデは

ヤンバルトサカヤスデじゃぁない!」が彼女の言い分。


島固有種?のヤスデは小ぶりだけど、

台湾→沖縄で奄美入りした外来のヤンバルトサカヤスデは

3~5cmとでかいんだわ。

だから、私も初めてみたときは「ぎょえっ~~~~~っ!!!」でしたが、

今は驚きもしない。おー、慣れって怖い。

というより、家の中や周りじゃなければ平気っていうことなんだけどね。



私が黙々と石を集め、ヤスデがいないことを確認し、

MK姉はそれでも信じられないらしく、じーっと石を

観察してから一輪車へ。


普段のMK姉はミミズでもクモでもOKなのになぁ・・・



そして、ガーデニング活動終了時。

長靴の底を丁寧に洗うMK姉。

「だって、卵とか底に付いたままかもしれないじゃない。

土が着いたままなんて耐えられない!」


島生まれでも都会暮らしが長いUターンは自然の一部に耐えられない、

そして、衝撃慣れしたIターンは加速度的に自然に慣れていく・・・

なーんて瞬間でした。


ちなみに、石の下でうごめいているヤスデ君たち、

次に豪雨が来ると集落内に流れちゃうも。

きゃー、大変。

それこそ、厳しい自然界より楽ちんの人間界だと

繁殖し放題?

1匹で150~300倍になっちゃう、ゴキブリより上手な奴らです。

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