2011/10/19

島めぐり~沖永良部島

前日入りした沖永良部島での会議が終わって、
翌日は徳之島へのフェリーが出る前に
ぐるっと一周してきました。

沖永良部島も喜界島のように、サンゴの石垣が沢山ありました。



奄美大島には、あまりサンゴの石垣は残っていません。
石垣の間に猛毒のハブが潜んじゃうから、
石垣を壊しちゃったんだと聞きました。
でも、サンゴが隆起した島である、沖永良部島や喜界島では
沢山見られますよ。


知名町の中心地を出発して、時計周りで島を回ると、
ずーっとサトウキビ畑です。


まるで、北海道の畑を南の島に持ってきたみたいでした。


ちょっとだけ、観光。
最初のポイントは、田皆岬。


東シナ海に突き出した岬で、高さ51mの断崖絶壁なんだとか。


サイパンの万歳クリフを思わず、思い出しちゃいました。


再び、サトウキビ畑の連続を抜けて


ヤギなんかも飼われてて・・・


きっと食べられちゃうんだろうなぁ・・・
(キャー!!!なんて言うあなたは、まだまだ奄美素人です。
奄美群島では、ヤギはペットじゃないんですよ)

農業貯水池と思しき池も沢山あって、
亀が連なって日向ぼっこしてました。


歴史も学ばないと行けないので、
和泊町歴民館へ。

高倉がありました。
「うーん、奄美大島と同じ文化なんだぁ・・・」




家の作りも似ているし・・・


と思っていたら、奄美大島の笠利町から移築したとか。

えーっ!そんなの有り???

でも、お墓の構造が奄美大島とは違うことが
よく分かりました。

沖縄に行ったことのある人なら、
沖縄の墓は独特な琉球様式であることはご存じのはず。
沖永良部島も琉球様式の流れを汲んでいて、
骨壷がお墓の後ろに埋められているか、
立派な納骨堂を建ててます。
墓自体ではなく、先祖=遺骨を拝むのだとか。
奄美大島のお墓の納骨部分が地上に出ているのを
不思議に思いましたが、その流れを少し汲んでいるのかも・・と思いました。




次は、日本一のガジュマルの木。


小学校の校庭にあります。


フーチャと呼ばれる、潮吹き洞窟。


風の強いときや台風時には20~70mも吹きあげるのだとか。


与論島が島の周りをビーチが取り囲んでいるのに対し、
沖永良部島は同じサンゴが隆起してできた島だけど
砂浜が限られていて、男っぽい(きゃー、セクシャルハラスメント?)島だと
思いました。


フェリーの時間も来たので、和泊町の中心部へ。


西郷隆盛が沖永良部島に流された時の謫居後近くの眼鏡橋。
と言っても、眼鏡橋の上に普通の橋が被されてましたけど。


フェリーで沖永良部島を出航。
徳之島まで2時間の船旅です。

大きなフェリーでしたが、
甲板はご覧の通り誰もいなくて、
高さがあるので、結構、怖かったです。



客室部分へ繋がる廊下。


売店もありました。



飛行機だとあっという間ですが、
料金が高いこともあって、
島民にとっての足はフェリーなんだなぁと思いました。

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