2013/03/22

小学校の卒業式は集落の一大イベント

今日は奄美大島の小学校の卒業式。
 
なので、当然、我が集落の僻地小学校も卒業式。
 
都会や名瀬の学校と違い、生徒数が少ない
イコール
PTAも少ない、
卒業生の親御さんだけでは聴衆が少なすぎる!
それだけが理由ではありませんが、
学校行事の卒業式と入学式は
集落民で都合の付く人間はみんな参加します。
 
 
 
小学校の卒業式は、学校ごとに内容が違うらしいですが、
我が集落小学校の式次第は、極めてシンプルだけど
結構、感動モノです。
 
 
6年生の担当だった先生が、卒業生を引率して入場です。
 
全員で28人の小学校から6人の卒業生です。




国歌を合唱し
卒業証書を授与。
卒業生が少ないので、「以下同文」はありません。
一人ひとりの証書を全員分読み上げます。
 
 
式辞やお祝いの言葉が続いたあとは
卒業生が学校に寄贈する記念品贈呈。
卒業生代表が目録を読み上げます。
今年は、校庭に置く木製のベンチと
サッカーボールが校庭横の川に落っこちないためのネットでした。
 
お別れの言葉として、
卒業生から後輩へ、
在校生から卒業する先輩たちへ
 
僻地小学校ならではの、全員が「ひとこと」話します。
 
その間に、校旗の引き継ぎ。
 

 
最後は生徒全員で合唱タイム。

 
 
小さい学校ならではのアットホームな感じ満載でした。


僻地小学校は、生徒が少ない分、
 
勉強に落ちこぼれてしまう生徒ゼロ
(だって、先生は家庭教師並みのつきっきり)
 
全校生徒が兄弟のように育つから
いじめゼロ、
 
本当に大家族のように育っていきます。
 
 
でもね・・・
 
 

 
うーーん、来年度は6年生が不在・・・
 
ということは、卒業式がない年になるんですよ。
 
それは、ちょっとねぇ・・・・
 
少ない生徒数が魅力ではありますが、
世間では当たり前に起きることが起きないのはねぇ・・・
卒業式がない、
入学式がない、
同級生がいない、
クラブ活動ができない、・・・
 
などなどの事態は最小限に留めていくために
何かするのが大人の務めと思った次第でございました。
 
 
 

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