奄美大島の移住体験ツアー3日目の朝は
大和村(やまとそん)国直(くになお)海岸からスタート。
普段は朝日が昇る海に面した家に住んでるので、
日が昇らないビーチは非日常的。
(だって、ここは夕日のメッカ)
(だって、ここは夕日のメッカ)
最初は先輩移住者宅訪問です。
100年超の古民家です。
最近、空き家調査付いてますが、
人が住んでいる古民家は久々です。
このおうち、もともとは違う場所に建てられてて
通算で100年超えだとか。
奄美様式のおうちはプラモデル形式で
実はポータブルなんですよ。
釘を使わず
石の土台の上にちょんと載っているだけなので
実に簡単に解体、組み立てができちゃうんだとか。
便利~~~!
とはいえ、見事なフクギの防風林。
フクギの木は成長が遅い反面
潮風に強く
草木染めにも使われます。
ただ、落ち葉がすごいので
残念なことに、結構、伐採されちゃっているのが実情。
そんな中、この国直海岸はフクギの雑木林で有名でもあるのです。
外装は100年超とは思えないリフォーム具合。
でも、引っ越してきた時は
屋根と柱はあったけど
外壁は立てかけてあった程度だったとか。
ご夫婦ふたりで、改修をがんばったそーです。
歴史を感じさせる玄関上。
風情、ありますよねぇ~~~。
玄関を上がると、
お座敷の日本間の周りは外廊下。
うん、奄美様式だぁ。
和室を取り囲むように廊下が付いている家が多いです。
でも、天井が低いおうちが多い中
天井、高い!
そー、台風激戦区の奄美の古いおうちは
家自体が風に当たらないように
低い家が多く、
おのずと天井が低い家になるのですが
まれに天井の高いおうちもあります。
そして、
実はここ、母屋とキッチンハウスをつなぐ外廊下。
そー、古いおうちは、
居間兼応接間の座敷ハウスと
キッチンハウス、
外お風呂
外トイレと
建物自体が分離しているんですよ。
この分離した建物を強制的に1つに改造した古民家が多い中
別棟のまま使っているそーです。
(一体化したおうちは、家の中に雨どいが付いてたりしてます)
ボロ家を中心に空き家調査をしてきましたが
住んでいる人がいる古いおうちは
おうちに愛情が注がれている分
輝いてました。
これから、奄美に越してこようと考えている皆様、
「まずは賃貸」と思い、
案内される家々がボロ!、廃屋!とびっくりしないで。
人が住んでいる古民家をたくさん見てみてくださいまし。
自分の改修プランを考えてみるのも楽しいですよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿