台風をやり過ごし、
近くの島々を巡っている間に
秋の集落最大のイベントの時期となりました。
その名も「種おろし」
http://www.town.tatsugo.lg.jp/kankou_bunka/gyouzi/taneoroshi.html
豊年祭の一種ですが、呼び名は場所によって違い、
奄美大島の北部では「種おろし」、
南部では「豊年祭」になっているようです。
男の列の後に、女の列が出来て
大きな輪っかを作って
男性・女性が交互に呼び掛けあって歌う「八月踊り」がメインの
歌って踊って飲んで食べる行事です。
八月踊り
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%9C%88%E8%B8%8A
踊る唄はどうも集落によって違い
さらに、唄によって全部振り付けが異なるので
素人がいきなり踊れるものではないです。
(移住8年目でも練習してないから、超劣等生のままです。うへ)
その他に、「六調」(ろくちょう)という踊りがあって
これは、リズムに合わせて勝手に踊ればいいので
誰でも踊れます。
この八月踊り+六調+立食宴会の1セットを
昔は一軒一軒回ってやっていたそーな。
今は、集落を6ブロックに分け、
ブロックの空き地とかで1セット×3か所×2日の6セットです。
1セット、ざっと2時間なので、この行事、述べ12時間でっせ。
立食宴会の合間には、「お花の披露」と呼ぶ
「XXさんより、金一万両頂きました~~~~!」と言った感じの
寄付の発表があります。
この寄付金、1年間の集落運営費になるので
スキップは許されません。
で、我がブロックは2日目最終セット(=2日目の3か所目)。
女性陣が料理、男性陣が設営担当となります。
料理の準備は、2週間くらい前の打ち合わせからスタートで
その日に出すメニュー、買い物当番を決めます。
当日は、下ごしらえをそれぞれの家でやってから
午後2:00に集合。
こんな感じで、作ったものを個包装していきます。
料理の準備が終わったのが、18:00。
3ブロック目の開始予定は午後10:00くらい。
なので、9:30くらいに準備に入ります。
作ったものは、
トン汁、
ふりかけお握り、
龍郷小の生徒が育てたもち米入りおこわおにぎり、
きゅうりの酢の物、
タコのアヒージョ、
お漬物、
ガトーショコラ、
ドーナッツ
(炭水化物のオンパレードだ・・・)
小学校からもち米が配給されるので、もち米メニューは必須、
さらに、狩猟の達人、SG兄から全ブロックにタコが配られ、
ブロック対抗料理合戦とまでは言いませんが、
与えられたお題メニューも欠かせません。
買ってきたものは、
盛り皿
(いかに不人気と言えども、必須の定番)
サンドウィッチ盛り
ビール、最初から水で割った焼酎、ノンアルコール、ソフトドリンクを用意し、
後はお客様を待つばかり。
太鼓の音が聞こえるようになったら、
広場の入り口でお出迎え。
3ブロック目スタートです。
1周踊って、お花の披露が終わると
サービス開始です。
立食と言っても、お客様がバイキングのように取りにくるのではなく
ブロック住民が黒服のように
「おにぎりはいかがですか~~~?」と回ります。
3セット目だから、もうおなかいっぱいだろうと思ったら、大違い。
みなさん、良く食べます。
そして、この日は暑かった・・・。
飲み物の手配が完全にミス。
10月下旬の夜は、通常、冷える+ラストなので
暖かいものを用意したら、
缶ジュース、ビールは飛ぶように無くなりましたわ。
この気温に左右される飲食準備、結構、大変なんですのよ。
一通り踊って、最後の締めは「名瀬郷友会」の皆さんのご挨拶。
どんなに離れてるんだぁ???
バスで30分余り。
昔、交通の便が悪かった時の名残なのでしょう。
壮大なお別れが終わって、お開きとなりました。
午前0時。
今年は終わるのが早かったですよん。
後片付けをして、
反省会と称するブロック住民の打ち上げが恒例です。
でも、すごーーーい雨が降り出して、
今年は1:00AMで引けました。
はやーい!
種おろしが終わると、冬が来る感じです。
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