2011/09/21

台風報道を見ていて

被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。


うーん、TV報道は変だ!と思うようになった私は島んちゅうになれたのでしょうかね?


傘をさして、傘が壊れ、

電車が止まって、駅で途方に暮れている人々が

ガンガンとTVに映ってますが、

台風激戦地に住んでいると、

それらが異常に見えてくるんですね。

私が東京に住み続けていたら、TVに映っている人と同じだったはずなのに。

学校が早く終わったときだって、

会社で早く帰れ!って放送が入ったときだってあったのに

当時は台風自体は侮ってましたね。


でも、今では


台風は地震と違って、かなりの精度で予測されているのに・・・


規模も到着時期も分かるのに・・・   と思うようになったですよ。

 
気象庁が、屋外作業をするな、外に出るなって
 
呼びかけていること自体が過保護に見えちゃうんですね。
 
 
だって、
 
奄美に台風が来るときは、そんな呼びかけなんかしてくれないですよ。
 
天気予報だっておざなりだし。
 
 
だから、引っ越した当時は、台風襲来の度にビクビクしてました。
 
 
でも、
 
 
慣れるんですねぇ。
 
ご近所漁師の人々が、フィリピン沖で台風が発生すると
 
ずーっとウォッチしていて、
 
襲来3日前くらいになると、港の船が養生を始め、
 
その養生のレベル(=船を安定させるロープの張り方)に合わせて
 
心構えをするようになり、
 
「台風が来たら、屋根が飛んでも一歩も外に 出れないんだよ。
 
だから、事前準備が大事。
 
台風が来たら家から出れないんだから、DVDを借りまくるとか
 
日ごろ出来ない家仕事をするんだよ。」と教えてもらいました。
 
 
そのうち、台風発生とともに、気象庁の天気図と台風情報を
 
自分で見るようになり(だってTV報道なんかされないもん)、
 
気圧で規模を推察するようになり、
 
ご近所と「植木鉢を家に入れるか?」どうかを話すようになり、
 
今では、ちゃんと一人でも養生できるようになりました。
 
 
 
自然には逆らえません。
 
だから、その自然にどう寄り添って、快適に過ごすかを
 
台風激戦地だからこそ、地元の人は知っているんだと思います。
 
 
関東以北のみなさん、
 
気圧の低い(=規模の大きい)台風の時は、外に出てもロクなことはありません。
 
「毎回こんな台風が来る島なんか信じられない!」なーんて思う前に
 
毎回台風が来てもびくともしない島が何をしているのか、
 
TVに報道されない島の対策にも目を向けてくださいましね。

1 件のコメント:

よっしー さんのコメント...

龍郷で家が倒壊したと昨日テレビで見ました。
長雨で地盤がゆるんでいるようです気を付けてください。

赤土が流れ出して海が心配です、またあの綺麗な海の奄美に行きたいです。

龍郷と言えば・・・以前、もう数年(もしかしたら10年たつかも)龍郷の海岸で釣りをしていたときにおじさんの死体を発見しました!
岩場混じりの砂浜に流れ着いていました。
その日は奄美最終日で最後の釣りをしたくて結局そばのお店(珍しく道路より海側にあった!)の方に現場を確認していただきその場を去って釣りをしていたのですが、飛行機の時間も間際にホテルに警察の方が来られて発見時の事情を聞かれたことを思い出します。

水辺ではいろんな事があります、そんなことも含めて気を付けてください。