2011/05/15

島の結婚式

仕事でお世話になっているところの若者の結婚式に


出席しました。


シマんちゅうお式でデビューです。




奄美大島での一般的なお式というと、名瀬にある奄美観光ホテル。


宿泊施設を持たない、宴会専門のホテル?です。


会費制で、ご祝儀がない代わりに引き出物もなし。




式の主催者は、”実行委員会”なる友人たちで、


だから親族が上座に座ります。



招待客の人数は圧巻で、一般的なお式で300人前後だとか。


昨日のお式も300人ちょっと。


島んちゅうは、親戚縁者がたくさん島に住んでいて、


幼稚園から高校まで一緒の同級生もわんさか。


どこで線引きするのか、難しそうです。



招待客が多いせいか、円卓じゃなくて、ずらーっと縦にテーブルが並びます。


受付でテーブル座席番号が記載された式次第を受け取って、


自分のお席を探します。




お酒も焼酎の水割りがあらかじめ、ピッチャーに入れてありました。

おー、島の宴会じゃぁ!って感じです。




私がこれまで出席してきた結婚式と大きく異なるところは、


式次第にもありました。


来賓祝辞の後に、”祝唄(いわいうた)”があり、


”家族紹介”では、参列している親族全員を紹介。


新郎、新婦の親族合算で、東京でいう円卓10個分くらいの人数!


親族のつながりを大事にする、島ならではってところでしょうか。



そして、”こども花束贈呈”。


「何のこっちゃ?」と隣の島ンちゅうに由来を聞くと、


家族が受け継がれていることを意味しているとか。



宴もたけなわになってくると、新郎新婦のお色直しで余興という


流れは東京と変わりありませんでしたが、余興に掛ける


熱意は並々ならないでしたよ。


だって、主役のひな壇が舞台脇に設置されていて、


舞台は余興用なんですから。



新郎の仕事仲間が繰り広げた徳之島闘牛をイメージした余興や、




行政ガールが踊るベリーダンス(一番人気!殿方達は


釘づけでした)、カラオケ(ま、これは内地でも見かけますけどね)、

新郎も踊るマツケンサンバなどなど・・・。



このころになると、みんな、自分の席に座ってなくて、


お酒の入ったグラスを持って、いろんなところに


移動しちゃいます。一見、タダの宴会?です。




でも、”六調(ろくちょう)”という島の踊りを全員で踊り、


新郎新婦を祝って、クライマックスへ。




新郎、新婦の門出を祝うと同時に、集った人々が


それぞれディープに絆を確かめ合うっていう感じでした。




お式は6:30から始まり、終わりは何と10:00。


奄美の大繁華街、屋仁川(やにがわ)で


参加者が勝手に集って2次会が開催され、


数多くの2次会会場を新郎、新婦が回っていくようです。




極めつけは、最後に新郎実家に乗りこんじゃうところ。


披露宴が終わると、いろんな人々が実家にお祝いに駆けつける島です。




私がお邪魔したのは、午前1:00をとっくに過ぎた時間。


それでも、ご実家のご家族を始め、ご親族の皆さんが大歓待を


してくださいました。奄美だぁ~~~!





なにはともあれ、



HRSさん、SC子さん、末永くお幸せに!!!





0 件のコメント: