先程、全ての売買契約が完了。
写真に写る駒沢公園のヒマラヤ杉の景色が気に入って買ったマンションだが、やはり奄美の海には足元にも及ばないとつくづく思った。
引っ越し整理協力で実家の父が長期滞在中。父の朝晩の日課が釣りだ。「はた」を釣って味噌汁で頂いた。
でも、番屋のじいちゃんの魚はもっと大きかった。
Iターンしたホテルレストランのサービスチーフが番屋じいちゃん魚の調理を考えてくれた。
刺身と塩焼き。
すっごく美味しいかった。
更に数日後。
朝、シャワーがわりに家の前で泳ごうとしていたところ、3軒どなり先のご近所さんが「朝ご飯はもう食べた?かんぱちを釣っただけど、食べない?」
すっごく美味しかった。
親切な電気屋さんとカーテン屋さんのおかげです。
朝から足場を作って、五メートルの高さに登り、ファンとカーテンを取り付けた後に更に余計な一仕事。
皆さん、設計段階で取り付けのことも考えましょう。
でも、今日は朝から元気な太陽が容赦なく照りつけている。
洗濯ものは干すその場から乾いていく。
これぞ亜熱帯と思いつつ、やっぱり暑い。
我が家のエアコンは寝室と客間になる日本間にしかない。
室外機の寿命が3〜5年だからだ。
シマびとはこれ以上エアコンはいらないといい、島外から移住してきた宇宙人はエアコンは必死という
後数日様子を見て、決めよう
奄美に着いてみて、ニュースほどご当地は被害がなく、皆しらっとしていた。
預けた車を受け取り、九州ラーメンを食べて買い出しに向かう。
買い出しは奄美きってのパワーセンター、ビッグツー。
脚立やら日用品と一緒に晩御飯の材料も買う。
台風の影響で漁はなく、2日間は鹿児島から物質も届いていないはず。
ジュースは売り切れ、鮮魚コーナーは大半が冷凍解凍ものだった。
そこに場内アナウンス。「生マグロ、入りました!」
この辺で取れるんだから、めばちマグロ。大トロと中とろを東京から考えると破格でゲット。
現地に向かう。
隣の屋根瓦はぶっ飛んでいたが、我が家は無傷に等しかった。
ミサワの久永さんが既に我が家の外壁掃除を済ませてくれていた。
台風の後の水洗いは必死。
所用を済ませ、晩御飯。マグロは本当に美味しかった!
我が家の荷物は相当厄介らしい。
最後が船になるから、普通以上に養生が必要。
さらに問題の大型絵画、一枚板のベビーダイニングテーブル、電子ピアノあり。
最後の難物がドラム式洗濯機。
くくり付けの家具が素直に邪魔して出ない。
最後はくくり付けの家具を壁から外した。
ふぇ〜
といっても、日通というプロが運んでくれるので、私達はただボーっとしてるだけ。
家具はダイニングテーブルと椅子、AV機器ぐらい。知人にさんざん押し付けた結果だ。
ここ数日はずっと箱詰めに追われたけど、今日でそれも終わり。
ばんざーい!
さて、どうする?
今のマンションでは、普通のごみに加え、段ボール、カンビン、粗大ごみがいつでも出せる。
ところが、奄美の家の場合、近所にごみステーションのかごはあるが、分別方法、収集日の記載が何処にもない!
出入りしている業者さん達は住んでいる町が違うので、詳細が分かんない。ビッグツーで行政指定のかご袋を発見し、店の人に聞く。
分別方法は分かったが、収集日は不明のまま。
お隣は大阪に戻っているらしく不在。
町役場に電話した。
今回島にいる間には収集されない。
奄美のリサイクルセンターに電話した。
「回収サービスはない。自分で持ち込むか、専門業者に依頼して。」
「…」
専門業者って誰?
連絡先は?
時間切れで大量の粗大ごみを家に残して、一度東京にもどることとなりました。
羽田空港で飛行機の出発が遅れ、予定がどんどんズレこんだ。
奄美に着いたら、車を引き取りにバスに乗って名瀬へ向かった。
運転手さんに「名瀬港に貨物を引き取りに行くんですが、どこで降りればいいですか?」
「終点だよ。」
終点は名瀬の街中だった。
「港へはどうやって行けばいいですか?」
「ここで待っていれば港を経由するバスがいずれ来るよ。歩いたら30分位かかるよ。」
「…」
タクシーに乗って港の事務所へ。
こんな引っ込んだ場所は奄美素人には分かんない!
事務所の人「今昼休みで倉庫に誰もいないんですよ。ちょっと待っててください。」
しばらくして、「車はあの辺にあるので、先に歩いてってください。鍵をもって行きます。」
炎天下の中を5分歩いて車の所に到着。
車を引き取った後は現地に向かう。
続きは後日!