悲しい出来事は、大変楽しい思い出の後に突然起こりました。
東京から友人ファミリーが遊びに来ていて
みんなで加計呂麻島から戻る
7月最終の月曜日の夕方のことでございました。
加計呂麻島には
自分で大島海峡を漕いで渡る以外
フェリーに乗らないといけません。
で、加計呂麻島にはMy アコードを載せて渡り、
帰りのフェリーが古仁屋港に到着し
皆が下船を始めたときのことでございました。
友人ファミリーが後部座席に乗り、
ドアを閉めようとしたとき、
ベリ、ベリ、ベリ
!!!!!!
なんと、後部座席ドアが!!!
左隣にいたトラックが
Myアコードの後部座席ドアをひっかけたまま
発進してしまいました。
あげ~~~~~~
ドアがまがっちゃったよ。
フェリーにはおまわりさんも乗船していて
その場で警察に届けることになりました。
人身ゼロ
My アコードの物損のみ
おまわりさん「物損のみなので、民事不介入となります。
フェリーの誘導員は、道路交通法上、責任はありません。
(えー、ほんと?
だって、トラックに行っていいって指示出してたじゃんか。)
事故証明はすぐに出せますが、
後は当事者同士で解決してください。
個人情報は開示できなくなるので、
今、この時点でお互いの連絡先を交換した方がいいですよ。」
そのトラックを運転していた人(以後、IZMさん)は
会社の現場である加計呂麻島の渡連からの帰りで(=業務上だよね!!!)、
IZMさん「会社の窓口は社長になります。
保険会社とかも社長に聞かないと分からないです。」
そして、その場を私たちを除き、
みんな、帰って行きました。
私たち、ドアの閉まらないこの車でどーすりゃいいんだ!
もうじき、日が暮れるぜ!
とりあえず、保険会社へ
ネット企業を一応経営しているので(関係ないか)
自動車保険もネット保険のZurich
Zurich「お客様は過失ゼロなので、示談交渉は保険会社としてできません。
レッカー特約にはお入りになっていませんが、こちらで探しましょうか?」
ふえぇ~~~、
ショックが満載!!!
まずは、帰り道の確保が先決。
だって、ドアの閉まらない車で峠越えなんぞ
キッズが二人もいるのに
事故の後で絶対にしたくない!
でも、バスに乗って帰るには
遊び道具が多すぎる、
名瀬にたどり着いた後は
バスはもうない・・・
そして、友人ファミリーは明日、島から戻るから
絶対に今日、家に帰りつかないといけん。
焦って、古仁屋のレンタカー屋さんを当たるも
NGの連続。
そして、ドアの閉まらない車をどうするか?
島の地形を分かっていない保険会社が
レッカー手配を夕方から出来るなんて信じられん。
とりあえず、一緒にカケロマに行っていた
カヤックの先生のGONちゃんに
ファミリーママとキッズ、
島友達のK子ちゃんを載せて
帰ってもらうことにしました。
それでも、ファミリーパパと私が乗る車と
My アコードの問題は解決していません。
!!!
そのとき、救世主を思い出しました。
My アコードは車検を終えて11日目。
それも、今回はいろいろチューニングしたので
HONDAの正規ディーラーにお願いしてました。
私「古仁屋で事故にあってしまって(どこかのCMみたいじゃ)、
レッカーと代車がいるんですけど・・・」
HONDA「今から代車の手配をするので、
3時間後ぐらいかかりますが
古仁屋まで行きますよ」
HONDAを待っている間、
IZMさんの会社の社長さんに電話をし
私「トラックの保険会社を教えてください。」
社長さん「トラックは会社の持ち物でないので
(=人様のトラックを借りて現場に行っていた)、
今は分からないので、
明朝、調べて電話します。」
どっぷり日が沈み、
港にいるのは、ファミリーパパと私と壊れたアコードだけ。
そして、HONDAがレッカー車に代車を載せて
現れました。
あ~~~、助かった。
これが、事故の顛末です。
そして、その後。。。
次の日、社長さんから電話は来なくて、
私が電話すると
社長さん「トラックは保険には入っていませんでした。」
無保険車・・・
私「では、これから先、誰とどう交渉すればいいんですか?」
社長さん「お金は払いますが、事故現場にいたわけでないから
連絡は運転手(=IZMさん)にしてください。」
はげ~~~、業務上だろ!
そして、無保険車にありがちな状況に私も陥っています。
そー、いまだに解決していません。
(と言うより、交渉になってない・・・)
それでも、私は車がないと困る・・・
修理費用は58万円。
後部ドアの交換だけでは済みませんでした。
後部ドアが曲がっただけでなく、
トラックに引きずられたことで、
助手席ドアも前に押され
開かなくなりました。
その結果、
後部ドアを支える支柱にも歪みが出て
自動車の構造自体に問題が出ちゃったそうです。
修理代を払ってくれる気配が全く見えず、
78,000キロ走ったアコードくんをどうするか
悩みました。
このアコード君は、ただの車ではありません。
亡くなった夫と東京から一緒に引っ越し、
思い出もいっぱい詰まっている車。
だから、今回も車検を通し、
いろんなチューニングもしてもらって
まだまだ走る気でいました。
でも、躯体に問題が・・・
私「私がもし車を買ったら、
このアコードは直して売るの?」
HONDA「いえ、廃車にします。
修理費用がかさみ過ぎてて、ダメです。」
あげ~~、再販価値が本当にゼロってこと?
示談はまだ終わってない(始まってない?)ですが、
ついに、アコード君とさよならすることになりました。
今日、アコード君は廃車になってしまいました。
でも、前に進まねば。
新しい車は11月上旬納車です。
(うーん、やっぱ、遅いのは島だからだよなぁ・・・)
今回の重た~~~い教訓。
教訓1:どんなに古い車でも車両保険に入っておくべきだった。
無保険車にぶつけられて、しかも過失ゼロで
さらに躯体がやられちゃうケースなんて
想像してませんでしたわ。
車両保険に加入していれば、示談を諦めた段階で
車両保険を行使できます。
その場合、車両保険金が支払われるので
債権者は保険会社に移り、自分でやる必要がなくなります。
でもね、過失ゼロなのにさ、
来年の保険料は上がるんだよな・・・
ブツ、ブツ、ブツ
そーは言っても、今度は加入します。
教訓2:「示談は保険会社がやってくれる」が成り立たないことがある。
保険約款に書いてあるのかよ~~~!と叫びたくなりますが、
きっと、どこかにすごーく小さい字で書いてあるのでしょう。
Zurichいわく「加入者様が保険を使わない限り
保険会社が交渉当事者にはなれません」だと。
つまり、過失ゼロのときは、保険会社は不介入です。
おー、マイゴッド!
教訓3:レッカー特約神話は信じちゃいけないかも。
ネットで保険加入したので、
私はレッカー特約を見逃してました。
だから、入ってませんでした。
でも、特約つけてたとしても、日本全国、どこでも手配できるなんて
ありえ~~~~んと思いましたわ。
それよりも、ちゃんと繋がるディーラーや整備工場と仲良くすることが
田舎では大事と肝に銘じました。
本日の教訓はこの辺でおしまいにしときましょ。
(十分長いけど・・・)
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